聞こえる
指示が通りにくいお子さんがいるとしましょう。
「早くしなさい!」「こっちにおいで」「宿題やったの?」etc
言う事を聞かずについつい叱ってしまいます。
人間は常に五感を研ぎ澄まして生活をしていますが、雑然とした環境に慣れてしまった時に意識から無意識に変わります。 いわゆる習慣というものです。
見るでも説明しましたが、生活の知恵がついてくると自分に都合のいい映像や音声しか受容しないものです。
そこで、指示の通りにくいお子さんは実際はどうなのでしょう?
実は名前を呼ばれていることには気づいていないのかもしれません。
気づいてはいるものの他のものに興味があり後回しにしているのかもしれません。
呼ばれることが習慣化されているため気にしていないのかもしれません。
聞こえていても情報として処理されていないのかもしれません。
他にもいろいろなケースはあると思いますが、生活力を高めるためにいろんな事をしてみましょう。
絵本の読み聞かせ。 紙芝居。 ごっこあそび。 楽器あそび。 しりとりなどの言葉あそび。 歌あそび・・・。
唇の動きや相手の目を見れるようになることが第1ステップです。
療育の領域でもあり難しいのですが、聞くことへの楽しみをたくさん増やすことで良い方向に好転することがあります。
決して言う事を聞く子やうなづく子が、聞こえているということではないのです。
皆さんのお子様はどうですか?