2020年10月13日

預ける覚悟〜保育園編

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:16 PM

保育園はそもそも、共働きの家庭への配慮として子どもを預ける厚生労働省が定める施設。決して教育機関では無い。

保育園は子どもを預ける施設。
オムツを取るトレーニング施設ではない。

子どもを安全に預かる施設。
しかし、集団生活の場が故に怪我はつきもの。

給食はほとんどが栄養士の計画の元、併設の調理室で出来たての食事を取ることができる。
食物アレルギーの場合を除き、好き嫌いを注文する便利なレストランではない。

保育園は両働の家庭を助ける施設である事を忘れてはいけない。
子どもを育てるのはあくまでも両親である事を忘れてはいけない。



2020年9月7日

子どもを巻き込むな

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 12:14 PM

高松市で6歳と3歳の子どもを車内に放置し飲み歩き、熱中症で死なせる事件がおきた。母は夜中から昼にかけて15 時間も飲み歩いていたという。

6歳ともなれば車の乗り降りは出来るはずだが、チャイルドロックがかかっていたのか?普段からの母の圧力があったのか?車外に出る事が出来なかったのだろう。

子どもは忠誠心と正義心がある。

母親が「下の子を見ていて」と言われれば、母に心配をかけてはいけないと思い言う事を聞くだろう。また、下の子が泣き出したら出来うる限りの面倒を見たであろう。

3件もハシゴをしなければいけない理由は知ったこっちゃない。子どもを自分の苦痛に巻き込むな。

また今年もこのような事が起きたかと思うと辛くてたまらない。



2020年9月2日

ウソをつくと客は逃げる

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:20 AM

弊社のホームページの出来が良すぎて「反応を出します」「集客をお手伝いします」というアホな企業からの電話が絶え間なくかかってきます。(忙しいタイミングで)

先日、あまりにもホームページの出来を褒める営業ウーマンからかかってきたので、
「管理会社教えてやるからリンクページの1番下の企業を確認して。」
「わー、素晴らしい構成ですね。」
「その企業名を言ってみろ!」
「たくさんの企業が関わっているんですね。」
「ハイさようなら」 ガチャン

そもそもホームページすら見ていない。どこにかけているかすら分からず手当たり次第電話営業しているのが丸わかりである。

このお姉ちゃん自身は時給だろうから契約の有無は関係なく、話に食いついてきたら「担当の者に代わります」までの仕事だろうが、そんな初回からウソ丸出しの企業に会社の行く末をお金を払って任せるわけもなく、潰れて再生してを繰り返しているのだろう。

スキップの場合、どのスタッフも最初の問い合わせにはプラス面よりマイナス面を自然と説明している。

「レッスン料は高い」「絶対にできると言う約束はできない」「親御さんの目標は最初のうちは聞きません」など。企業としては致命的なプレゼンである。

でも、ウソをついてまで顧客を増やしても自転車操業になる事が見えています。1人1人を大事にし共に成長したいので、そんな条件でも入会してくださる方と長くお付き合いしていきます。

ウソだらけの世の中を生き抜くのは大変です。



2020年8月23日

区別と差別

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:05 AM

コロナだからではなく昔も今の同じ事。

区別はOK

差別はNG



2020年8月17日

空襲体験者の話

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:34 AM

岐阜県大垣市に住んではや8年になる。新興住宅が日に日に建てられてはいくものの私の部落は本村といわれる農村部落。私以外のほとんどは田畑を持っておりその半数くらいが米作りに従事している。夜になると救急車や犬の鳴き声が何キロも先から聞こえ、とにかく政(祭り毎)の多い『ザ・田舎』である。

