2006年5月17日

サスケ

Filed under: プレジャートレーニング,子ども達との日々 — スキップ江原 @ 9:01 PM

4b42165a.jpg今日訪問指導をしたのは関市立富岡保育園。鉄棒をしようと外での活動をしていたのですが、雨がパラパラと降ってきた為におゆうぎ室に避難。室内運動となってしまいました。

別の園で前回紹介したロールマット登りをしましたが、ただ登るだけでは飽き足らず、4つあるならと違う配列かつ間隔をおき、某番組のようにバランス感覚とスリルを養う設定を作りました。

さすが年長さん。1つ目・2つ目とマットをクリア!最後のマットも登りきりみんなよりも高いてっぺんからジャンプ!みんな達成感にあふれた顔をしていました。

不安定なマットに対する左右へ・前後へのバランス、そこから飛び移り登る為の腕や足の使い方、体重移動がしっかり発揮される体育あそびでした。

見ている先生方が力が入るくらいスリルがありました。このようなドキドキ感が魅力があるのでしょうね。



2006年5月11日

マット登り

Filed under: プレジャートレーニング,子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:39 PM

5d765d7d.jpg保育園の体育教室で巨大ロールマットを使ったマット登りを行なっています。

登りきった達成感と自分の身長ほどもあるてっぺんから反対側のマットに飛び降りるスリルを味わう中で、手足の使い方・指の力・助走から飛びつくタイミングにより根性を確認します。

小柄でも器用な子はマット一蹴りで全体が登れてしまう子、手足だけではなく顔やあごを使う子と作戦は様々です。

ジャングルジムや木登りなど、上に登るプロセスに足や手に力をいれて重心を移動させる(加重を預ける)動きがあります。バランスをとりながら且つ、落ちないようにしがみつきながら手足の役割を使いこなし、最終目標に到達する。体の移行がうまく出来ないとその場でしがみついているだけで、いずれは落ちてしまいます。

各部位の使い方が思い通りに機能して初めて出来る運動(遊び)の1つとして、何度と無く取り入れています。見ているほうも力が入るくらい頑張っている姿が見られます。



2006年5月7日

コーチ(COACH)の資質 “H”

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 11:50 PM

人の成長をたすけ、向上をサポートする人のことをすべてコーチ(COACH)と考えています。ではコーチとはいかなるものでしょう?

Humor(ユーモア)

私の口癖は「おもしろ、おかしく、たのしく」です。この1つがすべてそろうとイヤイヤしていた練習も苦ではなくなります。苦手なものを得意にする為に必要なことはマイナスイメージを脱却し、プラスイメージを植えつけることです。

また、ユーモアはスポーツ心理学では、失敗の記憶を残さない為の重要な手段でもあるそうです。うまくなる為に練習をしているはずが、そこに伴う数々の失敗が記憶に残り、いざ本番のときに我々を悩ませます。

練習の成果をより上げ、本番で実力を発揮する為には、このマイナスな記憶をユーモアセンスが解決してくれます。

漫才で「よっ!日本一!じゃー次は世界一いこうか!」というネタがあります。苦痛な練習の中にも笑いの要素があることでリラックスして伸び伸び出来るのです。

コーチに必要な5つの「C・O・A・C・H」についてお話しました。指導者は少なからずこれらの要素を持っているはずです。子ども達・選手の為に素晴らしい指導者であるように頑張りましょう。

参考文献「スラムダンク勝利学」辻秀一 「スラムダンク」井上雄彦 (集英社)



2006年5月6日

コーチ(COACH)の資質 “C”

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 10:23 PM

人の成長をたすけ、向上をサポートする人のことをすべてコーチ(COACH)と考えています。ではコーチとはいかなるものでしょう?

