雰囲気を保つ
野球を習っている子にも習う理由や続ける理由がひとり一人にあるはずです。
野球が好きで続けている子。友達がやっているから便乗している子。監督が好きだから習っている子。上手になりたいから通っている子。友達に伝えるから足を運ぶ子・・・。
家を出れば家庭とは違うルールのもとに生活が成り立っています。
家では挨拶をしなくてもグランドでは頭を下げて脱帽で挨拶をするでしょう。 普段は荷物をお母さん任せでも、会場までの往来はバットやグローブを自分でもっていかなければならないでしょう。 家庭でお手伝いをしたことがなくてもベースやラインカーなどを準備しなければならないでしょう。
家庭と外は雰囲気も考え方もルールも多かれ少なかれ違うのです。
習い事の場でも「しっかり並びなさい」「なぜできないの?」「話を聞きなさい」などというのは100%タブーです。 家の雰囲気を修行の場にまで持ち込むことは、お子さんのペースが崩れるどころかその場の雰囲気まで崩れてしまいます。
一度お子さんを預けてしまったら終りの挨拶まで任せるのも親の務めです。 外から見る数少ないチャンスととらえ、お子さんの行動を見つめなおし今後の成長に役立ててください。
お母さんがお子さんに声を発してしまうのは、お母さん自身に自信がないからです。