2018年10月29日

京都市動物園

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:21 AM

先日の京都出張で、依頼主から『午前中は京都を堪能して下さい』と時間を頂いたので、歴史巡りは次回として、今回は京都市動物園に行ってきました。

日本で2番目に歴史のある動物園(1番目はシャンシャンのいる所)で、外から見るとお堀の中(なんとも京都らしい)、敷地はそれほど広くはないのですが道を挟んですぐに民家という面もあり、隣の家は毎日2階のベランダから見学できそうです。

平日とはいえ秋の行楽シーズンということもあり、お子様連れのファミリーもそうですが小学生や幼稚園の遠足の団体がほとんど。

オッサンはただ1人。ジャージで入場したのでしばしば先生に間違われる。(君たちのことは知らない)

 

私は実は猿山が大好きで、猿を見ていると何時間でも過ごせてしまいます。

チンパンジーは高い見晴らし台の上で喧嘩をしていました。何か気に入らないことでもあったのか、俺の場所だったんだと手を出してしまったのか?

サルと人を同じように見るのはサルに失礼ですが、そもそも生態も違う・生活習慣も違う・言葉も通じない・自分にはない素質ばかり。そんな彼らと理解して付き合って行く。簡単そうでやはり難しい。

午後からは放課後等デイサービスで運動あそびを行いました。

出来ないと思うと並ばない子・慎重に平均台を歩く後ろでイライラする子・その逆にわざとゆっくり歩く子や、わざと違う事をする子・納得できず涙する子・・・。

時として型にはめたルールが私自身嫌になる事もありますが、仕事である以上出来るか出来ないかは別としてルールに基づいた活動はさせなければならず、その中で評価をしていく。

なぜ怒っているのか? なぜ泣いているのか? なぜ手を出したのか? 物事には全てにおいて意味があるという考え方(sensory needs=感覚要求)で見ていき、自分に無い子ども達の性格を理解してあげる事もこの仕事の奥深さ。

なんども言うが、動物と人を同じに見ると動物達に失礼だが(人にとっても失礼ですね)、動物から改めて学ばせて頂きました。

次は甲府で4番目に古い動物園に行きたいと思います。



2018年10月3日

射抜く

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 6:31 PM

大垣アクアウォーク 運動療育グループレッスンにて

テニスボールは運動療育の最強アイテム。肌触り・持ちやすさ・投げやすさ・発色・適度なバウンド など、使い勝手が満載。

今回は転がしてガムテープの軸の中に通す。テニスボールが少しの隙間で通るくらいの径。

本当に通るのか?    通った!

凄い子は3連続。

大人・子ども・技術・経験  ほとんど関係なし。

結果が出ずに簡単に諦める子が続出と思いきや、凄い集中力で教室内が凄く静かに。当然射抜いた時の歓喜はひとしお。

こんな簡単で単純なあそびが子どもを育てます。



2018年8月2日

そそぐ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:18 AM

道具を巧みに操る操作感覚は人間と一部の霊長目だけに備わった特殊技能です。

その操作感覚に『そそぐ』という動きがあります。

ポットのお湯をそそぐ    水筒のお茶をそそぐ    やかんのお湯をそそぐ    ビールをそそぐ  etc

この『そそぐ』という行為。実は大人でも難しい芸当です。

コップになみなみに入っているジュースを別のコップに移し替える際、必ずと言っていい程、コップの外側をつたって溢れてしまいます。

子どもだったら尚の事、重いポットを持って複数のコップに均等にお茶をそそぐのは至難の技。

でも『こぼす』という失敗経験も次への成功につながります。

有名私立小学校では、水筒は必ずコップのついた物を持参するよう指示しています。直接飲む事が行儀悪いという考え共に、そそぐ行為を常に身につけさせる意図があります。

生活の中に『そそぐ』を取り入れてみてください。

 



