2015年8月8日

安全装置では人は育たず

Filed under: やらなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:58 AM

先日、食事をしながら板前さんと話をしたのですが、この方の話しはすべてが車にたとえられて、非常にわかりやすく感動をしました。

例えばナビゲーションシステム。スムーズに道を教えてはくれますが頼ってばかりいると道を覚えようとしません。

新人教育の際に 「大皿はどこにありますか?」 の問いに 「裏の引き出しの下の何列目くらい。」 とアバウトに教えるそうです。親切に一緒に連れて行き 「ここにあるよ」 と教えてしまうと 『聞けば何でも教えてくれる=この人に何でも聞けばいい』 となってしまうそうです。

一見、親切な上司にも映りますが、何も覚えていない新人が1年後には新人を教えることになる。何も知らない先輩に付く新人にとっては貧乏クジである。結果、みんなが可愛そうである。

包丁の置き方1つにしても 「そんな置き方だとケガをするよ」 なんて助言を使用ものなら 「どうして言ってしまうのさ。腕1本落としてしまえば一生食べていけれる保険がおりるのに」 と大胆発言。

衝突安全システムやエアバックなどと言う、事故を起こさない装置または事故が起きてもケガを最小限にとどめる装置があるから人が育たない。ケガから学ぶことが無くなってきている。

包丁人は、切り傷ややけどは当たり前。頭と体で覚えることは山ほどある。でもお客さんの前に出たら満足して頂けるための味・彩・接客が必須条件である。

子育てにも言える事で、やる前から 「できない」 と言う子に失敗経験をさせているか? 知らないことに対して探求させられる環境下で育てているか? それ以前に危険予知や人間教育を意識して子ども達と接しているか?

たかだか1時間くらいの時間でしたが異業種で意識レベルが同じの方に出会えた事に縁を感じました。



2015年6月29日

仕掛け保育

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:28 PM

今日お邪魔した保育園は月に1回のレッスン契約のため、技術の向上と言うよりはあそびを通じて運動の面白さを伝えていく。といったレッスンを行っています。故に、普段の先生達の運動に対する意識と、子ども達の私に対する認められたいという思いが、子ども達の成長を左右させます。

朝、門扉を抜けて園に入るや否や子ども達が待ち構えており 「えっぱら先生、見てて見てて。」とせがんできます。走っていった先にはジャングルジム。園児達は私にジャングルジムの最上段まで上れる事を披露したかったのです。

運動レベルはさほど高くはない保育園。ですのでジャングルジムなどの固定遊具もあそばなければただのオブジェです。前回の体育レッスンではジャングルジムの最上階まで登れなかった子が多くおり、先生達には 「やれ! という指示は一切せずに毎日固定遊具であそぶ時間を設定して下さい。」 園児達には 「今度えっぱら先生が来るまでにみんながジャングルジムを得意になっているように。」 とだけ伝えておきました。

その意識が働いたのか、子ども達は私に認められたい一心で頑張っていたのだと思います。

子ども達はちゃんと話を聞いています。そして、目標に向かって頑張るのです。

誘導の仕方1つで保育はもっと楽しくなり、もっと子ども達が育って生きます。いかに仕掛けるかが保育だと思います。



2015年5月26日

暑さに負けるな

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:10 PM

5月だというのに連日の猛暑が続いています。まだ湿度が低いので木陰に入ると爽やかではあるものの、30度前後の日中の暑さには体がついていきません。

水分補給・塩分補給・栄養価の高い食事・十分な睡眠・・・。

これからが夏本番です。暑さに負けるな!!



2015年2月26日

魅力を伝える

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:54 PM

教育実習で園に入って学んでいる学生がこの時期多くいます。子ども達と接する中で子どもの行動や表情などを捉え、自分なりの解釈で対応をして、感じとれるすべてを実習ノートにまとめていると思います。

教育実習は私も経験があり、ノートまとめは正直地獄でした。しかし今になってその糧がかなり自分のためになっています。このブログに関しても実習ノートを書いていたあの頃があってのものかもしれません。

