2009年5月1日

起立性調整障害

Filed under: その他 — スキップ江原 @ 11:24 PM

不登校の原因の1つに「起立性調整障害(Orthostatic Disregulation:OD)」があり、小中学生の約1割に見られる自立神経失調症だそうです。

横になったり座っている状態から急に立ち上がったり、長い間直立不動で立っていると、体の中の体液は重力で足のほうに落ちようとしますが、自立神経が働いて下半身の血管を収縮させてそれを防ごうとします。しかし、この調節がうまくできないと、血液が下半身にたまり、逆に、頭が貧血状態になります。このいわゆる脳貧血の症状が、起立性調節障害の症状です。

一見、朝の目覚めが悪かったり眠たそうな顔をしていると、ゲームのやりすぎによる夜更かしや学校嫌いなどが原因だと考えていまいがちですが、根性論で治るものではありません。

思春期のお子さんに多いようですが、このような症状が見受けられる場合は、一度お医者様に相談を。

1.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい。
2.立っていると気持ちが悪くなり、ひどくなると倒れる。
3.入浴時あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる。
4.少し動くと動悸あるいは息切れがする。
5.朝起きが不良で、午前中調子が悪い。

参考文献  山口県光市 やまて小児科ブログ

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Leave a comment



HTML convert time: 0.253 sec. Powered by WordPress ME