エッパラ昆虫博士
夏から秋の装いになるにつれて、見られる虫の姿や音色も変わっていく。
日本人が味わえる「いとをかし」なのでしょうね。
鳴く虫たちのほとんどはオスで求愛音だと考えられています。実際は鳴くといっても口で鳴くわけではなく、羽を擦り合わせたり腹を震わせたりといった感じで、音を発生させています。
クツワムシも夜な夜な草むらに顔を出し、「おいらのお嫁さんになってくれよー」と言っているのでしょうか。
馬を引くために口にくわえさせる金具を「くつわ」と言い、馬子(まご)が引き馬が歩くたびに鳴る「ガシャガシャ」という音が鳴き声と酷似している事からその名前がついたとされています。
お馴染みの虫ですが、個人的にはあまり好きになれないなー。
昼間は草と同色の緑、夜には茶色に変色するのが特徴。
アリ・トンボのように逆オニギリの形をした顔はほとんどが肉食(雑食)で、交尾をすますと無常にもオスをメスが食べてしまいます(ムシャムシャ)。
スズムシも同じ行動をとるので、飼育箱にたくさんのスズムシを飼うと、いい音色は徐々に少なくなり、数の減少と共に鳴かないスズムシだけになってしまうという、何とも悲しい生態系が出来あがります。
写真はコクワガタのオス。
子ども達の中では人気者の甲虫の中の1つ。最近は外国産のカブトムシやクワガタムシが売られているために、生態系が崩れないかと心配です。
このコクワガタ。元気に動くのはいいのですが保育園児に見つかってしまったがために、捕まっては指にしがみつくのでかまれたと思って振り落とされ、つかんでは振り落とされの連続で、子ども達のいいおもちゃになっていました。
しかしこのような経験から子ども達がムシに対する意識を芽生えさせるのです。
虫たちも冬支度をしているのが感じられます。
皆さんは「アリ」ですか? それとも「キリギリス」ですか?