脱線も必要
指導案などに計画やねらいなどを書き、いざ保育や実習を行ってもその通りにいかないのが幼児の世界。
先日岡田を連れて富田体育教室で幼児コースのメインを行かせました。内容はお任せ。目的に対するねらいを考えなさい。ただそれだけを伝え前の週はサブにつかせて状態の把握。いざ本番。やはり彼が思い描くレッスンとはいかなかった様で、終始首をひねっていました。
子ども達から学べただけでも収穫です。
子ども達は思い思いの動きやあそびの中で一つ一つ経験し、獲得していきます。跳び箱で開脚跳びを教えようとしたとしても、助走⇒両足踏み切り⇒着手(第一跳躍)⇒跳び越し(第二跳躍)⇒着地 とこのようなプロセスがあり、これらに必要なバランスやリズム、連動(体を上手に使いこなす)感覚などが不十分では跳ぶ事すらできませんし、つまらなくて当然です。
難しいことをしようとすると脱線し始めます。かといって簡単なあそびをしていても脱線するものです。
最終的に跳び箱の開脚跳びができる(目的)ためのあそび(ねらい)をたくさん提供してあげれば、苦もなくできるものです。
時間はかかりますが、指導者(保育士)が脱線も踏まえてシナリオを計画しているかどうかなのです。
皆さんのシナリオ(指導案)に脱線や道草はありますか?