2009年11月9日

怪我

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:44 PM

子どもにケガはつきもの。転んで膝っ小僧を擦りむいたり引っかかれたりと毎日生傷が絶えないことでしょう。

成長につれて転ぶ・打つなどのケガも少なくなってきますが、スポーツを行う上で筋肉痛・成長痛。アスリートになると肉離れや靭帯断絶など思わぬ事故があるのも現状です。

レッスン中に考えられる事故で一番可能性が高いのが、できない物事ができるようになった時。コツをつかんだ達成感やできた時の満足感から繰り返し行うと、気を緩めて事故につながるケースが多くあります。

勝負でも「勝った」と思った瞬間に足元をすくわれて大ケガをした事例に度々遭遇しています。

「怪我」=我に怪しい 

大ケガの発端は自分に潜んでいるのかもしれませんので、物事は最後まで気を緩めないように。



2009年11月4日

引き付ける

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

今回、希望者6名には少し自費負担をしてもらい私とカミさんは自費負担で、3泊5日のHawaii研修をしてきました。

Hawaiiを選んだ理由としては慰労もあるのですが、「先生」と呼ばれている自分達が如何に小さいかを知り、指導者として人をひきつけるために何が必要かを考え、工夫し、実行する。人に喜んでもらい感動してもらう。

そのために10月31日を選びました。

アメリカでは、ハロウィン。

31 Hawaii 026みんなこの瞬間までお互いが何に変装するか、全くのオフレコ。池谷西村に関しては1ヶ月も前から自分で用意をしたそうです。

私も1ヶ月間密かに練習をしました。

ホテルのロビーで記念撮影後、メインストリートであるカラカウア通りへ。

仮装をした人たち、それを見て写真を撮る人たち、警官たち、日本人、アメリカ人、中国人、韓国人、黄色人、白人、黒人、ご老人、子ども、男の方、女の方。

ここではみんなが1つの思い。

収穫を祝い楽しむ。

収穫祭というよりは、飴をもらい仮装をするお祭りといったイメージが強く、正直我々もそちらが目的ですが、この賑わいの中で人と人とのふれあいや言葉を越えた出会いを学びとして、ここで得た感動を普段のレッスンに如何に子ども達に教えるかを、スタッフ1人1人が考えてくれる切っ掛けであればと思います。

我々は「体育家庭教師」である前に「あそび指導者」でなければならないと、常に考えているからこその楽しくもあり学びが多い研修でした。



2009年10月29日

悩み相談室

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:54 PM

1年を通じて良くありますが、運動会が終わったからでしょうかここ最近は特に多く、メールでの相談を受けます。

入会なされている会員様。レッスンを受けようか迷っている方。アドバイスだけでもと連絡を下さる方。幼稚園・保育園の関係者などなど。

お子さんのあそびや運動への悩み、接し方、発達相談など、答えれる範囲内でお答え致します。100%全てが正しいわけではなく、私の意見も1つの選択肢として捉えてください。

昼夜にこだわらず連絡を頂ければできるだけ迅速にお答えを返信しますが、私も人間ですので夜中は流石に就寝します。確認ができ次第となってしまうことをお許し下さい。

先生と呼ばれている人がいくらお子さんに100%の全力を注いでも、お父さんやお母さんの1割にも満たないのです。それだけご家族の微笑やハグ・声やしぐさにはお子さんへの影響力があります。

故にご家族がしっかりと愛情を注いであげて下さい。

私はヒントしか教えることはできませんから。



2009年10月7日

事故から学ぶ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:36 PM

レッスンにおいて子どもに怪我をさせたり事故がおきてはなりません。しかしながら「絶対」という言葉は存在せず、大なり小なり事故や怪我は起きてしまいます。

個人レッスンではマンツーマンであるが故に可能性は低いものの、0ではありません。私も指導者として1年目の20の時に跳び箱で骨折をさせた経験があり、去年もレッスン中に腕を骨折させてしまいました。

