奥能登の旅
2月23・24日に父の誕生日と私達の1年目の結婚記念日を兼ねて、石川県奥能登まで1泊旅行に行ってきました。
早朝に出発し東海北陸道を北上。まずは白川郷に行ってみようと思ったのですが何度も行っているとの事で、次の富山県五箇山インターを降り、「五箇山 合掌の里」へ入りました。
ここも白川郷と共に合掌造りの集落という事で世界遺産に認定されており、雪に埋もれた村も風情があります。
この村はその昔、火薬の原料となる塩作りが盛んで、加賀藩100万石の貴重な資金源を生み出す重要な場所の1つだったそうです。(昔の人は凄い)
見附島(通称軍艦島)は引き潮になるとモーゼの十戒のように道ができ(知らない人のほうが多い表現ですが)島の先まで歩いて行けることができます。
そして、今回の1番の目的はこちら。
断崖絶壁の上にある温泉宿。全ての部屋がオーシャンビューです。
珠洲市よしが浦温泉「ランプの宿」。奥能登の私湯でここに宿泊するために全国から宿泊客が来るほど。
1年を通じて宿泊客が95%を超えているほど毎日全室が予約を受けており、今回の宿泊は偶然中の偶然でした。(4月以降はほぼ100%無理だそうです。)
ランプの宿というくらいですので全ての照明がランプ・・・だったそうです。昔は。
でも今は消防法の兼ね合いもあるのでしょうか、ランプの演出も電気照明で灯油ランプは一部でしたが、雰囲気に酔いしれます。
室内も昔の赴きをそのままに演出されています。ちなみに部屋の設備としてテレビ・冷蔵庫はございません。温泉と宿の雰囲気を楽しむためのこだわりです。
予約の時点で普通客室しか空いていなかったので渋々予約をしましたがキャンセルが出たとの事で宿が我々に誕生日旅行の配慮をしてくださり、露天風呂つき客室へ招いてくれました。(言ってみるものです。)
ということで・・・。
あぁ、何という贅沢!
食事も蟹1杯のサービスつき。かなりのコストパフォーマンスです。
夜はなんとも幻想的でランプの通路とライトアップされた日本海と宿に「凄い」の一言です。
能登半島の先端の何もない秘湯でも集客できる訳が様々な点からも解かるような気がします。
朝はテンがお出迎え。もう春がそこまで来ているかのような海の色合いでした。
2日目は輪島方面へ逆回り。
輪島市の白米千枚田。
読んで字の如く、1,000枚はある棚田が幾何学模様に広がっています。当然機械で植えることも刈り取ることもできず、全てが手作業なんでしょうね。
この文化を現代まで受け継ぐこの地域の人たちを尊敬します。
輪島と言えば「朝市」。
のはずが、昼に着いたのでほとんど終わっていました。でも魚や漬物などを安く買えたので逆に良かったです。
2日間も休みをもらいしっかり社会見学をしました。また色々な場所でビジネスのヒントをもらいました。
明日からは少し太った体を子ども達にいじめてもらう事にします。
長々と私のあそび心にお付き合い頂きありがとうございました。