2008年5月30日

子どもの「ために」 子どもと「ともに」

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

先日、名古屋本部のある地域密着型ビジネス支援施設(COMBi本陣)内の運営委員会が行なわれ、その後に入居者同士の勉強会が行なわれました。その中で今年度よりNPO棟に入居された「CAN」というフィリピン支援NPOのプレゼンが行なわれました。

この団体はフィリピンのゴミ問題を中心に治安や格差社会・学生などのサポートを長年行なっており、ゴミ山でできたパヤタスという村と一日の平均賃金80ペソ(150円)で働き生活をしている人々の現状をスライドで紹介してくれました。

印象に残ったこのNPOの理念に「我々が一生懸命行っても現地人のためにと思って行っていては何の意味もない。現地の人々とともに一緒になって考えなくなければならない。」のような事を熱く語ってくれました。

スキップも同様に「お子様の“あと少し”を手助けします」の考えは変わりありません。

我々が一生懸命レッスンを行なったところで、週に1回1時間が精々です。残りの時間は、本人がどのように頑張るか。家族がどのようにサポートをするか。です。

子どもの「ために」レッスンは惜しみません。しかし、子どもと「ともに」どのように過ごすかが問題です。

皆さんのご家庭では、「ために」と「ともに」の使い分けができていますか?



2008年5月24日

プールレッスンを希望される方へ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:17 PM

徐々にプールレッスンの希望者や新規の方の問い合わせが増えてきました。6月になるとプール開きがあり「今年中に何とか・・・。」と考える方から毎日連絡があります。

公共のプールでのレッスンが主となりますが、レッスンを希望される方にお知らせです。

夏真っ盛りにあるとウォーキングや体力維持に心がけている一般成人の方に加え、普通に子ども達が入水する割合が増えてきます。

となると、レッスン中に注意が散漫になったり、レッスン中に話しかけられたり割り込んできたりする子ども達が増えてきます。

60分という時間を有効利用するためには、曜日や時間帯・時期などを選ぶ必要性があります。

公共施設利用だけに規制はできません。 プライベートレッスンがしやすい環境を十分リサーチして下さい。



2008年4月29日

日本幼児教育研究会 日程決定

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:43 PM

私が所属する 日本幼児教育研究会(日幼研)の開催日程が決まりました。

今年も全国数箇所での開催で、私は4会場で「保育に活かせるレクゲーム・ネイチャーゲーム」を担当させて頂きます。

この夏は夏休み期間中に講師達が巡回し、主に幼稚園・保育園の先生方や幼児・児童に関係する職種の方や興味のある方、学生の方々へ、リズムあそび・パネルシアター・紙芝居・器楽合唱・運動あそび・フォークダンスなどの講座を受講して頂き、日ごろの体育に活かせるよう、受講生と講師が身近に話し合い相談しあえる手作りのセミナーです。

初めてお邪魔する会場もあり、各会場で参加される先生方にお会いできるのが楽しみです。

申し込み・お問い合わせは日幼研ホームページをご覧下さい。



2008年2月21日

美濃市少年団研修会

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:55 PM

本日は、美濃市JAめぐみのグリーンメックにて美濃市教育委員会主催による美濃市スポーツ少年団 集団研修会の講師を務めてまいりました。

美濃市講習会平日の夜にもかかわらず130人の少年団指導者・育成者・保護者が参加され、熱心さが伝わってきました。

第2の故郷ですので自ずと力も入ってしまいましたが、今後の選手育成に微力ながらお役になれれば幸いです。



2008年1月20日

「教える」 のではなく 「教わる」

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 4:53 PM

スタッフらにもよく言う言葉で、私自身もよく言われる言葉なのですが、子どもにある事をさせたいのならば、教えたってダメ。導きなさい。と。

教えるためにはそれなりの知識が必要。しかし、知識がないと誤った事を教える可能性すらある。

縄跳びをさせたい時に「縄跳びをやろう」などと誘わなくても、お父さんやお母さんが楽しそうに縄跳びをしていれば、子どもも一緒になってやるものである。(ある時期を越えたら効力は薄れていくが・・・。)

「やりなさい」「しなさい」は大人も子どももやる気をなくす言葉である。

太陽と北風」のように押してばかりでは逃げていきますよ。



2008年1月17日

グーチョキパーで、なにつくろ?