怪我をさせたくて補助をしているのでは決してないのですが、予期せぬ行動や気の緩みから突如としてその時はやってきます。

我々指導者は「先生」と呼ばれるが故に「ティーチャー」であり「コーチャー」でもあり、時には「ドクター」でもないといけません。簡単の応急処置はもちろんの事、場合によっては救急車の要請や気道確保などの蘇生もしなければならないかもしれません。

でき得るならばこのような経験はしない方がよいのですが、知らないよりは知っておいた方が、やらないよりはやった方が良く、経験ではなく判断が必要とされます。

組織である以上、報告・連絡・相談の「報・連・相」をいち早く行い、的確な判断で対処できることがプロとして求められる要素の1つでもあります。

私のカミさんは看護士で、看護私は実習単位の1つとして保育園・幼稚園での教育実習が必修でしたが、保育私を卒業した私は逆に病院での実習はありませんでした。

学べることなら医療の現場での経験も必要なのではないかと思う今日この頃ですが、現場での事故から次回は過ちがないように学ぶ姿勢が大切です。



2009年10月2日

善者と悪者の使い分け

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

個人レッスンやグループレッスンなどで、私や一部のスタッフは「ヒール(悪役)」、その他のスタッフは「ヒーロー・ヒロイン」です。ヒーローやヒロインは子ども達からも好かれ、私なんかは始まる前から泣かれることがほとんどです。

楽しいことは一緒になって楽しみ、出来なかった事ができるようになった時にはスタッフができたかのように喜び、ハグしたりハイタッチをしたりします。

しかし、馴れ合いになると好き勝手にルールを決めたりあそびの延長にもなりかねません。今はレッスンの時間・修行の時間というオンとオフの区別を子ども達にも自覚させ、時には叱ることも必要です。

ただ「ダメ!」「いけません!!」では子ども達は理解してくれませんが、理由や目標数値を明確に説明すればすんなりと指示が通るものです。

指導者として、叱ることができたら一人前。

ご家庭でも善者と悪者の使い分け。うまくできていますか?



2009年9月10日

シルバーウィークの問題点

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

今年はハッピーマンデーや国民の休日も重なり、珍しく9月に3連休がありますが、幼稚園・保育園では大問題。

ただでさえ休日が多い9月なのにこの時期の連休というのが実に厄介。

運動会の練習を積み重ねても連休明けにリセット(それ以上)されてしまう可能性が十分考えられます。

毎年この時期は幼稚園・保育園の先生方はかなりヒートアップしてしまいます。夏休み中に研修会やセミナーなどで学んだ遊戯や合唱を運動会のために計画し、2学期と同時にプールモードから運動会モードに切り替えて、毎日が「練習」でしょう。

子ども達の集中力も切れ且つ暑さとの戦いで、ただでさえ時間が無いのに気持ちは焦るばかりでしょう。

連休明けに最好調にするために、連休までに何をどのくらい押さえておかないといけないのかを話し合い把握する必要があるでしょう。

子ども達は思っているほどシャキシャキと動いてはくれません。しかし不思議なことに運動会当日には実力以上の力を発揮してくれます。

この3連休の前後を上手に計画する先生方の手腕が試される今年の私です。

(でもせっかくの連休ですからあそぶ計画も抜かりなく。)



2009年9月7日

叱る勇気

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:16 PM

これが一番難しいのですが、レッスン中のあそび(授業)にもルールやモラルがあり、「跳び箱が跳べた(100点が取れた)」という事実や結果もさることながら、そこまでに学ぶべき過程が大事と考えます。

怒るのは指導者の感情。叱るのは教育的配慮。でも一番良いのは叱らないレッスン。

闇雲に叱るのも問題だが、ポイントを間違えるとスタッフ(先生)は舐められてしまいます。

「跳び箱跳べればいいんでしょ。(100点取ったから文句ないでしょ。)」

叱りたくないのであれば、叱らなくても良い雰囲気(環境)を作る。

叱らなければならないのであれば、怒らないこと。

子どもにも先生にも実のあるレッスン(授業)。あなたにはできますか?



