メダルの重さ
冬季オリンピック バンクーバー大会でのスピードスケート500mで日本に悲願のメダル獲得が果たせましたね。
銅メダルの加藤選手は滑り終えた後に日の丸に包まって寝込んでしまいました。全力を使い果たした全う感か、世界の壁の高さにまたしてもぶちあたってしまった現実を認めたくないからか。
滑走後のインタビューで彼は、「狙っていたメダルとは違うことに悔しい」と言いながらも「日本代表として役割を果たせた」と。
愛国心が薄れているように感じる日本にとって、胸を張って「君が代」を歌うのはスポーツの世界だけのような感じもしなくもないが、オリンピック代表は「自分のため」とともに「国の支え」もある。
彼は確かに日の丸を背負って戦っていたのがそのコメントからも伺える。
結果を出すのは容易ではないが、日の丸に包まって悔しさをあらわにできるのも、私たちが考える以上の思いがあったからであろう。
長島選手とともに獲得した輝かしい2つのメダルに、日本が感動したのは確かです。