2008年1月20日

「教える」 のではなく 「教わる」

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 4:53 PM

スタッフらにもよく言う言葉で、私自身もよく言われる言葉なのですが、子どもにある事をさせたいのならば、教えたってダメ。導きなさい。と。

教えるためにはそれなりの知識が必要。しかし、知識がないと誤った事を教える可能性すらある。

縄跳びをさせたい時に「縄跳びをやろう」などと誘わなくても、お父さんやお母さんが楽しそうに縄跳びをしていれば、子どもも一緒になってやるものである。(ある時期を越えたら効力は薄れていくが・・・。)

「やりなさい」「しなさい」は大人も子どももやる気をなくす言葉である。

太陽と北風」のように押してばかりでは逃げていきますよ。



2008年1月17日

グーチョキパーで、なにつくろ?

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:11 PM

体の使い方が備わっていないお子様が、ここ最近多く見受けられる。

転がってくるボールが捕れない。砂場で穴が掘れない。コマを投げる手は右手なのに糸を巻く時は左手。人差し指と親指で物がつまめない・・・。

自分の体を思うように動かす(連動感覚)事が難しい子に、箸やスプーンなどの道具を上手に使いこなす(操作感覚)事は至難の業。

幼稚園・保育園で指あそび・手あそびをほぼ毎日のようにしていると思います。

簡単な指あそびをするだけでも巧緻性(器用さ)が増します。

手先の器用な日本人を継承していくためにも手あそび・指あそびを行ってみては?



2007年12月21日

技術の進歩

Filed under: わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:57 PM

医学や生産技術がめざましい進歩を遂げているのに、子どもの体力や学力・応用力は下降し続けています。

しかし、競技ともなると大会記録やワールドレコードが出るのも事実。

これはスポーツ産業が盛んになり、スポーツ理論やスポーツ医学も進んでいるからです。

基礎ができていないのに応用が生かされる何とも不思議な現象。

だったら基礎を底上げすればもっと開花するような気がしませんか?

現代の子ども達に昔のトレーニング方法はやはり難しい。だったら今の子ども達にあったプランニングを与えることが必要です。

新しいことをあみ出せ!と言ってるのではありません。今おかれてる環境で最大限のより昔に近いあそびが展開できれば、親御さんが経験した快楽と似た喜びが得られるでしょう。

さぁ明日から冬休み。子ども達にどんな経験をさせますか?



2007年12月17日

鼓隊の音が合うトレーニング

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:38 PM

鼓隊に力を注いでいる幼稚園・保育園の先生方に1ポイントアドバイス。

いきなりバチなどを持たないでロープジャンプをしてみて下さい。

長縄を床にピーンと伸ばし、両足踏み切り・両足着地で左右に跳べば結構です。

ロープジャンプ視覚優良の子は前の子と同じ方向に合わせようとします。

聴覚優良の子は他児の足音を聞きながら同じリズムで跳ぶようになります。

「先生の音に合わせてー」 「みんなと同じようにー」 などの助けはまずは無用!

まずはサイドジャンプが楽しいことを体験させましょう。

 

ロープジャンプ2目・耳・身体から感じとる「リズム感覚」で、みんなのジャンプが徐々に合い始めます。

1日5分・1週間。 一度お試しあれ。

太鼓の音が合ってきますよ。



2007年11月25日

マイナス発言は御法度

Filed under: わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:59 PM

「うちの子、運動に興味がないんです。」 = 本当に興味があるかないか、あんたになぜわかる!?

「お前本当にダメだなー」 = それは運動面だけで、あんたに勝てるものは絶対あるさ。

「もっと頑張りなさい」 = これ以上の頑張り方を教えてくれよ!

