2007年5月19日

ハインリッヒの法則

Filed under: ちょっといい話,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:57 PM

ハインリッヒの法則」?って聞いた事ありますか?

アメリカのハインリッヒという人が労働災害の発生確率を分析したもので、「1:29:300の法則」とも言われます。

1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件のかすり傷程度の軽傷事故があり、またその影にはケガはないが「ヒヤッ」「ハッ」とした300件の経験があるというものです。

仕事に例えると、1件のとんでもない大失敗の背景に、29件のユーザーからのクレームと、社員が「しまった」「ヤベッ」と思っているが外部の苦情がないため見逃している300件、つまり認識された潜在的失敗が必ず存在するということです。

子どもとのレッスンでも、跳び箱や鉄棒などの固定遊具から落ちて骨折させてしまった指導者(私も過去に経験がありますが・・・。)の背景に、29件のすり傷や頭を打ったなどの軽いケガと、300回の「ドキッ!!」があるのです。

レッスン中は細心の注意をはらって取り組んでいますが、1時間緊張しながら打ち込むことはなかなか難しく、そんなすこし気を抜いた瞬間(気を抜くつもりがなくても)に事故やケガは起きてしまいがちです。

生活をしている以上、この300回は軽く経験するものですが、1件にならないように、注意する必要がありますね。



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