経験を伝える
勉強はほとんどが伝達ゲームと考えている。
過去に学んだ授業を自分なりに解釈、アレンジし、後生へ伝える。
運動技能も伝達ゲーム。自分の失敗談や成功例を伝えることで受講生も納得し次のステップに進む。
水曜日の午前はトライデントスポーツ医療科学専門学校・幼児教育専攻1年の「うんどう」の授業。
本日のお題はマット。
前転・後転の基礎と応用と補助を紹介し、来週が実技テスト。
できる子にとっては簡単な実技でも、幼児教育という立場からの授業では、補助を含めて自分の思いや指導法をわかりやすく教えなければならない。
できない(子ども達の「できなーい」は「やったことがなーい」が大半)事ができる様になった時に、初めて面白さが実感でき、顔がゆるむ。
現に倒立前転ができなかった男子学生(彼も厳密にはやったことが無かったのであろう)も、少しコツをつかんでからは狂ったようにやっていた。
そして何より、できない学生に対するアドバイスや補助が自ずと出てくる。
教えることはティーチング。 基礎から応用に導くのがコーチング。
ツボだけ教えれば何も言うことなし。私の理想の授業が成立した1コマでした。