そんなザ・田舎だから分からない事だらけ。その度に人に聞く事で親切丁寧に教えてくれる人情深い地域でもある。

ゴミ出しをしてから隣のおばあちゃんと立ち話となり、ひょんな事から空襲の話に発展した。

今年で87歳。まだ歩いて畑仕事ができる程体も丈夫で耳も遠くない。

生まれも育ちもこの家だから色々あったが、こんな事を若い人に話すと笑われると思って初めて話す。との前振りで話が進んだ。

「垂井町(関ヶ原町の東隣)から大垣市街にかけて爆弾を落としていってあんた(私)の家の北側の空き地にも落ちて爆発した。慌てて家族で堤防まで逃げた。」

鉄鋼や電気機器・繊維・紡績などの工場が今でも稼働している盛んな工業地帯でもある西濃地域だからか、空襲の標的の1つとなったのであろう。故に幼少時代は大変なご苦労をなされたようだ。

テレビで原爆や戦争の体験を語る特集番組はこの時期になると良く放送されるが、実際に経験した人から聞く話はそうそう無い。

貴重な立ち話だった。



2020年7月31日

ハード7:ソフト3

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:55 AM

例えばラーメン屋。

建物があって内装を整え、器・調理器具・こだわる店は製麺機などの投資をし、仕入れをしたら、味の追求とお客へのサービス。

味を美味くするのも不味くするのも人。
居心地よくするのも不快にさせるのも人。
綺麗にするのも汚くさせるのも人。

人気店には他店にない何かがあるはずです。

幼稚園・保育園・放課後等デイサービスにお世話になっている仕事ですので、設備もさることながら人を見てしまいます。

☆設備が整っているのに生かしていない。(園庭の鉄棒が高すぎる・ボルダリングの握り場所がいつも一緒)
☆職員は多いのに上手く回っていない。(頭数だけ揃えられ、やる事がわかっていない)
☆こだわりが強すぎる。(英語に特化しすぎて保育が疎か・行事ばかりで遊びがない) など。

表題の割合は私の勝手な割り振りですので業種によっては割合が変わるでしょうが、物だけでは人は育ちませんし、人の役にはたちません。

高価な買い物や高価な契約こそ『人(担当者)』を頼ります。

「昔、この先生から教えてもらった体育のおかげで」と大人になっても思われる事を願ってスタッフ達は手抜きなく務めています。

子どもにも職員にも、出会えて良かった!と思える人に何人出会えるかです。また、そうなれるかです。



2020年7月30日

放課後等デイサービスの選び方

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:39 AM

運動療育を掲げている私達スキップに全国から講師派遣の問い合わせがあり、たくさんの子ども達の笑顔に出会います。

人気の施設には理由があり、ダメな施設にもやはり理由があります。

多動で元気な子達が多い施設でも、社会性が身につき如実に変わっていく様がわかるケースがある一方、大丈夫かなぁ?と感じてしまう施設もあります。

そこで、私が感じた放課後等デイサービスの選び方・注意点をお伝えします。

① 施設の綺麗さや充実さに惑わされない。
ハード面(PC・建物・遊具etc)が充実していても、育てるのはやはり人です。

② スタッフがよく替わる事業所は要注意
会社でも習い事でも同じで、スタッフがよく替わる事業所は長く勤めている人に原因あり。辞める理由のほとんどは人関係です。

③ 「近いから」「便利だから」は親都合
子どもの人生の基盤づくりは10歳までとよく言われます。それまでは手を抜く事なく極力尽力を尽くして下さい。そこからの8年余りはどんな子でも必ず反抗期に突入しますので。

④ 送迎利用ばかりでなく、時間があれば迎えにいく事。
迎えにいく事で施設内の取り組みや他児の表情・雰囲気が感じ取れます。我が子だけではなくスタッフやよそのお子さんを時々見るのも大切です。

⑤ 良い事ばかりでなくデメリットも言ってくれる人がいればGood。
人は良い事しか言わないものです。そんな中でも「当施設はココが欠点なんです」と言ってくれる人がいる施設はまず間違い無いでしょう。欠点が分かっているわけですからますます良くなっていきます。

⑥ スタッフが楽しんでいるか?
②にもつながる事ですが、業務的に行っている雰囲気のところは前回と同じコメントや形式上の言葉しか言いません。出来た事や挑戦した事があれば自分ごとの様に説明するのが人というもので、スタッフ自身が子ども以上に楽しんでいる施設に預ければ、お子さんの成長にも大きく影響していきます。