「わかったら返事は?」 = 返事だけしとこ。

お子さんの腹の中はこんな言葉が巡っているかもしれません。

マイナスの事を言ってもお互い良い思いはしません。 個性を伸ばしたければプラス発言を多く、マイナス発言はチョンモリ。



2007年11月23日

頭と体を使い分ける

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:44 PM

自動車学校を思い出してください。

学科教習は1日何時間でも受講できますが、実技講習は(日)時間までと決まっています。

勉強は連続して覚えこませる事が可能ですが、技術はせいぜい2時間。頭脳の記憶と肉体の記憶は違うのです。

頭脳は一夜漬けができても、肉体はできにくいのです。

1日2時間を毎日5年続けて技術修得した人と、1日1時間を5年かけて修得した人とでは、後者のほうがレベルアップが認められたというデータもあるそうです。

また、頭脳の記憶は忘れる事ができますが、肉体の記憶は意外と忘れないものです。

ペーパードライバーの方でも1時間もすれば思い出し、やがて鼻歌まで出てきます。が、案内標識の意味を忘れてしまい減点という事も・・・。

技術の修得は短時間に行い、尚且つ「熟成」させる事が必要なのです。



2007年11月20日

中部地区スポーツ少年団認定研修会

Filed under: プレジャートレーニング,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:56 PM

長野県辰野町 親子体操に引き続き、岐阜県郡上市にて中部地区スポーツ少年団認定研修会に招かれ、講師を務めてまいりました。

郡上市 講演会「成長期のスポーツ活動 -ジュニア期のスポーツ活動指導について」というテーマで、中部エリア(郡上市・関市・美濃市)の少年団関係者や教育委員会関係者の方々と共に、子ども達の指導のあり方を考えてまいりました。

チームとしてどうあるべきか? 個人を伸ばす為に何が必要か? 今の子ども達の現状はどうなのか? など、指導に携わる先生方は常に思い悩む事だと思います。

平成24年開催の岐阜国体をも視野に入れて活動している団体もあるので、開催県として特に力が入っているようです。

今後もよりよい健全育成にご尽力頂き、地域活性の為に頑張っていただきたいと微力ながら応援致します。

郡上市教育委員会の武藤様。連絡足らずで色々ご迷惑をおかけ致しましたが今後とも宜しくお願い致します。



2007年11月17日

2つの講師依頼

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

今日はとても忙しい1日でした。昨日のブログでも紹介した長野県上伊那郡辰野町青年会議所からの依頼で親子体操、岐阜県郡上市教育委員会からの依頼で指導者講習会の1つをこなしてきました。

移動もさることながら、頭を切り替える事がなかなかできなくなってきており、心身ともに多々の疲労です。

明日は名古屋本部の文化祭ですので、この1つの模様は弊社ウェブサイトの実績のページ及び後日ブログでも紹介します。

今夜はゆっくり寝ます。



2007年11月9日

まとまらない子ども達

Filed under: あそばなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 3:51 PM

保育園児を見ていて最近気づくこと。 良い事と悪い事の判断が不鮮明。

遠足などで水族館や動物園に行くことが季節柄多いが、園外にお散歩をふんだんにしている園と、そうでない園とでは、園児の行動パターンがこのような場ではズバリわかる。

前者は手をつないで並んで歩いて動物などを見ていても、前との間隔が極端に開いたりすることもなく、キープライト(右側通行を保つ)が備わっている。

しかし、後者ともなると、列はグニャグニャ。 道は広ければ広いだけ我が道。 お魚さんに夢中になって先頭集団は遥か彼方。 先生達は少し歩くと交通整理、少し歩くと点呼、少し歩くと「話を聞いて!」の連発である。

子どもらしいといえば子どもらしいのだが、普段の体育1つで集団生活のモラルの欠如が露呈されてしまう。

先生達は口々に「どうして言う事を聞いてくれないのだろう?」「どうしてまとまらないのだろう?」と聞いてくる。

もっと「あそべ」ばいいんです。

年長さんはこれからも行事が山積み。 発表会・パレード・劇などなど。 

これからの半年間をどのように過ごしていくかで、進学してからの生活力に差が出るでしょう。



2007年11月6日

蜂か? 蜘蛛か?

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:19 PM

蜂(ハチ)はチームプレーでオフェンシブ。 

集団で巣を守り、獲物を見つけたら相ウェークポイントをとことん攻めて、確実に者にする。

蜘蛛(クモ)はスタンドプレーだがオフェンシブ。

巣を張り巡らし獲物が来るまでジッと我慢。

ハチのような団結力と攻撃力。クモのような守備力と忍耐力を兼ね備えるとチームの中にも選手(個)が輝く。

個人プレーを磨くのか、チームプレーに徹するのか? 攻撃重視か守備を固めるか?

監督(指導者)の采配1つで子ども達は輝きもし、くすみもします。



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