視界をさえぎるトレーニング
プレジャーアリーナ レッスンモデルにて。
普段無意識に行っている事を意識化することで、慎重に物事を行なったりスリルを味わったりする。無意識の意識化がトレーニングに用いられる事が多い。
よく例える事で理解しやすいのが自動車の運転技術。免停講習(2回も受講経験あり・・・。)で校内を教官と共に乗車すると、普段運転している雰囲気とは明らかに違う。基本に戻らざるをえない。道路標識・補助標識・前後左右をやたらと確認するくらいの眼球の動きとそれができるほどの速度。
時には無意識の意識化が必要なのである。
飛び石を歩かせる事で、決まった歩行・地面との段差・歩くリズムをインプットさせ、「歩く」行為を意識化させる。
ある程度できるようになったらバランスボールを持たせ、両手の制限と視界の制限をする。
両手がふさがる事で左右のバランスがとりづらくなり、足・腰・背中・頭を貫く中心線がバランス感覚の鍵となる。
さらに顔ほどのバランスボールが前方をさえぎる事で視界の制限が加わる、体を捻転もしくは横。あるいはボール自体を動かさないと前が見にくい。
このトレーニングが苦痛かというとむしろスリルであり、繰り返し行うことで意識が無意識になってくる。そうなった頃に更なる意識化をする。
みんななかなかお上手でした。