2020年10月14日

預ける覚悟〜小中学校編

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:31 AM

小・中学校の9年間が日本での義務教育ですが、義務教育という言葉を間違えてはいけません。

義務教育とは、大人が子どもに教育を受けさせる『義務』であり、貧富や男女の垣根を越えて教育を受けたいと子ども達が訴え勝ち取った『権利』です。

学校に行かせないのは本来は義務違反となります。「学校に行かなくて良いよ」と煽る行為も本来は義務違反です。

教育を受けさせる学校機能がいつの間にやらこじれにこじれ、学校教育法で決まった以上、先生達は生活指導まで請け負わなければならなくなり、さらには妖怪と化した親までも対応せねばならなくなりました。

嫌がっているからとの訴えでドッジボールがなくなり、可哀想だからとの訴えでかけっこの1番がなくなり、家でもしていないのにとの訴えで叱る事も出来なくなりました。

教えたいのに教える事が二の次になってしまっている教師。勉強ができると希望を抱いて入学したのに燃えてきてしまう子ども達。子どもの成長を他人任せにしすぎているアホ親。

原点に戻るにはあまりにもこじれ過ぎている。

私の持論ですが、義務教育である以上、小中9年間は学校に通う。午前中に体育や図工・音楽などの授業を最低限盛り込む。給食後の午後から学校で引き続き受けるか、塾で受験や進学に必要な5教科集中して学ぶかを選択できる。

塾では生活指導はする必要がないので、学習態度が悪い生徒・児童は退学させられ学校に戻る。学校が決して下等教育ではないが人間教育はしっかりしてくれる。

教育を受けさせる義務を理解して、子どもの権利を温かく見守ってほしいものである。

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