2013年6月15日

肌から感じ取る

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:43 PM

今日は美濃加茂市内の体育士の先生方を対象とした講師を務めてまいりました。今年度、0歳から2歳までの未就園児を担当している先生方に普段の体育で生かせる運動とあそびの仕組みを、実技・座学の両方から体験して頂きました。

実際に0a-31a-32歳の子ども達を想定して「あそび」を大人達だけで学ぶのは非常に難しく、歌あそびにしても一緒になって歌うわけではなく、お遊戯にしても上手く表現するわけでもなく、歩く・走るなどがままならない子ども達ばかりです。

座学は難しい「頭への刺激」の話。言ってる意味が解らず苦痛な時間だったでしょう。それを踏まえて実技ではテニスボールを使って転がしたり、頬にこすってみたり、時にはTシャツの中にボールをたくさん入れてあそんでみたり・・・。

どのように感じたかの疑似体験では、くすぐったい・気持ち悪い・気持ちいい・痛いなど人によって様々な感じ方がありました。

子ども達にも普段のあそびの中で、冷たい・チクチクする・スベスベする・ネバネバする・熱い・などの肌から感じとれる刺激を保育士が意識して向き合うことで、1人1人に良い成長が期待できると思います。

この講座に関しては年度内に3部構成で依頼を頂きましたので、先生方が求めている事柄についてより詳しくお話できたらと思っています。



2013年6月2日

雑然とした雰囲気の中で様子を見る

Filed under: あそばなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:35 PM

幼児体育で意識している事は「ルールを極力設けない」。規制が多ければ多いほど本来の子ども達の動きを見ることができません。自由な空間の中で用意された全てのものを使って好きなようにあそぶ。こんな設定から子ども達の行動を観察すると普段では見えない事が数多く見ることができます。

親子体操先日、未就園児の親子体操でテニスボールを使ってあそんでみました。普通でしたら1人1個・壁に投げたらダメ・電球に当ててはダメ・・・。などと規制が入るのですが、子ども達のやることです。ボールがあればいろいろなことをして当然。1人1個などとせず、ある限りのボールを全部ばら撒いてみました。

投げる子・転がす子・持って歩く子・片付ける子・お母さんに渡す子など子どもの行動は様々。でも1つ言える事は全員がテニスボールに興味を持ち、何がしかのあそびをしようとしています。

ガチャガチャしたところを多くの子ども達が好んでいます。まずはルール無用。徐々に規制をしていくことで子ども達も理解してくれます。

あそぶ? とはそこからじゃないでしょうか? お父さん・お母さん。あそばせ上手になってくださいね。



2013年5月27日

運動指導ガイドライン

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:54 PM

部活やスポーツ指導に対する体罰問題が取り上げられる中、文部私学省が運動部活動の指導方法に対するガイドラインを策定し、6月にも全国に配布されるようだ。

正座や水を飲ませない・過度なランニングは懲罰とみなされ、勝敗や技術向上のみを重視するのではなく、部活動は楽しい活動で豊かな学校生活を送るためには重要。と講義。

柔道の「受身を取れないような投げ」、剣道の「長時間の面打ち」、バレーボールの「体を狙ったレシーブ練習」は懲罰となると、指導者としても相当慎重に指導しないといけないだろう。

日本と海外のスポーツ指導の歴史や考え方の違いも当然ある中で、幼児期・児童期・青年期・成人・トップアスリートのそれぞれの指導者育成プログラムを1から学ぶ必要があるのかもしれませんし、それらを教える指導機関が今後必要になるのではないかと思います。

技術を学ぶ中でケガが100%ないとはいえませんが、心の指導を無くしてしまうと選手を追い込んでしまう結果となってしまいます。指導者の「指導としての力」と「人間としての質」が今後のスポーツ指導において益々問われるのではないかと思います。



