2022年9月19日

美しい言葉を身につける

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 7:51 AM

半分以上をしゃべりで稼がせて頂いている私にとって、若い頃の様々な先達との出会いが今になって有難いです。

しゃべり口調が早い
日本語をしゃべっていない
考えてしゃべりなさい
人にあった言葉を選びなさい
上から物を言わない
親にわかるように子どもを叱る
言葉よりも先に表情

なかでも「美しい言葉を身につけなさい」には今も苦労をしています。

親や先生など、子ども達と接する機会の多い立場の人達の影響力は絶大で、言葉や口調を真似たり記憶に残したりするもので、学歴や知識ではなく魅力に惹かれるものです。

なじみのある言葉を使う方は広く大衆に慕われ、汚い言葉を使う人は素行や躾を疑われ、美しい言葉を使う人は意識レベルの高い人に愛されることでしょう。

私の幼児体育の先輩が副園長を務めている幼稚園は、医者や弁護士・会社経営者などの利用が多く、美しい日本語を身につけてもらうべくオノマトペ(擬音)も普段から使わないように先生方が気をつけているそうです。

子どもにとっては普通に覚えていく言葉。大人にとっては意識しながら身につけていく言葉。そんな育ちをしていないからと諦めるのではなく、ヨソ行きの自分を身につけるだけでも普段と違う環境では発揮される武器となります。

尊敬・丁寧・謙譲など丁寧で美しい日本語は、実は社会人になって実践するようになってから改めて恥をかき振り返り学ぶものです。故に今からでも遅くないですよ。

私も修行中。



2022年9月17日

祝 イグノーベル賞

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:46 AM

イグノーベル賞(独創的でユーモラスな研究)に『つまむ』の研究をなされた千葉工業大学 松崎元教授らのグループが受賞されました。

運動療育で私たちも着眼している『つまむ』『ひねる』『つかむ』『持つ』などの行為について、目で見て最適な手の形の準備をし、物を掴んだ触り心地や重みから荷重をかけて持ち上げたり捻ったりする。

当たり前の事ですが、経験値が少ないお子さんでは掴み方が不十分で、落としたり溢(こぼ)したりしますが、幾度とない経験から獲得をしていき、無意識化していく事が成長につながっていきます。

お菓子→パッケージを『つまむ』→『破る』→食べる。
ジュース→ボトルを『持つ』→キャップを『つまむ』→『ひねる』→飲む。

これらの一連の動作があそび力の向上となり生活力の向上になっていきます。

イグノーベル賞は本来不名誉な賞らしいのですが、名誉の受賞に自分ごとのように嬉しいです。おめでとうございます。



2022年9月13日

園バス事故から思う事

Filed under: やらなカン,わからなカン — スキップ江原 @ 8:27 AM

子どもを預かるという事は、成長の手助けをすると共に子どもの命を預かるという事です。

高価な置物を預かるのとは訳が違い、動いたり騒いだりして手を焼く時もありますが、それが時に癒しであったり学びであったりします。

福岡に次いで静岡でも園バスによる置き去り死亡事故が起きてしまいました。運転手は園児を無事に園まで送る。交通事故の無いように運転する。そこだけの意識だったのでしょう。

園バスやスイミングバスは送迎協力費というお金を貰っていますが、営業目的では無いので白タク扱いです。中型免許(限定解除)があれば業務に携わる事ができます。故に安全上の運行前点検(車の下に園児は潜っていないか? 空気圧やオイル点検など)や運行後点検(車内点検など)を怠る要因でもあります。

第一線を退いた方や園長・理事長などの役職の方が運転手兼任でハンドルを握るケースが多く、判断力や認知力の欠如も疑問視されている一方で、若い人を雇うまでの資金的な問題から、今後もドライバーのあり方は変わらないでしょう。

親には有難い送迎サービスですが、毎日無事に帰ってくる事が当たり前が故に、今回の幾重にも重なった失態の連鎖に憤りを感じてやみません。

保育園・幼稚園も正直言って業務が手一杯です。保育は無償化されても職員の給料は本当に乏しいもので、限られた予算でやりくりする限界も背景にあると思います。職員の給与面やゆとり面での充実と共に業務の負担減となる児童福祉予算の見直しも真剣に考えてほしいものです。



2022年9月12日

一途も良し 移籍も良し

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 10:40 PM

例えばプロスポーツ選手。幼少期から同じカテゴリーをずっと行っていたお陰で人の目に留まる選手もいれば、何かの転機でカテゴリーをかえてみたら開花した選手もいます。

当てはまるか否かはやってみないとわからないものの、チャンスは突然訪れ、また、必然的に巡ってきます。

幼少期の様々な習い事や経験は、後々開花するであろう貴重で重要な事なのです。



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