底辺の悩み
個人レッスンでは依頼主(会員様)のペースにあわせてレッスンを行うため、無理は無くレッスンが進み、できないことをその子だけに徹底的に行うことができますが、グループレッスンとなると出来ない子だけに時間をかけることがなかなか難しいのが現状です。
それはスキップだけでなく、学校・塾・少年団・スポーツクラブなど、2人以上を教えるすべての教育機関で永遠のテーマでしょう。
出来る子や出来る子の親や関係者からすると、出来ない子ばかりに時間をかけられる事に不公平感を抱きかねない。
出来る子は「さらに出来るように。」しかし、出来ない子は、まず「出来るように」である。
こんな簡単なことがどうして出来ないの?と第3者は思ってしまうが、本人はわざとやっているわけでも、ふざけてやっておるわけでもなく、むしろ出来る子よりも真剣です。
出来なかったことが出来るようになったという事実や経験が、将来の武器となることだってあるはずで、何でも出来てしまうことが将来の落とし穴になることだってあると考えると、「出来ない」ことへの挑戦、「出来ない」人の痛みや悩みがわかる人になって欲しいと思います。
出来ない子は言い訳や誤魔化しでその場を逃げようとしてしまいますが、実は真剣なのです。