Caracter(人間力)

「しっかりしろ!もたもたするな!」と言って腕を組んでいるだけや、「私の言う通りにしろ」という一方で、とても見本にならないような態度のコーチが、少なからずいらっしゃいます。以前、レッスン中に子ども達に罵声を浴びせながらも公共エリアである小学校のグランドでタバコを吸いながら指導をしている少年野球の監督がおり、あまりの理不尽さに注意したことさえあります。

子どもがかわいそすぎます。自分に優しく他人に厳しくでは誰もついて来ません。家庭でも同じことで、「寒さんの言うことを聞きなさい」しかし自分の態度や行動はまったく違う、では言うことを聞くわけがありません。

整理整頓や返事を強要するのであれば、自分自身の生活がどうであるかを常に振り返る必要があると思います。

ミスを叱る前にそれをしっかり教えたかを振り返る事が重要なのです。

子は親の鏡。選手はコーチの鏡です。



2006年5月5日

コーチ(COACH)の資質 “A”

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 8:09 PM

人の成長をたすけ、向上をサポートする人のことをすべてコーチ(COACH)と考えています。ではコーチとはいかなるものでしょう?

Air affection(愛情)

コーチは子ども・選手・運動・スポーツに対する愛情を誰よりももっていなければなりません。

時には厳しく、時には抱き合い、時には自分の事のように喜ぶことが必要です。単なる好きだという趣味の領域を超えた上で、愛情を持って指導する姿勢こそが選手や子ども・大人をも変え、成長させることでしょう。

また、集団指導やチームでの指導の場合、運動能力や正確や外見などで区別をしてしまってはいけません。愛情は平等を前提に存在します。不平等は愛情とは呼びません。

元豊玉・北野監督(コミック14巻)の回想シーンで、小学生の南と岸本にランガンオフェンス(速攻)の説明をしています。

「高校3年間でできることなんか限られとる 全部やろう思てもムリや そやから豊玉の練習はオフェンスにディフェンスくらいのもんや そらあ 批判もあるけど、 そんでええのや ・・・その方が バスケットを好きになってくれる。と

強くなるチームの前にバスケットが好きになるチーム作りを唱えています。試合後半で空中分解しそうになったチームの雰囲気から、北野前監督の一言を思い出し息を吹き返します。

「バスケットは好きか・・・?」



2006年5月4日

コーチ(COACH)の資質 “O”

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 8:55 PM

人の成長をたすけ、向上をサポートする人のことをすべてコーチ(COACH)と考えています。ではコーチとはいかなるものでしょう?

Outlook(前途の見通し)

コーチ独自の展望と目標を持つことが重要であり、コーチは楽しませること、心技体を変化させること、チームを勝利に導くことの1つのバランスを考え、今何が必要かを常に考え実践することが重要です。

スキップの場合、楽しませることは運動への苦手意識を和らげ、心技体を変化させることはプレジャートレーニング等の多種多様な運動を織り交ぜる指導法、勝利に導くことは個々の目標の獲得・達成と考えています。

早く結果を出して欲しいというのは誰しも願うことですが、子どもにとっての最良の道筋を考え、理解してもらい、実践することも指導者の役目です。

陵南との練習試合後、安西監督は早く出場させて欲しかったと悔やむ花道に対して、「あわてるでない これからこれから」と笑っています。負けはしたものの試合経験の乏しい花道を含む新生チームに経験を積ませ、今後の見通しをたてていることが伺えます。



2006年5月3日

コーチ(COACH)の資質 “C”

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 11:46 PM

私自身、小学校から20年間バスケットをやっており(今はご無沙汰ですが)学生時代に流行ったバスケット漫画「スラムダンク」の影響を十分に受けました。この本はルールブックや指導書よりもわかりやすく、何よりその気にさせてくれます。今でも何度となく読み返してはバスケット依頼のお客様にキャラクターを用いて説明するほどです。

この本を基に日本体育協会公ea?スポーツドクターの 辻秀一 著「スラムダンク勝利学」(集英社)なる本に出会い、花道が湘北高校に入学・未経験のバスケット部に入学してから、インターハイで競合・山王工業を下すまでのストーリーを、指導者の立場から分析した内容に、参考となる項目が多々あり、黄金週間中はこの中から「コーチの資質」を私の考えも交え紹介させて頂きます。

人の成長をたすけ、向上をサポートする人のことをすべてコーチ(COACH)と考えています。ではコーチとはいかなるものでしょう?