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:11 PM

体の使い方が備わっていないお子様が、ここ最近多く見受けられる。

転がってくるボールが捕れない。砂場で穴が掘れない。コマを投げる手は右手なのに糸を巻く時は左手。人差し指と親指で物がつまめない・・・。

自分の体を思うように動かす(連動感覚)事が難しい子に、箸やスプーンなどの道具を上手に使いこなす(操作感覚)事は至難の業。

幼稚園・保育園で指あそび・手あそびをほぼ毎日のようにしていると思います。

簡単な指あそびをするだけでも巧緻性(器用さ)が増します。

手先の器用な日本人を継承していくためにも手あそび・指あそびを行ってみては?



2007年12月21日

技術の進歩

Filed under: わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:57 PM

医学や生産技術がめざましい進歩を遂げているのに、子どもの体力や学力・応用力は下降し続けています。

しかし、競技ともなると大会記録やワールドレコードが出るのも事実。

これはスポーツ産業が盛んになり、スポーツ理論やスポーツ医学も進んでいるからです。

基礎ができていないのに応用が生かされる何とも不思議な現象。

だったら基礎を底上げすればもっと開花するような気がしませんか?

現代の子ども達に昔のトレーニング方法はやはり難しい。だったら今の子ども達にあったプランニングを与えることが必要です。

新しいことをあみ出せ!と言ってるのではありません。今おかれてる環境で最大限のより昔に近いあそびが展開できれば、親御さんが経験した快楽と似た喜びが得られるでしょう。

さぁ明日から冬休み。子ども達にどんな経験をさせますか?



2007年12月17日

鼓隊の音が合うトレーニング

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:38 PM

鼓隊に力を注いでいる幼稚園・保育園の先生方に1ポイントアドバイス。

いきなりバチなどを持たないでロープジャンプをしてみて下さい。

長縄を床にピーンと伸ばし、両足踏み切り・両足着地で左右に跳べば結構です。

ロープジャンプ視覚優良の子は前の子と同じ方向に合わせようとします。

聴覚優良の子は他児の足音を聞きながら同じリズムで跳ぶようになります。

「先生の音に合わせてー」 「みんなと同じようにー」 などの助けはまずは無用!

まずはサイドジャンプが楽しいことを体験させましょう。

 

ロープジャンプ2目・耳・身体から感じとる「リズム感覚」で、みんなのジャンプが徐々に合い始めます。

1日5分・1週間。 一度お試しあれ。

太鼓の音が合ってきますよ。



2007年11月25日

マイナス発言は御法度

Filed under: わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:59 PM

「うちの子、運動に興味がないんです。」 = 本当に興味があるかないか、あんたになぜわかる!?

「お前本当にダメだなー」 = それは運動面だけで、あんたに勝てるものは絶対あるさ。

「もっと頑張りなさい」 = これ以上の頑張り方を教えてくれよ!

「わかったら返事は?」 = 返事だけしとこ。

お子さんの腹の中はこんな言葉が巡っているかもしれません。

マイナスの事を言ってもお互い良い思いはしません。 個性を伸ばしたければプラス発言を多く、マイナス発言はチョンモリ。



2007年11月23日

頭と体を使い分ける

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:44 PM

自動車学校を思い出してください。

学科教習は1日何時間でも受講できますが、実技講習は(日)時間までと決まっています。

勉強は連続して覚えこませる事が可能ですが、技術はせいぜい2時間。頭脳の記憶と肉体の記憶は違うのです。

頭脳は一夜漬けができても、肉体はできにくいのです。

1日2時間を毎日5年続けて技術修得した人と、1日1時間を5年かけて修得した人とでは、後者のほうがレベルアップが認められたというデータもあるそうです。

また、頭脳の記憶は忘れる事ができますが、肉体の記憶は意外と忘れないものです。

ペーパードライバーの方でも1時間もすれば思い出し、やがて鼻歌まで出てきます。が、案内標識の意味を忘れてしまい減点という事も・・・。

技術の修得は短時間に行い、尚且つ「熟成」させる事が必要なのです。



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