食べる
トライデントスポーツ医療科学専門学校 運動療育学の授業風景。
今日の授業テーマは「食べる」。食事による舌の旋回運動が構音訓練(言葉の発音ミス治療)になる事や、咀嚼(そしゃく。口の中で食べ物をよくかみ砕き、味わうこと)の必要性、嚥下(えんげ。飲み込むこと)障害を紹介し、話だけでは難しいので実際にお菓子を使っての咀嚼体験をしました。
3時からの授業はちょうどおやつ時。他のクラスには内緒でおやつタイムです。
お菓子を手に持って・・・。
口に近づけます。お互い向かい合って同時に食べ、お菓子が口のどの部分にあるかを観察します。
ものを食べた瞬間に右または左に舌で取り分けられ奥歯で噛んだりすり潰したりします。また、右から左、左から右へ舌が起用に動き咀嚼を手助けします。
彼女の場合、ほおが膨れるのでものがどこにあるかがわかりやすいです。
ここで「食べる」の再認識として、咀嚼(そしゃく。口の中で食べ物をよくかみ砕き、味わうこと)と嚥下(えんげ。飲み込むこと)があって初めて「食べる」になるのです。
「パクッ」⇒「カミカミ・・・。」⇒「ゴックン」 が「食べる」なのです。
嫌いなものを口の中に入れて「上手に食べれましたね」と喜ぶのではなく、何回で噛んで飲み込むか。そこまでお子さんを見てあげてください。