しかし、ノートをまとめるのがその時期の仕事ではなく、先生となった時に如何に子ども達に魅力を伝えられるか。そこです。

実習最終日に子ども達が群がっているくらいのフィーバーぶりであれば合格だと思います。

将来、保育士や教員を目指している学生諸君。卑怯な手段は子ども達には一切通用はしません。皆さんの皆さんしか出来ない魅力をぶつけていって下さい。



2015年2月8日

感情表現

Filed under: やらなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:13 PM

怒る・泣く・笑うなどの表現ができても、感動する表現ができない子が多いような気がします。

出来た時に 「やったー!!」 が言えるチャンスをたくさん与えてあげて下さい。

子ども達にとっては出来ない事や初めて挑戦する事がほぼ毎日。故に 「やったー!!」 が毎日のように聞かれるはずです。

上手な感情表現が出来るお子さんに育てて下さいね。



2015年1月9日

もっと狂って

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:37 PM

大垣市内の保育園で先生方を対象とした研修会を行ってきました。

みんなまじめな先生方が多く熱心に受講していました。が、熱心がゆえに子ども達が楽しくあそびに取り組むことができるかというとその逆で、教えようとするがあまり子ども達が離れていくのではないかという気配がプンプンしていました。

マットも鉄棒も、教えるのではなく一緒になってあそんだ方が子ども達は伸びるということをわかっていても出来ていないような気がしたので、「せっかく保育士になったのだから、もっと狂って!」と伝えました。

嫌なことを教えてもらう時、真面目にやられると苦痛ですが面白おかしく進められればプレッシャーも軽減されます。ましてやあそび感覚で会話をしてもらえれば嫌な事も進んで取り組みます。

先生と言われる人がその業務に狂って行うことが受ける側にとっての特効薬です。



2014年12月2日

見ていない所でどう磨くか

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:39 PM

弊社は一般企業と違い、契約先でのレッスン時間に合わせ出向し、業務(レッスンをこなし、ほとんど直帰です。故にスタッフ全員が名古屋本部に集まるのは設定でもしない限りほとんどありません。万一レッスンが入っていなければ当然的に良い言葉で置き換えるならば「自宅待機」、一般的には「休み」という表現になります。

ある意味、自宅待機が長く続くと恐ろしいシステムです。

しかし、そんな時間でもスタッフ達は常に子どもの事、レッスン内容、指導法などの自分磨きに費やしている事が感じ取れます。

スタッフが綴っている「ふれあい日記」・「ブログ」・「SNS」など、インターネットでの情報で発信しているので、意識レベルの高いスタッフはモバイルで時間を有効利用しています。当然普段から勉強をしていないと綴れないので、毎日のアンテナの高さが評価にもつながります。

スポーツでも勉強でも、見ていない所でどのように自分磨きをするかが試されます。1人の時間を有効に。



2014年10月24日

刈谷市教育対話集会

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:43 AM

刈谷市教職員組合より講演依頼をうけ、「刈谷市教育対話集会」講師を務めてまいりました。

刈谷市教育対話集会刈谷市教育対話集会

市内小中学校のPTAと教職員組合の方々が、子ども達体力低下の実態と日頃の運動状態を把握し、今後の取り組みと課題を熱心に考えておられました。

その後に担当した講演では、あそびを取り入れて子ども達の「できない」について考えて頂きました。

刈谷市の教育に対する高い意識が感じられた会でした。



2014年7月11日

誘導する

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:12 PM

SKIPのスタッフ達に中にも 教えると導くの違いが上手くできないと悩んでいます。 例えばサッカーでも指導者が黙々とリフティングに挑戦していれば、わざわざ 「早くやりなさい」 などと急かさなくても子ども達なりに真似をしながら何回も繰り返し練習をし始めます。これが導きです。

その導きの中からポイントだけを個々に教える。そうすることで子ども達はアドバイスを意識しながらもっと上手くなろうと努力をします。

多くを教えると1つすら満足にできず、やった気になっただけで終わってしまいます。

グループレッスンだからが故に導きは効果的です。何故なら他児をも意識するからです。できない子達にも適切なアドバイスをすればまず導かれます。

指導者のレッスンの進め方1つで子ども達の伸び幅は無限に広がります。

良い指導者になる為の指導力と子ども達を引きつける為の指導力を一人ひとりが確立すれば、素敵な師弟関係が出来あがります。



2014年6月24日

下呂市保育研究会 夏期講習

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:35 AM

先週の土曜日に下呂市保育研究会より依頼を頂き、下呂市立萩原南保育園にて体育士80名という多い参加者のもと、運動あそびの講師を務めてまいりました。

元気で熱心な先生方に押されて当初の時間より大幅にオーバーしてしまいまして大変ご迷惑をおかけしましたが、参加された先生方の笑い声が絶えない研修会となりました。

下呂市保育研究会 夏期講習 下呂市保育研究会 夏期講習

下呂市保育研究会 夏期講習 下呂市保育研究会 夏期講習 

参加された先生方、2時間の長丁場大変お疲れ様でした。またご縁がありましたら宜しくお願い致します。



« 前ページへ次ページへ »

HTML convert time: 0.315 sec. Powered by WordPress ME