2021年4月27日

本当にやりたい仕事

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:24 PM

この世の中、やりたい仕事で生計を立てられる人はなかなか少ないです。

少年時代は、プロ野球やサッカーの選手。パイロットや看護師さん。パティシエや花屋さん。
中高生になると、プログラマーやユーチューバー。

大学生になり専門分野の学部に進学して、更に夢を現実にする人もいる中で、現実を知ってやる気が失せてしまったり、諦めてしまったりする人を多く聞きます。

やりたい仕事で生計を立てる事が良いのかもしれませんが、自分の実力が発揮できる。やりがいのある環境下で働ける。実は全くの専門外で働いて家庭や自分の時間を確保できる。

ひょっとしたら後者の方が自分自身に成長できるかもしれません。

就職1ヶ月後の離職率が多い昨今、仕方なく選んだ仕事なら仕方ない人生しか迎えられませんが、辞めてからスイッチが入る場合もあるので、失敗を生かしたもの勝ちです。



2021年4月26日

全員迷惑ですのでご安心下さい。

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 10:48 AM

発達に遅れを感じるお子さんのための運動療育の問い合わせが多く、幼児・児童共に、にぎやかにレッスンを行っています。

入会するにあたり、必ず聞かれるキーワードが、

「うちの子が入って迷惑じゃないですか?」

必ず返す答えは

「全員が迷惑ですからご安心下さい」

『迷惑』という言葉がつきまとい他の習い事では受け入れてもらえない子ども達の最後の砦。全員受け入れます。そして出来る事なら入りたかった習い事に通えるように務めます。

運動を通じて社会性を身につけるのがスキップの目標です。



2021年4月24日

理想との壁

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:57 AM

スタッフ不足から現場に入る事が多くなった。

支援を必要とする運動療育でのレッスンでは、運動あそびを通じて社会性を身につけ、家庭・学校・社会で人並みの営みができる事を願っているのですが、今年に入って負の報告と共に現場での理想の壁にぶつかっている。

・言葉でうまく伝えられず手が出てしまい、ついには退園を余儀なくされた。
・学校やスキップに通う事すら迷惑がかかってしまうとの理由で退会。
・デイサービスでは、兄弟間の刺激が強く常に喧嘩や言い争いになる。
・保育園では、子ども多様化が目立つ中でも出来ない子たちの底上げをして欲しい。

週1回1時間でいかに深い印象(運動の楽しさや成功体験)を与える事はスタッフ各々が常に考えている事ですが、理想との壁が更に大きく感じられる昨今です。

我々にも出来ない事はあります。まずは近い目標からクリアしていき、時間をかけてみんなが幸せになれるよう微力ながら務めていければと改めて思いました。

この仕事は終わりがないのが良くもあり悪くもあります。



2021年4月20日

手ぶれ補正機能

Filed under: プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 8:39 AM

放課後等デイサービスでのレッスンにて

ボールを捕る(キャッチボール)。

相手が投げたボールを目で追いかけながら(追視)捕球する。捕り方もボールが高ければ指が上向き。ボールが低ければ指は下向き。瞬時の判断(切替感覚)で手首を捻りながら、膝を上下させ、最適に捕球する。

キャッチボール1つにとってもこれ以上にも細分化でき、かなり高度な運動なのです。

たまたま置いてあった乗馬型健康器具。これを使ってボールキャッチをしてみよう。

速度や動きの変化は本人がセッティング。お散歩馬もいれば暴れ馬もいる。そんな状況でボールを目で追い捕球する。

眼球に手ぶれ補正機能が備わっていないとボールは目で追えずキャッチすらできない。

座位での姿勢保持・捕球のスタンバイ(両手で構える)・追視・下半身の動き(揺れ)に対応しながら手ぶれ補正をする。

おもしろいあそび程奥が深いんです。



2021年4月12日

親も成長

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 10:19 PM

療育グループレッスンでは極力親御さん達にもギャラリーで見て頂いています。

学校では見られない事。
家でしか見えない事。
親の思う通りに動かしてしまう指示。
周りに迷惑をかけているんじゃないか?と思ってしまう事。

レッスン中は遠慮なく子どもも叱り、親御さんにさえ注意をします。

言わなくても良い助言やダメな事は大人ではなく子ども達が注意をしてくれるんです。それをジャッジするのが大人。

時として見て見ぬ振りをして、時としてやろうとするまで温かく見守る。

子ども達の言わんとする事も理解しながらも社会に通用する子どもを運動を通じて育てていく。

運動療育は奥が深い。

だから親も指導者も、子ども達から学ばせてもらう。

一緒に成長しましょう。

ゆっくりと地道に。



2021年4月10日

時間と思考

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 4:18 PM

先日、30代前半の起業を考えている人と食事をする事となり、話に花が咲いた。

新しい取り組みをしようとしても「失敗したらどうするんだ?」「誰が責任を取るんだ?」とよく言われるらしく、着手する前から尻込みをしてしまう環境にうんざりしている様子。

たまたま達也先生も同席していたので、彼がスキップの考え方を説明していました。

「失敗したらどうするんだ?」
→ やってみて、ダメだったら「ダメでした。」と報告する。やってみないと答えは出ない。故に何でもチャレンジ!

「誰が責任を取るんだ?」
→   当然トップ。でも儲からなければ、給料・ボーナスが少なくなるだけ。

私の口癖は、「やってみれば良いじゃん!」

やる前からダメな事を考える企画はほぼ失敗します。スタッフがやってみたいと思う企画は普段の仕事以上にエネルギーを注ぎ込みます。思った程の結果が出なかったとして、そこで諦めるのであれば次はありませんが、予想以上の結果が出るまで追及・探求する時間と思考が人を育てるのです。

起業も同じで、失敗したらどうしよう?と思うのならば独立しない方が良いです。要はどこまで時間と思考を成功のために注ぎ込めるかです。

チャンスの多い会社は成功します。スキップはまだまだですが。



2021年4月9日

ひなた と ひかげ

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 8:59 PM

主役と脇役
表方と裏方
光と影

組織には表舞台で働く人や先陣を切って前に出る人の裏で、準備に全力を費やす人や顔や名前すら不明な縁の下の力持ちがいます。

昨年退職したスタッフはもともと保育士でしたが、スキップに2年勤めて改めて子ども達の後ろで背中を押したいと退職理由を打ち明けてくれ、お世話になった園長先生に紹介をして無償トレードとなりました。

生まれたこの方、人前に立つ事を追い求めてきた私にとって彼の想いは理解できなかったですし、人前に立つのが我々の仕事ですので、裏方を願う彼をこのまま在籍させるのは酷だと判断し、残念ではありましたが私の手元から離れて保育現場に戻っていきました。

全員が主役でも全員がエキストラでも物語は始まりませんが、仕事によってメインにもサブにも徹する事ができる経験も必要です。

主役は一瞬。裏方は一生。

トップだから主役ではなく、スタッフ達を輝かせホームランやシュートを決めさせる。従業員に光を浴びさせるステージ・チャンスを今後もたくさん作ってあげたいと思っています。



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