レッスンモデル (年少グループ)
毎週火曜日はトライデントスポーツ医療科学専門学校・幼児教育学科2年の実技実習。今週は年少・3歳児11名のレッスン。
テーマは「渡る」
縄ばしごを「渡る」
平均台を「渡る」
飛び石を「渡る」
跳び箱の格子を「渡る」
ロープを「渡る」 ・・・。
渡り始めは平均台だけだったのに、次から次から課題となる遊具が増えていきます。
子ども達にとって「次は何が増えるのかな?」と常に疑問符?)がつくレッスンは、同じ繰り返しの内容でも楽しく取り組むことができ、達成感も得ることができます。
「渡る」行為は足だけでなく体全体のリズムとバランスの感覚が必要となってきます。バランスだけがよくても交互に足が出てこないとカニ歩きになりますし、リズムよく足が出たとしても落ちてばかりでは課題はクリアできません。
3歳の学齢では体をうまく使いこなす連動感覚が徐々に理解できてきます。が、日常生活に繰り返し行なわれている行為のみに適合するだけで、後ろ歩きや宙吊りなどの日常にまだ出てこない体勢や姿勢ではまだ情報処理ができ難いので、今は前進での歩行。時には渡りながらくぐったり飛び降りたりと楽しめる課題もありました。
「渡る」という1つのテーマにも、平均台では摺り足や交互に足を出す歩行。飛び石では大きく足を開いて、時には跳びついて。格子歩きでは土踏まずを使って。と、それぞれ渡り方が異なってきますが、「落ちないように」というスリルをみんなが抱きながら挑戦しています。
50分のレッスンのうち30分も渡り歩いていました。 それだけこの学齢の子らは歩くのが楽しく、渡るのが楽しいのです。
子ども達はみんないい汗をかいていました。 学生らは子ども達が帰った後に嫌な汗をかいていました・・・。