私に慣れない女の子
スポット的に月3回の契約で療育ルームにて運動機能(感覚統合)療育の指導をしています。
ADHD(注意欠陥運動性障害)・LD(学習障害)・PDD(発達障害)・自閉症・ダウン症など、何らかの障害を持ったお子さん、また、傷害の疑いのあるお子さんが通所して、運動機能療法が必要な子をチョイスして指導にあたっています。
その中で1人の女の子が、グループレッスンでは落ちついて活動ができるのですが、個別指導となると、私に対して抵抗を感じ泣き出してしまいます。
月1回でのセッティングですので慣れないというのもありますが、ここは私と彼女の根性比べ。
3ヶ月目の先週、ようやく残りの10分くらいから泣きが治まり、保育園で友達が持ってきた松ボックリの話をしてくれました。
心を開いてくれた瞬間を確認できました。
体育家庭教師のレッスンのように、できない事への習得を目的とするものではなく、何かに興味を示しそこから発展させていく・あそびの中から生活力を身につける、という思いがあるがゆえに、嫌がる子に無理やり課題を押し付けるという事は、この子たちにはできません。
2月17・18日の2日間の日程で、スタッフらと共に感覚統合療法基礎コースを再度受講してまいります。
今一度初心に返って「スキップ」の存在意義を確認できたらと思います。