Comprehension(理解力)

チームスポーツでは指導者として、個々の力の理解、チームの戦略的な特徴の理解、ゲームの流れの理解が必要です。

スラムダンクのストーリーの中では、花道の性格を理解したうえで安西監督を始め、赤木、晴子、リョータ、洋太(桜木軍団)らがサポートをしているお陰で急成長を遂げていき、チームも活性化されていきます。

スキップでは、会員様の様々な特徴を理解することが指導者に求められます。ウィークポイントの克服や運動能力向上を希望される依頼に、会員様の性格や現状を理解した上で、よりよい指導法を常に模索しています。

出頭家庭教師スタイルをとっているのは、個人のお客様の心身を理解し、遊び能力・運動能力を効果的に導き出す為です。



2006年5月2日

北風と太陽

Filed under: ちょっといい話,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 7:49 PM

イソップ童話「北風と太陽」のお話。

あるひのこと、きたかぜがたいようにちからじまんをしています。 「ボクはなんでもかんたんにふきとばすことができる。いちばんつよいのはボクさ!!

「たしかにいちばんのちからもちはきみだけど、いちばんはどうかな!?

「よし、ちからじまんをしよう!あのたびびとのふくをぬがしたほうがかちだ!!

きたかぜは、ピューピューパワーでいきおいよくいきをふいて、たびびとのふくをふきとばそうとします。しかしぎゃくにたびびとは、あまりのさむさにふるえてふくをぬぐどころかコートをまとってしまいました。

つぎはたいようのばん。たいようはニコニコパワーであたりをてらしポカポカにしていきます。たびびとはあせだくになり、コートやうわぐつをぬぎはじめ、さいごには、はだかになってしまいました。

「なんでもちからずくでやろうとしたボクがまちがっていたよ。ボクのまけだね。」

心の中にも北風と太陽が共存をしており、例えば大人たちは時計とにらめっこをして無理やり事を時間内にすまそうとしがちです。しかし、できることの芽を摘む前に時間にゆとりを持ってできることはさせ、ニコニコパワーを出しながら見守ることが必要です。

お子様との時間の共存ができていますか?



2006年4月27日

コーチングとティーチング

Filed under: 「スラムダンク」から学ぶ,プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 8:45 PM

スキップのウェブサイト「出張スポーツ家庭教師」のページにで「長所や個性を伸ばす方法」として、「ティーチング」と「コーチング」の違いを説明しています。どう違うんでしょう?

ティーチングは答えを教え込む教育論、コーチングは答えを導き出す指導法と解釈しています。今までの(すべてがそうではないのですが)運動の教え方では根性論が主で、「体で教える」「体で身につけなさい」のようなニュアンスが多々ありました。

結局のところ体で覚えても予定外の流れになると対応できない→叱られる→失敗を恐れる→嫌い・・・。最悪なパターンです。根性も必要ですが使えなければ意味がありません。

そこに応用力が加わればどうなるでしょう?ボールが来たらすぐ蹴り返していた子もドリブル・シュート・パス・蹴り出す・待つなどのサッカーだけでもいろんな種類の発想が浮かび、それを瞬時に判断し行動におこす事が出来ます。

バスケット漫画「スラムダンク」で桜木花道はキャプテン赤木に徹底的に基礎を教え込まれます。しかし安西監督の発想力とアドバイスにより、シュート後も自ら捕る・リョータにパスをする・リバウンドに徹する事で、見る見る成長をしていきます。

ティーチングで基礎を教えてコーチングで応用力を引き出す。プレジャートレーニングの考え方の1つです。



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