2010年9月12日

キャッチする力

Filed under: ちょっといい話,わらべ心・あそび心。 — スキップ江原 @ 2:51 PM

実は、8月1日に父が他界しまして、昨日が49日法要でした。

父は私以上に先頭に立たないと気がすまない性分で、その為、敵も多かったのですが、人脈が広く多くの方が告別式には参列して下さいました。

何分にも喪主そのものが初めての経験の為、何から何まで地域の方や親戚の方々に助けられっぱなしでした。

本来なら父から学ばなくてはならない事でしょうが、実の息子には何も伝授する事無く先立ってしまい、一番身近な師匠に何も学んでいなかった事に、半分は自分への後悔、半分は父への「教えておいてくれよ」という思いがありました。

昨日の法要も準備はしていたもののやはり至らぬ点が目立ち、親戚集の助けや補助により何とか滞りなく済ます事ができ、食事となりました。

兄貴のように信頼がおける母方の義兄から 「お前は何も知らんな!」 と注意を受けました。

「親ッさんが教えるものじゃなく、普段から意識をしておくもんだろ!」 教職への対応、親戚との接し方、法要の段取りなどなど、知らなくて当たり前。でも、いつ来るやも知れない不幸に対して常に意識をして、教えてもらうのではなく自分からキャッチをするもの。

喪主が恥をかくのはどうでもいい。家族や故人が恥ずかしい思いをする。 その言葉が重く残りました。

法要に限らず、仕事・近所・友人など、付き合いの全てにおいて「教えてもらうもの」ではなく「学ぶもの」と気付かされました。

この歳だからこそ、教えてくれる人は少なくなるのは当然で、「教えてもらおう」という考えからの脱却が必要と感じた食事会でした。

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