バランス感覚
プレジャートレーニングの要素の一つとしてバランス感覚があげられます。
当たり前に行っている「立つ」という行為ですが、無意識の中でもの凄くバランスを保っているのです。
親子体操で、四つ這いになったお父さんの背中の上にお子さんが立つという事をよくします。
子ども達は自分で背中まで登り、足場を確かめながらゆっくり立ちあがります。
不安定な場所で立ちあがることで足の裏には前後左右にバランスを保つ為の微妙な重心移動が絶えず行なわれ、それを背中で感じ取る事が出来ます。
波状路・砂利道・上り坂・下り坂・当然平地でも、立ったり歩いたり走ったりする時には無意識にバランスを保とうとしているのです。
椅子に座って食事などをする場合も座位でのバランス感覚を保とうとしていますし、あぐらで座ってテレビを見ているときにおでこを押してつき飛ばすと、テレビに注視しているので平衡感覚を保とうとする為に体は転がっても首だけは地面に垂直に立とうとするでしょう。
もし平地でつまづいたとしても、転ぶまいと姿勢保持するのもバランス感覚が必要です。
バランス感覚は目が重要な役割を果たし、耳の内部にある三半規管が中枢といわれていますが、意識的に視界をさえぎり姿勢保持をするする事で、更に研ぎ澄まされます。
歩道ブロックをわたる・片目や両目を閉じて片足立ちをする・お風呂で床に手をつきお尻を上げ湯舟に浸かる、など普段の生活でバランス感覚を養うあそびをいろいろ見つけてあそび力を高めてみてください。