器具の使い方
スキップのレッスンの大半が、「使用上の注意をよく読んでいますが正しく使わないことのほうが多い」です。
跳び箱をひっくり返してお風呂にしたり、鉄棒の上を歩かせてみたり、平均台を渡っているのにくぐってみたり、時には脚立やテーブルの使用、滑り台も反対から上ります。危惧以外にも木登りやフェンスのしがみつきなど、ありとあらゆる事を子ども達に行っています。
一般的には指導者としては失格でしょうね。
でも子ども達には大変喜ばれます。先日の末光の話では「レッスンをやらないで」と泣かれたそうです。
子ども達の成長において運動はとても重要な動きです。登る・つかむ・飛び降りる・投げる・走る・しがみつく・浮く・・・。
我々がサバンナの動物であったら生きていく上ですべてが重要不可欠な動きです。それらを運動器具や作業具・備品などを駆使して子ども達に「あそび」を通して体験させ、そのあそびの一つに「鉄棒はしっかり握れば前にも後ろにも回れる道具」というのを説明すれば、前回り降りや逆上がりの練習をしなくてもできてしまう可能性が広がります。
危険は伴います。故に大人の補助が必ず必要です。
間違った判断をしがちです。故に子ども達にも理解させなければなりません。
スキップの契約園は我々が考えるプレジャートレーニングを十分理解して頂いており、あえて昔ながらの体育指導(並んで立つ・跳び箱を跳ばせる・泳がせる)を望まず、幼児期に必要な「あそび力」の重要性を重視して行っています。
本来の使い方ではない器具の使い方。賛否両論ですが我々は子ども達の創造性と運動感覚向上のために今後も工夫していきます。
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