2009年7月26日

先生達は夏休み

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:20 PM

私が所属する「日本幼児教育研究会」はちっぽけな集団ですが、その道のプロが結集し保育園・幼稚園の先生方に対し、保育の原点や幼児教育のかなめ所を実技を通じて一緒に考えていく手作りセミナーをしています。

松山会議隠し事なし。写真やムービーは許可が無くても撮影OK。セミナーで学んだことを少しでも忘れまいと記憶よりも記録です。真剣そのもの。

私も「あそび」の担当としてプレジャートレーニングを教える中で、講座の進め方を日々反省。今回も受講生の先生方や講師の先生から教えてもらうことばかりです。

教える側が教えてもらうのもおかしな話ですが年に1度の快い刺激と受け止め日々精進です。



2009年7月15日

真ん中ってどこかわかりますか?

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

感覚統合療法 基礎セミナーを受講してからのスタッフは、個人レッスンに勉強した内容を意識して取り組んでおり、そのお陰なのか、レッスン内容も内容が濃く子ども達も良い刺激なのかすんなりと課題をこなしていくのが感じられます。

次の会員様を待っている間に池谷と「真ん中」についての議論になりました。

「真ん中がわからないと左右が当然わからない。」

歩行に関して考えると、体の軸を中心に左右に重心を移動して歩行が成り立ちますが、重い荷物を片手で持つと重心が当然変わります。

ジャングルジムなどを登る時はその重心が左右だけではなく上下にも移動します。

鉄棒でブタの丸焼きをしたり側転をすると、視界が逆さにになるので感覚が一時的に混乱を起こします。

生活の中ではこれらを無意識に行っていますが、体の真ん中っていったいどこなのでしょう?

頭のてっぺんから鼻⇒あご⇒へそ⇒股にかけての体の軸を正中線と言い、その正中線を境に右手が左の領域に、左手が右の領域に入り込んだ時に処理がされにくいお子さんがいる場合がある。という実験があります。(正中線交差)

真ん中がわからないと右にあるものを左で捕ったり、左にあるものを右足で蹴ったりすることが考えにくいとしたら、体の真ん中を探る必要があるのかもしれません。

平均台を渡る時に一般的には腕を水平にして十字のポーズで渡りますが、平衡感覚が不十分な子や軸がずれている子は右手が水平なのに左手が上に上げ、長崎の平和記念館のようなポーズで歩く子もいます。

てこの原理で考えるならばその子にとってそれが一番平衡を保ちやすい姿勢なのでしょう。そこにランドセルなどの負担をかけると前後に重心が移動するのでばらんすを保つことができるのでしょうか?

このような事をプレジャートレーニングとして紐解いています。

皆さんの真ん中ってどこなのかわかりますか?



2009年7月13日

スタッフの思い。会員様の思い。親御さんの思い。

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:17 PM

我々は体育家庭教師です。依頼に基づいて技術の向上・あそび力の向上を常に考えて会員様に提供をしています。

向上が感じられる会員様には少しハードルを上げ、なかなか結果が得られない会員様にはあの手この手と知恵を絞ってレッスンの楽しさから技術の向上に努めています。

我々の提供している「プレジャートレーニング」は技術の向上のみならず、「あそび力」が身につくことで「生活力」と「応用力」が養われると考えておりますが、時には会員様が高望みをしすぎてしまったり、我々が良かれと思って前に出すぎてしまうこともしばしばあります。

主訴と違ってきたり、行き過ぎたレッスンになったり、会員様がレッスンを嫌がっている時は、遠慮なくおっしゃって下さい。

レッスン期間が長ければ長くなるほどお互いの意識を確かめ合い、軌道修正をする必要があります。

「会員様」・「親御さん」・「スタッフ」の三位一体が信頼関係を作り出します。

時には強く言ってしまう時もあります。時には叱ってしまうことさえあります。しかしこれだけはわかって下さい。

スタッフはお子様のために常に一生懸命で、常に何とかしてやりたいと思っていることを。



« 前ページへ次ページへ »

HTML convert time: 0.271 sec. Powered by WordPress ME