2009年4月20日

先生と呼ばれる人たちへ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:26 PM

今朝のラジオでの話。

「先生と呼ばれて親御さんは頭を下げてくる。しかしここで間違えてはいけません。親御さんが頭を下げているのは、あなたにではなく、あなたについている「先生」という肩書きにです。」

私も「先生」と呼ばれる仕事をかれこれ18年しています。先生と呼ばれて嫌な気持ちにはなりません。のぼせた時期もあります。親御さんは子どもの前だから頭を下げてくれたのでしょうし、子ども達も私の前では正しい姿勢になります。しかし個人的には私に合わない人も数多くいるでしょうね。

先生達よ。この仕事を誇りに思うべし。しかし、のぼせることなかれ。 子ども達がいてこその「先生」です。



2009年4月19日

感覚の統合

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 12:38 PM

今日は少し難しいお話を・・・。

スキップの運動療育レッスンにも参考とさせてもらっている「感覚統合療法」の解説を文献を元に解説します。

例えば「りんご」がテーブルにあるとします。皆さんはそれを目で見て見たり手で触ったりして「入力」という行為をします。

りんごからは甘いにおいがしたり、赤い色だったり、つるつるしていたりといういろいろな感覚刺激が出ています。それらは脳の中に入って、過去に「りんご」ということばを知ったこととか、食べた経験など一緒になります。そして、出てくるのが「りんご」ということばや食べるという運動ということになります。我々の生活はこれらが何度も繰り返されています。

そして、この「現在の感覚刺激や、過去の経験や記憶」を「感覚統合」といいます。

つまり入力からのいろいろな感覚刺激と脳の中の記憶などの情報を1つにまとめて行動を決定するわけです。
   
では「感覚統合に問題がある」とは、入力は一般的には誰も同じです。しかし、出力がちょっとおかしい、ことばや運動がおかしい場合がそれです。しかし「障害児は誰でも皆、感覚統合に問題があるのか」というとそうではなく、

一次性感覚統合障害=学習障害(LD)・幼児自閉症etc  機能系の障害
二次性感覚統合障害式色盲・聾・脳性マヒetc  機能の障害

例えば、目が見えない・耳が聞こえない・また脳性マヒのように身体にマヒがある方の場合は、「入力」の時点で他とは異なっています。ということは、「出力」がおかしくても仕方ありません。ところが、感覚統合療法を受けている子ども達は、ほとんどの子が目はちゃんと見えているし、耳もちゃんと聞こえているし、身体にもマヒがない。「入力」には異常がない。それにもかかわらずことばが遅れていたり多動だったりと「出力」がなんだかおかしいのです。

つまり二次性感覚統合障害は、機能が悪いために二次的に感覚統合の障害を起こしているのです。彼らには問題のある機能を補ったり代償したりすること、例えば目が悪ければメガネや点字を、耳が悪ければ補聴器を脳性マヒ児はマヒに対しての訓練を行うことになります。

しかし、一次性感覚統合障害の子ども達は、どこが悪いのかわからない。結局、機能ではなく機能系が悪いのではないかという仮説が生まれます。

車で例えると、「バッテリーではなくコードがどこか変になっている」と考えるとわかりやすいかもしれません。

スキップでは、療育レッスンを受けている会員様に対し、様々な刺激を与えていけれるようにスタッフ共々考え続け、時には勉強させてもらいながら課題提供しております。

参考文献

・感覚統合ミニ実践研修会資料 京都大学作業療法学
・おかあさんのための感覚統合療法 旭川荘療育センター療育園 若松かやの



2009年4月17日

ぬりえ

Filed under: あそばなカン — スキップ江原 @ 10:34 PM

小さい頃によくやった「ぬりえ」。表現の手本を見て色を選んで色を塗ったり、好きな色を選んで塗ってみたり。色鉛筆、クーピー、水性インク、クレヨン、クレパス・・・。

絵を塗ることは想像力を育てます。海は何色かな? 花は何色かな? 土は何色かな? 子ども達はいろいろ考えながら様々な世界を作っていきます。

ぬりえふちがはみ出ないように輪郭をなぞったり、手首のスナップを利かせて塗り重ねたり、夢中になるだけでなく繰り終わるまでに工夫がなされます。

いろいろなものを見ないと想像ができませんので、ぬりえにも至りません。

いろいろな塗り絵をしてみましょう。物ea?ができるかもしれませんよ。



2009年4月16日

えっぱら推薦図書 4

Filed under: えっぱら推薦図書 — スキップ江原 @ 4:52 PM

だるまさん 

作・絵:かがくい ひろし

ブロンズ新社

だるまさん小さい頃にあそんだ「だるまさんがころんだ♪」のリズムに合わせて、だるまさんがいろいろな事をしてくれますが・・・。

このだるまさん、ただ者ではありません。

先日、療育レッスンで母子分離の際に泣きで訴えるお子さんにこの本を読み聞かせてあげたところ、食い入るように見入っていました。

本屋で一目惚れした作品です。



2009年4月15日

今日は1日桑名市

Filed under: 保育園・幼稚園にて — スキップ江原 @ 10:49 PM

今日は朝から山川と共に三重県桑名市内を走り回っていました。

午前中は契約園4園に訪問し今年度の契約書を交わし、カリキュラムや訪問日程の確認。去年に引き続きの契約となりますので昨年度の反省や問題点などをしっかりと振り返っていく事ができる1年であればと思います。

