タイミング
スキップ指導者は体育指導を通して子ども達と遊んでるように見えますが、決して遊んでいるだけではありません。
遊びの中で培われる力の把握や生活の中での暗黙のルールが守られているかを常に観察しています。
楽しさの中にも規律や思いやりの心がなくては遊びが成立しませんので、いけない事に関しては叱ります。
「叱る」は教育的な注意。「怒る」は感情まかせの自己発散と考えています。叱ることは好きではないのですが、叱らなくてはいけない時にはやはり叱ります。保育園指導でよくある光景ですが、砂を投げたり友達を叩いたり・・・。いろいろな経験から獲得する過程において、善悪の判断も当然教えていかなければいけません。
なぜいけないのか。どうすればよいのか。などを、起きたその場で教えないと何の意味もありません。「あの時××したでしょ。いけませんよ!」では子ども達はまったく理解できず、また同じ過ちを犯してしまいます。
叱ることが決してプラスとは言いません。できることなら叱らない方がいいでしょう。褒め時・叱り時を見極めて、楽しむ時は一緒になって楽しみ、締める時は真剣に立ち向かう姿勢が必要です。褒められた記憶は薄れますが、叱られた記憶は根強く残ります。しかし理屈の通った注意は子ども達なりに理解をして、同じミスをしにくくします。皆さんはお子さんとの関係をうまく保てていますか?