振動を感じる
棒を振り回し、歩道橋の欄干をカタカタ鳴らす感覚。
釣りをして、魚がかかった時の手ごたえ。
ボールを打った瞬間に感じる長打の予感。
後輪が滑った時のお尻で感じる感覚。
糸電話から感じる振るえ。
実際には神経がつながっていない道具にも、各部位に接している事で微妙な動きをキャッチし、的確に感じる事ができます。
たくさんの反復経験から、あたかも自分自身のパーツを感じる事さえあります。
子ども達はあそび経験から、アスリートは練習の中で、道具を使うことにより「振動」を感じ、いろいろな意識をします。
道具を使える数少ない動物の我々は、それを無意識に感じているのです。
人間の感覚は素晴らしい。