2012年1月31日

苦手なところを突く

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ — スキップ江原 @ 10:08 PM

スポーツはほとんどが相手との駆け引きです。自分のベストを尽くしつつ、相手の出方を分析しながら戦い抜く。どのように闘うかが勝利への鍵となります。

先日、全豪オープンで錦織圭選手がベスト8入りし、世界ランク20位まで登りつめました。昨日の報道ステーションでの松岡修三さんとの対談の中で、「相手にテニスをさせない」のような内容の事を話していました。

フォアハンドでは適わない相手に対し、バックストロークしか打たせないところへ打ち込みミスを誘う。力を温存しながら勝利を物にする。

サッカーでも右のドリブルが得意な選手にあえて左にしか行かせないようなディフェンスをし袋小路にする。野球でもホームランバッターに誘い水や苦手コースに投げて大振りをさせる。

私の愛読書「スラムダンク」でも、海南戦に望んだ湘北も、インプレーしか出来ない花道を試合中に見破り、リバウンドすららせず自滅させる。相手を利用することで楽に試合を運ぶことができる。

ピンチになった時こそいかに冷静な判断が出来るかどうかです。未来の名プレーヤー達。たくさん失敗経験を重ねて、楽な勝ち方を学んで下さい。決してセンスや力だけでは通用しませんよ。



2012年1月29日

集中力を研ぎ澄ませ!「ドミノ編」

Filed under: 保育・指導のツボ,子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:33 AM

中川区 富田体育教室にて。

幼児・児童とも、ドミノ倒しに挑戦。

ドミノ幼児コースは親も参加。始めは笑い声も聞こえる中、楽しそうに並べていました。

が、幼児コースともなると会員の弟や妹、つまり赤ちゃんが匍匐前進をしたり親元に近寄ってきたり、当然、一緒になって並べようとする子もいます。

子どものクラブのはずが親達が大興奮。

完成が近づくにつれミスが許されず、殺気立ってきます。

大人が子どもに伝える瞬間が見受けられました。結果はどうあれみんなで取り上げることが出来ました。

 

ドミノ児童ともなると、アート的な建造物が出来てきます。トミカの車の登場です。

彼らの課題は、1全部のピースを使い切ること。2.全部をつなげ合わせること。

男女・学校関係なく協力し合って並べています。

写真を見てわかるようにミスをしてもいいように3つほど間引きをしてあるところも小学生ならではの工夫ですね。

が、残り5分で・・・。

来週はリベンジです。

コマ、ドミノ。共に集中力の賜物です。コマは自分との戦い。ドミノは団結力への挑戦。

この1ヶ月の活動はしゃべり声が少なく静かなレッスンです。集中しています。良い集団になってきました。

 



2012年1月28日

大垣市立 西保育園 親子体操

Filed under: 保育園・幼稚園にて — スキップ江原 @ 11:59 PM

今日は、大垣市立 西保育園の「親子体育あそび」の講師を務めてまいりました。

前日の雪はやんだものの冷たい空気の中、たくさんの親子に参加していただき、元気に裸足での活動となりました。

大垣市立 西保育園 大垣市立 西保育園
腕支持 モップ

前半の1歳児から3歳児、後半の3・4歳児の1時間をたっぷりと楽しんでいただきました。大変お疲れ様でした。



2012年1月26日

畜生!!

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:00 PM

今月は何処の会場も独楽三昧。5歳児ともなるとほとんどの園児が自分で巻いて回す事ができます。しかし、ただ回すだけでは物足りないので、お盆やお皿・ペットボトルのキャップなどの中で回す事に一生懸命になっています。

独楽回し標的が小さくなれば小さくなるほど的中させるのは難しくなります。何回も失敗をするたびに子ども達は静かになり集中力を高めていきます。でも、口々に 「ちくしょう!」「ムカつく!」「もー!」などの声が出ます。

でも、いい意味での「畜生!!」がここ最近の子ども達には少ないと思います。努力なく出来てしまうのも良い事ですが、何度も失敗を重ねて挫折を味わい、そこから獲得できた時の感動を体験させてあげたいのです。

その為にはたくさん「畜生!!」を連呼して欲しいと思います。 独楽レッスンは本当に人格が出ます。一度お試しあれ。



2012年1月25日

スキップ 雪あそびツアーのお知らせ

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:58 PM

今年も「スキップ 雪あそびツアー」を企画致しました。今年は雪の当たり年でスキー場もゲレンデコンディションが最高の状態です。

スキーが出来る子や体験をしてみたい子はスキー板を装着し、頑張って滑ってみましょう。

そりあそびをしたい子は転んでもくじけずに滑降してみましょう。

バスの中も楽しみ。お弁当も楽しみ。当然ゲレンデでの雪あそびも楽しみ。そんな1日を体験してみみませんか?

一般の方やお友達でもOKのツアーです。皆様からの申込をお待ちしております。

詳しくはホームページをご覧下さい。



2012年1月24日

教えることの難しさ

Filed under: 保育・指導のツボ,保育園・幼稚園にて — スキップ江原 @ 11:46 PM

今年も保育園レッスンでは毎年恒例の 「独楽回し」。巻き・投げ が上手く出来ないとコマは回りません。また、軸が地面と垂直になるように投げないとコマは転がっていってしまいます。

コマがなぜ体育レッスンに導入されているの? 毎回親御さんに聞かれます。回すだけであればただの「あそび」ですが、独楽回しは大変奥が深い。それは実際にやってみればわかります。(ブログではその意味は教えません)

5歳児は昨年からの意識があり、ほとんどの子ども達が回るようになっていました。そこで、初体験の3歳児にコマをレクチャースしてもらうことに。マンツーマンによるコマ先生の登場。