午後からは日本感覚統合学院でお世話になり今もアドバイスをして下さる作業療法士の先生を訪ねて桑名市療育センターを表敬訪問。施設の見学と現在療育センターとスキッププレジャーアリーナ療育レッスンを受けている会員様の情報交換をしました。

どちらにも発達の効果が現れてきており、今後も連絡を取り合うことで会員様の成長のサポートをしていければと思います。

その後、桑名市長島町の某センターへ先日問い合わせのあった発達障害の子を訪問。重度・軽度の自閉傾向のあるお子さんへの集団レッスンを進めるにあたり施設の確認とお子さんの様子、お母様方との意見交換を行い、来週の水曜日にお試しレッスンを山川が行います。

移動時間の方が長い1日でしたが、今年度も責任ある仕事を請けるにあたり期待半分重圧半分を感じさせられた長い1日でした。(特に山川は。)



2009年4月14日

専門学校の講師開始

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 10:09 PM

今年度も河合塾学園トライデントスポーツ医療科学専門学校の講師としての授業が始まりました。今年度は運動実習の授業に加え、運動療育学と題した発達に遅れがある子ども達の個別レッスンの体験授業が加わりました。

うんどう療育学今日はその運動療育学の座学。15時からの授業を学生らは座ったまま受けるわけですから難しすぎる授業は子守唄となってしまいますので、手始めとして手あそびや実験を加えて進めました。

 

 

うんどう療育学6月頃から実際に発達障害のお子さんをアリーナに招いての実習授業になるので、それまでに子どもに対する接し方や症状の把握などがこの授業で紹介できたらと考えております。

私も始めての授業依頼ですので毎日が勉強です。共に学ばせて頂きます。



2009年4月13日

花から花へ

Filed under: わらべ心・あそび心。 — スキップ江原 @ 10:58 PM

名古屋市内や岐阜市内では日曜日でソメイヨシノが見納めで桜吹雪が綺麗に舞っていました。

チューリップ足元にはチューリップが元気に花を開いて目を楽しませてくれています。

暖かくなるにつれて花たちのバトンリレーが続いていくのでしょうね。



2009年4月12日

月に一度のツーリングレポート

Filed under: わらべ心・あそび心。 — スキップ江原 @ 11:59 PM

毎月第2日曜日は休みを頂き、趣味であるバイクツーリングに出かけています。

今年から本ブログでも私の趣味をちょっとだけアップしていきます。

今回は総勢12台。かなり大所帯となりました。岐阜を出発し、R156を北上。牧歌の里を経由して荘川・高山まで行ってきました。

途中、美濃市内のR156で偶然にもチハ先生の車に遭遇。お互いにビックリでした。

牧歌の里途中、荘川村の県道では雪で通行止め。しかし、清見村や岩屋ダムではソメイヨシノが満開と、1日で冬と春を満喫できました。

 

 

 

パスカル清見道の駅 パスカル清見にて。

綺麗にバイクをそろえての記念撮影。 私はどこでしょう?



2009年4月11日

新アトラクション ターザンロープ

Filed under: プレジャーアリーナ — スキップ江原 @ 11:15 PM

4月に池谷を中心にスキッププレジャーアリーナを改築しアトラクションが増えました。その1つターザンロープをプレジャートレーニングクラブ・幼児コースで体験。

1跳び箱のプラットホームから準備OK!!

3・2・1・Go!!

 

 

2勢い良く飛び出して、

 

 

 

3青マットのゴールまで無事に着地。 決まった!!

 

 

 

4ボクも負けずに頑張るぞー!

 

 

 

5あららららー・・・。



2009年4月10日

携帯ゲームをする場所

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:59 PM

名古屋本部近くで食事をしにお店に入った時の事。

一組の家族。お母さんと中学生くらいの男の子。

入店しながら、座る時も、メニューを決まる訳でもなく、お水を飲みながら、食事が来ても、食べながら、

ずーっとゲームをしていました。その間お母さんとの会話は一言もありません。

お母さんがチョッカイなのか頭をなでると「今ゲームをしているから」と嫌な顔をして呟き、食事時に負けたのでしょうか「こいつマジうぜー」の呟きも聞こえてしまいました。

不登校カウンセリングでのクライアントの事例でもそうなのですが、携帯電話やゲームに依存しすぎてしまうと回復に時間がかかります。それらがないと不安でしょうがないのと極端にコミュニケーションが取れなくなると考えています。

お父さんやお母さんが小学生だった頃と確実にあそびが変わっています。幼稚園の子でさえゲームや携帯電話の扱いをどこで教えてもらうわけでもなく扱う時代です。

ゲームは否定しません。 やる場所・時間を考えられたほうがよろしいのではないでしょうか?



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