スタッフのレッスンからお子さんを考える
アリーナ療育レッスンでの1コマ。
最近入会されたお子さんのレッスンを見学しました。母親への依存が強く環境やスタッフに慣れるまでは心苦しいのですがお母様に退室してもらうと、当然泣きで訴えます。
ほとんどのお子さんが知らない場所で知らない大人と1時間あそぶのはストレスを感じるはずです。家庭教師の場合でもアリーナレッスンでも低学年のお子さんの場合、スタッフになれるまでの5から10時間は主訴とは違ったあそびを通して心を開くまでは待たせてもらいます。
特に療育目的のお子さんは、何に興味があるか? 何がNGか? どんな刺激に敏感か? などを解析するまでに時間がかかります。
近い将来、進学される時には55分という授業に座って集中できる体力や、集団生活で目立つことがない落ち着き、時間・対人関係・授業とあそびの切り替え・着替えや食事などの生活力などを、長い時間をかけてお子さんに無理のないように身につけさせなければなりません。
私が主となるレッスンではレッスンに一生懸命になりすぎる場合が多々ありますが、スタッフのレッスンから客観的に考えることで、スタッフへの助けや会員様への方向性も見えてきます。スタッフも同様に私のレッスンから考えることをレッスン終了後に時間をかけて話し合います。
我々はOT(作業療法士)ではありませんが、運動刺激を与えるプレジャートレーニングで多くの会員様に支持を受けております。
ご家族の方の苦労には到底及びませんが、我々の出来うる限りを全力でサポートさせて頂きます。