2008年5月30日

子どもの「ために」 子どもと「ともに」

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

先日、名古屋本部のある地域密着型ビジネス支援施設(COMBi本陣)内の運営委員会が行なわれ、その後に入居者同士の勉強会が行なわれました。その中で今年度よりNPO棟に入居された「CAN」というフィリピン支援NPOのプレゼンが行なわれました。

この団体はフィリピンのゴミ問題を中心に治安や格差社会・学生などのサポートを長年行なっており、ゴミ山でできたパヤタスという村と一日の平均賃金80ペソ(150円)で働き生活をしている人々の現状をスライドで紹介してくれました。

印象に残ったこのNPOの理念に「我々が一生懸命行っても現地人のためにと思って行っていては何の意味もない。現地の人々とともに一緒になって考えなくなければならない。」のような事を熱く語ってくれました。

スキップも同様に「お子様の“あと少し”を手助けします」の考えは変わりありません。

我々が一生懸命レッスンを行なったところで、週に1回1時間が精々です。残りの時間は、本人がどのように頑張るか。家族がどのようにサポートをするか。です。

子どもの「ために」レッスンは惜しみません。しかし、子どもと「ともに」どのように過ごすかが問題です。

皆さんのご家庭では、「ために」と「ともに」の使い分けができていますか?



雰囲気を保つ

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:59 PM

野球を習っている子にも習う理由や続ける理由がひとり一人にあるはずです。

野球が好きで続けている子。友達がやっているから便乗している子。監督が好きだから習っている子。上手になりたいから通っている子。友達に伝えるから足を運ぶ子・・・。

家を出れば家庭とは違うルールのもとに生活が成り立っています。 

家では挨拶をしなくてもグランドでは頭を下げて脱帽で挨拶をするでしょう。 普段は荷物をお母さん任せでも、会場までの往来はバットやグローブを自分でもっていかなければならないでしょう。 家庭でお手伝いをしたことがなくてもベースやラインカーなどを準備しなければならないでしょう。

家庭と外は雰囲気も考え方もルールも多かれ少なかれ違うのです。

習い事の場でも「しっかり並びなさい」「なぜできないの?」「話を聞きなさい」などというのは100%タブーです。 家の雰囲気を修行の場にまで持ち込むことは、お子さんのペースが崩れるどころかその場の雰囲気まで崩れてしまいます。

一度お子さんを預けてしまったら終りの挨拶まで任せるのも親の務めです。 外から見る数少ないチャンスととらえ、お子さんの行動を見つめなおし今後の成長に役立ててください。

お母さんがお子さんに声を発してしまうのは、お母さん自身に自信がないからです。



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