コマ先生 コマ先生

そこで5歳児は教えることの難しさに直面しています。自分では回せるのに教えるとなると・・・。

子ども達はたまらず「先生、○○ちゃん、教えているのにうまくやってくれない。」自分へのもどかしさと直接怒る事はかわいそうという意識が働いているんでしょうね。

「そこを頑張って教えてね」。コマ先生に委ねて私や担任の先生達はヒヤヒヤしながらも眺めるだけです。

「○○ちゃん回ったよ!」 自分ごとのように喜ぶ5歳児と何が起きたかわからない3歳児のペアが増えてきます。

コマがもたらす縦割り保育。独楽回しを取り入れている保育園・幼稚園は一度お試しあれ。



2012年1月23日

重い言葉

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 12:21 AM

土曜日に仕事で社会福祉協議会の方とお話しする機会がありました。全国組織でもある社協も3月の東日本大震災による要請で、この方は5月に2週間ほど業務援助で出向したそうです。

岩手県大槌町は、町長以下、職員のほとんどが未だ行方不明という沿岸の町で、現在も小学校の校庭が仮設庁舎という状態。私達が訪問した秋の東北とは状況が違い、辺り一面瓦礫の山だったそうです。

家を流されても家族が健在な方にも、家も家族も失った方にも、同じ「頑張りましょう」という言葉をかけられなかったと言います。

そんな状況下でも被災地の人が、「くだらないことでも良いから笑わせてくれ」と話しかけたそうです。

生活を取り戻すことも確かに必要。しかし、ハード面と同じくらいソフト面(癒し)も求められていた事に何も出来なかったそうです。

「笑わせて」といういう言葉が重く感じましたが、いつかまた依頼要請がある時にすぐに出向でき、心から笑っていただけるあそびや演出が出来るよう、準備しておきます。



2012年1月20日

インフルエンザに要注意

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 2:26 PM

東海地方にインフルエンザ警報が出ています。学級閉鎖・学年閉鎖もここ2、3日でよく耳にします。末光指導員がレッスンで訪問している保育園は、全園児の7、8割がお休みをしているようで、少ない人数での体育レッスンとなったそうです。

今年は予防摂取を受けてもかかる厄介なウィルスだそうで、普段からの予防対策をさらに強化しなければなりません。

手洗い・うがい・栄養の摂取・適度な運動・マスク・早寝早起き。考えられることは全て行って、万全な備えでお過ごし下さい。



2012年1月19日

子ども達の可能性

Filed under: 保育園・幼稚園にて,子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:54 PM

関市内の保育園でレッスン訪問をした時の話です。 園長先生とは体育・子どもへの対応など、考え方が私と通ずるものがあり、レッスン後に1時間を越えるほど子どもについて話し込んでしまいます。

今回の訪問では「子どもの可能性」について。

5歳児がお祭りで見た獅子舞を作成し園庭内を練り歩いたそうです。すると、4歳児がそれを真似てダンボールなどで似たような獅子を作りました。

ここまでは例年通り。今年は3歳児も負けじと先生におねだりをして鼻紙やボックスティッシュ・風呂敷などを用いて取り上げ、練り歩くまでに至ったようで、私に舞を披露してくれました。

獅子舞園長先生の着眼点は獅子を通して無限に広がります。

風呂敷の中に入れば前の見えない状態の中で前後の距離と歩く速度を保たなければなりません。当然、獅子を持つ頭の子は自分の速さで歩く事無く後ろを気にしながら歩く事でチームワークが生まれます。

かぶって歩くだけでは物足りず舞を披露することに興味を示し、足の運びや頭の動き・上下のうねりなど、教えてもいないのに各学年の子ども達が研究したそうです。

獅子だけでなく御囃子(おはやし)も誕生しました。拍子木は無いのでタンブリンを持ち「タッカタッカ・・・シャラララララー♪」のリズムを3歳でも叩けるようになり、スキップにもつながるのではないかと踏まえています。

よりリアルな獅子を作るべく毎日バージョンアップしているそうで、先生達は常に子ども達の行動観察から成長を感じているそうです。

材料を用意する為にスーパーなどから準備をしなければならず、先生方は大変なのは重々承知です。しかし、子ども達の可能性を考えた時に、預かる為の体育ではなく育てる為の体育がそこにあります。

こんな環境の中にいる子ども達は凄く幸せに感じますし、そんな環境で仕事が出来る先生方も凄く幸せに感じます。そして、その現場でレッスンに携われる私も凄く幸せに思います。



2012年1月16日

1・17の教訓

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 9:55 PM

明日は1月17日。阪神淡路大震災から17年が経とうとしています。あの衝撃も高校生達は記憶に無いくらいの月日が経っているんですね。

早朝の大地震。皆さんのご家庭では何か対策をしていますか? 

ベッドの近くにはスリッパなどの履物を準備しておく。 懐中電灯などの照明器具を手の届くところに置いておく。 食料品やミネラルウォーターを持って逃げる事はまず無理だと思われますが、備えをしておく。

私の場合は四六時中腕時計をしています。時がわかる事が何かの目印になると思っています。

就寝中の地震は起きている時より気付くのが数私から数十秒遅くなってしまいます。冷静になれるわけはありませんが、布団の中に身を潜めるなどの自己防衛をし、揺れが治まってから次への対応をする落ち着いた判断をして下さい。

天災はいつ何時起こるかわかりません。出来れば来ないで欲しい。でも心と物の備えは常にしておくに損はありません。

明日という日が平和に無事に訪れますように。そして、犠牲となった方々の思いを忘れることの無い様に、今夜は寝ます。



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