北風と太陽
イソップ童話「北風と太陽」のお話。
あるひのこと、きたかぜがたいようにちからじまんをしています。 「ボクはなんでもかんたんにふきとばすことができる。いちばんつよいのはボクさ!!
「たしかにいちばんのちからもちはきみだけど、いちばんはどうかな!?
「よし、ちからじまんをしよう!あのたびびとのふくをぬがしたほうがかちだ!!
きたかぜは、ピューピューパワーでいきおいよくいきをふいて、たびびとのふくをふきとばそうとします。しかしぎゃくにたびびとは、あまりのさむさにふるえてふくをぬぐどころかコートをまとってしまいました。
つぎはたいようのばん。たいようはニコニコパワーであたりをてらしポカポカにしていきます。たびびとはあせだくになり、コートやうわぐつをぬぎはじめ、さいごには、はだかになってしまいました。
「なんでもちからずくでやろうとしたボクがまちがっていたよ。ボクのまけだね。」
心の中にも北風と太陽が共存をしており、例えば大人たちは時計とにらめっこをして無理やり事を時間内にすまそうとしがちです。しかし、できることの芽を摘む前に時間にゆとりを持ってできることはさせ、ニコニコパワーを出しながら見守ることが必要です。
お子様との時間の共存ができていますか?