 

まだまだ綴りたい事はたくさんありますが、大人の直感で我が子を最適な施設に預けてあげて下さい。



2020年7月14日

トップとして

Filed under: ちょっといい話,わからなカン — スキップ江原 @ 8:38 PM

コロナの一件で家賃交渉の為に問い合わせた名古屋本部の仲介業者の方とのお話の中で、経営者は誰もが大変。という話になりました。

会社を経営している人のほとんどが、今の地位をなんの苦労もなく勝ち取った人は誰1人としておらず、一見華やかに見える社長でも過去や現在でも多額の借金を抱えている。むしろ殆どの社長が借金まみれだと思います。

また、初代は立ち上げから成長の苦しみを。2代目以降は時代の移り変わりを見据えた継承というプレッシャーがあります。

1番いいのは従業員。所属の部署に文句を言いつつも業務をこなし給料をもらう。子ども達にも継承に対する苦労はありません。

従業員に文句を言われながらも、その者とその家族を養い、自分のミスでなくとも全責任を負う為に頭を下げて、どんな風が拭いても無くさない様にと常に意識しているのが、悲しいかなトップの重責です。

雇われ側では味わえない良い事もあるのもトップの楽しみなんですけどね。



2020年6月7日

幼稚園・保育園・学校の先生 頑張って

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:34 AM

昔とは違い、子どもに手を出せない。叱らずに理解させる。クレーマーやモンスターが増殖している。

学校の先生はキャパオーバーです。勉強も教え、生活指導・生徒指導も行い、研究発表や遠足などの視察を休み返上でこなし、何かあったらまず謝罪。

本当は子ども達と純粋に接したくてなった職業なのに、コロナによる休校中の方が良かったと思う先生達も少なからずいるのではないのでしょうか。

PTAを買って出る親・迎えに来る度に感謝する親・熱心に担任の先生と共有しようとする親もいれば、配布物を見ていない・学校運営に我関せず・根拠もなく言いがかりをつける。そんな親もいるでしょうが、生活や所得・家族構成など関係なく皆平等に子ども達を見守り育んでいく先生方には頭が上がりません。

弱い物が強く主張してしまう昨今、預かる側の事を十分理解した上で責任を持って我が子を預ける人達が増えて欲しいものです。

家で出来ない事が学校ですんなり出来るはずがありません。子ども達がわからない事を学ぶ。という事に集中できるように、ご家庭ではまず勉強以外の生活面や社会性を無理なく身につけさせるように努めると共に、親御さん自身がそれらを身につける事を熱望します。

親が変われば子は変わる。でも1番変わらないのは親。

そんな人達を相手に、2ヶ月遅れの今年度を、全国の先生達。頑張って下さい。



2020年6月1日

人への対応

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 7:55 AM

先日事務所前の交差点で信号待ちをしていると、赤信号を横断して来る初老の女性がいました。車は停まってくれたのが幸いで、私がいる所まで辿り着いた。

すると振り返りまた赤信号を戻ろうとする。

流石に制止すると「私は九州に帰るんだ」と言い出した。名古屋から九州まで歩いて行くとなると何日かかるのか?赤信号を往復するくらいだから道もわかるわけがないだろう。小学生が学校で履くバレーシューズを履いていたので、そこで『ひょっとして認知症か?』と思い、信号が青になってから一緒に渡りきると施設の職員らしき人がが慌てて駆け寄ってきた。

信号待ちの間、「九州は遠いよ」「信号が赤だから待たなきゃいかん」と言い聞かせようと語ったが、この話をカミさんにすると、「認知症と分かった時点で聞き手に徹するのが正しい対応の仕方だよ」と一言。

自分の癖でもあり短所なのが、自分の思いをすぐに口にしてしまう事。相手の思いよりも自分の感情を前に出してしまう事で嫌な思いをする人も多いだろうと後から後悔する事が多々ある。

人への対応の難しさに気付かされた出来事でした。



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