2021年12月14日

必要とされる人とは?

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 2:59 PM

今のところ私は家族を除くそれ以外の人達から必要とされ、仕事を頂き、暮らしを営んでいます。

でも、10年後(私は還暦)や不慮の事故で体がうまく機能しなくなってしまった場合に、必要とされるかどうかはその時の努力ではなく今からの努力が鍵となってきます。

世の中から必要とされる為には他の人とは違った技量やアイテムが必要不可欠で、更には人望も重要です。

資格社会は終わった。と言われますが、技量がなくても資格があるだけで重宝がられる職種も実はたくさんあります。

「誰でもいいよ」ではなく「あなたじゃないと」と言われる為に、若いうちの苦労は買ってでもしておいた方がやはり良いのです。

人が嫌がる事。人に真似のできない事、人よりも拘って取り組む事ができる事。人の期待以上の成果をあげられる事。コレらが出来る人はまず間違いないでしょう。

あなたは今、他人から必要とされていますか?
10年後も必要とされる人でいられますか?



2021年10月21日

あそび心をくすぐる

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:14 AM

縄跳びや鉄棒を行う際に、ただただ行うのは子どもとしては面白みがありません。そこで、やる気を出させたりあそび心満載のきっかけを設定する事で、嫌な事でも乗ってくる事がほとんどです。

簡単な設定としてはジャンケン。勝ったら◯◯ができる。負けたら☆☆をする。などが一般的ですね。

グループレッスンでは物置の奥底に眠っていた『黒ひげ』をやってみました。

飛んだら縄跳び。逆に飛んだ人以外が縄跳び。のように設定します。

子ども達は黒ひげに夢中。こちらの意図は縄跳びを跳ばす。お互いの思いが一致しているので永遠に出来ます。

大人だからズルい。と言われがちなものではなく、老若男女皆平等のものが子どもも納得します。



2021年8月5日

逆発想のプロ集団

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:08 AM

皆様もご承知の通り、スポーツファクトリー スキップ は、とんでもない体育教室として、16年目に突入しております。

おかげさまで、コロナ禍にもかかわらず微成長ではありますが、上向きに営業をさせて頂いております。

インストラクターについては常に募集をしているものの、なかなか良い人材はこんな弱輩企業に見向きもしないのでしょうが、起業当時のポリシーとして『むしろ運動オンチの人を採用』する事に徹しています。

運動特待で大学などに入った人の多くは、2、3回の練習で出来るようになってしまう程の生まれもったセンスがあるが故に、出来ない子の辛みがわかりにくいと考えています。むしろ『ウンチ』の方は出来ない事を一緒に共感してくれるので、「出来もしない先生が教えるの?」とお思いでしょうが、子ども達にとっては理に叶っているのです。

スタッフ全員バク転出来ません。でも教える事は出来ます。

子どもを教える仕事は、専門性と共に教育知識だと考えているので、ド派手な施設でもなく、ド派手なパフォーマンスも出来ませんが、親も子も納得して帰ってくれる事に徹して今後も取り組んでいきます。



2021年7月30日

複数の入り口を

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:29 AM

放課後等デイサービスにお勤めの方から、「至って普通の子ながら、数字の概念が低い。ブランコが漕げない。滑舌が悪い。なんとかしてあげたい。』との質問を受けた。

滑舌は骨格や構音トレーニングなど、医療や療法の分野になるので、滅多な事は言えませんでしたが、数字については生涯必要となるために色々な角度からアドバイスをしました。

10までが数えられない様で、故に四則計算はまだまだ先の先。3の次がわからない。

その様な子にどう数字を教えるか?

数え歌。
隠し絵。
言葉と文字の反復練習。
ハンドクラップの数を当てる。
逆算(カウントダウン)。
逆さ文字。
鏡文字。
間違い探し。etc

学習障害がいなのか数字がただただ好きではないのかは不明ですが、車が好きならナンバープレート。電車が好きなら時刻表。タブレットが好きならパスワード設定。など、数字に対する入り口は必ずあるはずです。

ノートと教科書だけが学習ではありません。



2021年6月22日

オートマティック後ろ回り

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 5:40 PM

準備物

跳び箱(今回は7段を使用)
ハシゴ(2mほど)
ストレッチマット(2枚)
勇気(最初だけ)

見ている側は『危ない』と思うでしょうが、ハシゴのサイドを握る事で転落する事はありません。

仰向けに寝て、足を上げれば、自動的に後ろ回りができます。

最初は怖いですが、1回やってしまうとこればかりやっています。

とんでもない体育教室からのアドバイスでした。



2021年6月14日

魅力

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:56 PM

見られる仕事はそれなりの魅力がないと人を惹きつける事ができません。

芸能人は顔や声・演技力など。
プロ選手は実力や成績。
芸人は笑いのセンスや1発ギャグ。見た目にブサイクな芸人でも人には無い個性で人気がある人は大成しています。

先生と呼ばれる仕事も見られてナンボの商売ですので、魅力がないと子ども達はついてはきません。

指導力・説明のわかりやすさ・子ども心を理解できる気持ち・ニーズ・親への理解などなど。

知識も必要ですが、学校では教えることができない『先生としての魅力』は自分自身で確立しなければなりません。

皆さんの魅力ってなんでしょうか?