2018年7月31日

些細な言葉がけ

Filed under: ちょっといい話,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:16 AM

誰もがディズニーランドには言ったことがあると思いますが、例えばグーフィーの帽子をかぶって入場したとしましょう。

お土産のレジ係の人・アトラクションの誘導係・清掃係まで、「グーフィー 可愛いですね」「ステキなグーフィーですね」などと声をかけてくれます。

女の子は特に、お出かけをする時は姿見を見て衣装やメイク・髪型・靴までをもチェックをして、いわゆるおめかしをすることでしょう。

そこで些細な「髪飾りの赤リボンがお似合いですね」などとお店の人などに言われたら、ちょっといい気分になりますよね。

些細なポイントをさりげなく褒める。常にアンテナを立てないとできない事ですが、センスのいい人になれるよう努力が必要ですね。



2018年7月23日

簡素にまとめる

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:48 PM

私のビジネスパートナーや先生方のブログは、毎回のように伝えるべき事を簡素、かつ分かりやすくまとめています。

それが私にはまだ出来ない。言いたい事や書きたい事をとにかく書き記す癖があります。

読む人が面倒くさくならない程度に、なのにこちらの言わんとする事が伝わるように。

まだまだ修行の途中です。



2018年6月19日

目でわかりやすく

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:37 PM

個人レッスンでもグループレッスンでも、ホワイトボードがあれば、よく絵に描いて今日のやることを記しておきます。

むしろ説明はこれだけ。

やり慣れた頃に設定そのものを変えるか、ホワイトボードに注文を書き記します。

時には 「A君は逆上がり」 「Bさんは側転」 などと名指しで指示します。

どれだけ話をしてもわかりづらい子には特に効果的です。

やることが明確化されれば子ども達もスムーズに取り組めます。叱る必要がなくなります。違ったことをし始めたら指示を変えていけばいいのです。

指導者がやり方を変えるだけでどれだけでも活気あるレッスンに生まれ変わります。



2018年6月8日

空中散歩

Filed under: プレジャーアリーナ,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:19 AM

運動療育グループレッスンにて

にぎる・ささえる・わたる などの粗大運動をテーマに、鉄棒を2つ使って平行棒を作ってみました。

タオルは逆上がり用のハーネスですので関係ありません。一応、見た目に『安全だよ!』というイメージでマットを敷いておきました。この上を子ども達の自由な発想で渡っていただきます。

手を前にして進む子。大概の動物はこのような歩行方法です。人間は進化の過程で直立歩行を獲得し地熱から身体を守るために足が長くなったので、四つ足歩行になるとお尻が上がってしまい頭が落ちてしまいます。その分、足の裏で支える・掌(てのひら)で握る が必然的に行われます。

中には足を前に出して仰向けで進む子(下を見ないで済むから怖くないのかも?)や、右側の鉄棒に手 左を足にして横歩きの子、鉄棒の中心を握り足を振り子にしてターザンのように進む子 など、発想力は様々。

初めてやる事柄は慎重になり不安がつきものです。故に時間もかかります。でも2〜3回やるうちに体得し慣れが出てきます。そんな時に少しずつ負荷を加えて(高くしたり幅を広くしたり)油断をさせないのも指導者のセオリーです。

最後には二足歩行で進む子もいました。こんなレッスンからジャングルジムや肋木登り・鉄棒回りなどに発展させていきます。



2018年5月30日

落ちた不死鳥

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:09 PM

飼い主のあまりにも酷い育成のために、不死鳥が地に落ちた。

飼い主に従順で強いイメージだったが、その飼い主は実は手段を選ばず卑劣な生き方を教え、恐怖に怯えた不死鳥は飼い主に従うことしかできなかった。

その飼い主がいなくなり今は翼を捥がれたが、身の潔白を晴らし大空を舞う姿を見てみたい。



2018年5月23日

勝負あり

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:37 PM

日本大学と関西学院大学との間で問題となっているアメリカンフットボール疑惑について、先日、当事者である日大・宮川選手が日本記者クラブで記者会見の場に立った。

1人の若者は、将来・プライド・今までの努力を全て犠牲にする覚悟で、顔を出し実名で何百人ものマスコミそして全国民の前で謝罪をした。

記者達は、内田・日本大学アメフト部監督の指示だった。と選手の口から言わようと執拗に質問を投げかける。そこでの彼の一言が印象的だった。

「今日の記者会見は相手選手とご家族や関係者に対する謝罪会見です。」

指示だったとはいえ真摯に謝罪をしたことに潔い。また、一連の経緯の説明は大変わかりやすく同情さえしてしまう。

それにひきかえ、前監督の内田氏と井上コーチの記者会見を見て呆れてしまった。

全責任は監督にあり。と呆気なく退任したものの悪びれる様子もなく指示はしていない。の一点張りの前監督と、前監督の横で本当の事が言えずしどろもどろな口調のコーチ。記者さえ発言途中で打ち切るほどお粗末な問答だった。

完全に勝負ありである。

「選手を潰せ」の言葉の解釈が双方で違っていたとしても、1人の若者の人生が潰された事に対する責任が何ら感じられず、自己防衛に回っているとしか思えないのは私だけではないだろう。

ゲームの中で起きた事故(事件?)に対して立件していくのは難しいかもしれないが、首謀者がいて主犯がいる限り、残念ながら選手も罪を背負う事になる。

教育的配慮にかけたこのような上下関係は氷山の一角なのであろう。

 



2018年5月1日

他人の幸せを願う

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:47 PM

自分の幸せ同様に他人の幸せを願う事ができたら指導者として第1段階合格。それは親兄弟や親戚に対しても同じ思いであれば尚の事で、普段の行いが必ず社会に出てくるのです。

しかしながら、他人の幸せを願いすぎる人ほど騙されたり裏切られたりするものです。

そんな経験に何度となく直面したとしても、人の幸せを願うことができるかどうかです。

死んだ時にその偉大さがわかります。

自分は確認できませんけどね。

 



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