2021年4月24日

理想との壁

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:57 AM

スタッフ不足から現場に入る事が多くなった。

支援を必要とする運動療育でのレッスンでは、運動あそびを通じて社会性を身につけ、家庭・学校・社会で人並みの営みができる事を願っているのですが、今年に入って負の報告と共に現場での理想の壁にぶつかっている。

・言葉でうまく伝えられず手が出てしまい、ついには退園を余儀なくされた。
・学校やスキップに通う事すら迷惑がかかってしまうとの理由で退会。
・デイサービスでは、兄弟間の刺激が強く常に喧嘩や言い争いになる。
・保育園では、子ども多様化が目立つ中でも出来ない子たちの底上げをして欲しい。

週1回1時間でいかに深い印象(運動の楽しさや成功体験)を与える事はスタッフ各々が常に考えている事ですが、理想との壁が更に大きく感じられる昨今です。

我々にも出来ない事はあります。まずは近い目標からクリアしていき、時間をかけてみんなが幸せになれるよう微力ながら務めていければと改めて思いました。

この仕事は終わりがないのが良くもあり悪くもあります。



2021年3月30日

絵を描かせる説明

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:18 AM

レッスンの際に子ども達にも親御さんにも説明やアドバイスをしますが、その際に、空想でイメージできるような説明に気を遣っています。

例えば、お迎えの際に親達は子どもの様子を知りたいと思うはずです。

でも「今日も頑張っていましたよ」よりは「お母さん。あと少しのところだったんですが今日も完成には至りませんでした。でも頑張っていたので次はできる事を願って私もエネルギーMAXで挑んでいきます。」の方が、次への期待に繋がりますよね。

大げさな物言いかもしれませんが、子どもの成長を願う親としてはお迎えも毎回楽しくなってきます。

見ていない人に対して状況が思い浮かべられる説明ができたら、ちょっとだけランクアップです。



2021年1月30日

交差の概念

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 5:57 PM

縄跳びの前跳びがリズム良くできる様になると、後ろ跳びや交差跳びという壁にぶち当たります。

そこで、交差跳び・綾跳び。文字通り手を左右交差して手首で縄を回し、更に元に戻すという、子どもには超荒技。

こんな技を考えた奴を恨みます。

まず、交差の概念を身に付けさせるために片手もしくは両手でロープを持って、正→逆の様に腕を交互にしながら回し続け、交差跳びのイメージを体で覚えこませます。

しかしながら、前跳びができる子でも交差するとロープが首や身体に巻きついたり、変な波長で制御不能となってしまうので、体外の子どもは・・・、

こうなってしまいます。これが縄跳びの壁の恐ろしさ。せっかく好きになった縄跳びもこれでは台無し。でも根気良く頑張ればいつかはできるようになります。

交差の概念が宿れば、野球の逆ハンドでのキャッチやラケットスポーツが研ぎ澄まされます。

子ども達!! お家時間を利用してガンバレ~!!!

※会員様の許可を得て顔出しでお贈り致しました。ふて腐った顔が最高!!



2021年1月27日

仕事は定時。意識は常に。

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:42 PM

以前、登録インストラクターで中学教師を目指している女の子が2週間で辞めてしまいました。その理由が「子どもを1時間教えるために、イメージで1時間、反省で1時間の計3時間必要なので割りに合わない」との事でした。

彼女が学校の先生になれたかは不明ですが、このような思考の人が担任だったら子ども達は可哀想です。5時間授業に15時間。更には授業の合間に準備と振り返りで2時間が必要なので子ども達の帰りは夜中になってしまいます。

その逆で、先日末光に「オンとオフを切り替えるように」と電話で伝えましたが、彼は年数も長いせいか既に子ども達の成長とスキップの繁栄のために、常に上を見ているようです。

仕事は定時。意識は常に。

良いアイデアは仕事中ではなく、会話や食事時・休みの日に浮かんでくるものです。でも家族サービスの時は完全に電源オフにする努力もして下さいね。



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