2013年5月22日

中身の充実

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:49 PM

久しぶりに心に残らない講話を聴きました。ブログのネタになるかな?と少し期待をしていたのですが、中身もなく同じ言葉の繰り返しで時計ばかりを気にしている講師。

反面教師とさせていただきました。でも私の講演やレッスン内容でも、もしかしたら同様の事が無きにしも非ずです。

人前に立って話をする・人前でものを教えるという事は、なかなかできない経験だと思います。また、それを仕事としている人はごく一部でしょう。

教授・教師・医師・プロ選手・家庭教師etc。傍聴する人達はメモをしたり聞き入ったりして少なからず内容に期待をしています。その話に内容が不鮮明だとしたら疑問に思ったり不快に感じたりするでしょう。

分かりやすく聞きやすい内容を事前に準備するかしないかで明暗がはっきりします。何を伝えたいのか?何を分かってほしいのか?などのテーマをしっかり明確にした上で人前に立ってほしいと思います。

プロであるならば。



2013年5月13日

あそびの難しさを体感する

Filed under: プレジャートレーニング,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:51 PM

中川区 冨田体育教室にて

ボールシューティングを行いました。要するに玉入れです。

シューティング跳び箱をひっくり返した大きな的にテニスボールを投げ込みます。ダイレクトシュート・バウンドシュートは個人の自由。とにかく入れば次のボールがゲットできます。

これがなかなか難しい。テニスボールは跳ねるので、入ったと思っても飛び出てくる時もあり、投げ方や距離感・狙うポイントなどを試行錯誤しながら習得しています。

当然、子ども達だけがこの難しさを体験するだけでは親御さんにわかってもらえませんので・・・。

シューティング学生と共に親も参加。みんなイライラしながら失敗したボールを拾いに行っています。

子どものできない事はまずは親が体感する。これが私の流儀です。



2013年5月7日

GW特別レッスンお疲れ様でした

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:18 PM

アリーナ限定ゴールデンウィーク半額キャンペーンは5日間とも満員御礼で、たくさんの方々にレッスンを受講していただけました。

レッスン料半額にはからくりがあり、新規登録のインストラクター育成のために子ども達の協力で指導力をつけさせて頂いたのと共に、末光吉田両指導員が事前に受講した「感覚統合療育講座」での指導スキルを子ども達に試すことが目的でした。

新人インストラクターに関しては、子どもの悩みを感じながら無理のないレッスンを進めると共に親御さんへの説明や対応をこの期間で学ぶことができたことでしょう。末光と吉田に関しては勉強して間もなくレッスンに生かせたことで指導力に幅と深みが出たことでしょう。

今回申し込みいただけたお子様に関しましては大変感謝申し上げます。今後もこのようなイベントを企画してまいりますので是非ご協力下さい。



2013年4月26日

幼児体育実技レッスン

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:29 PM

中川区 富田体育教室にて

トライデントスポーツ医療看護専門学校 こどもスポーツインストラクター専攻の学生の実習授業が今年も始まりました。子ども達が来る前にマットの補助法レッスン。

トライデント今年の学生は意識レベルが高い。デモンストレーションが出来るかは別として子ども達を幸せにしたいという思いがにじみ出ています。

さー、子ども達に上手くマット運動を教えることができたでしょうか?



2013年4月13日

返答力

Filed under: やらなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:54 PM

先日親戚一同で食事をした際の話。おもむろに甥っ子が一言、

「直紀君、アベノミクスって何?」

小学6年生ともなると政治経済の話まで興味を持つのか・・・?と思いながら、私の主観で答えました。

「今の内閣総理大臣って誰だか知っている? そうそう、その安部首相の経済政策で、物の価値が上がればパパのお給料も良くなって、そうなるとお小遣いもアップする・・・かもしれないよ。 そんな安部さんの名前とエコノミクス(経済)を合体させた、新聞やさんかテレビの解説者が勝手に使った言葉だよ。」

数年前にドラマ「CHANGE」?で、政治家である父親の他界を気に数学教師から代議士にさせられてしまった木村拓哉演じる朝倉が、議上で発した一言。

「小学1年生でも分かる言葉で説明してください。」

難しい言葉で説明するのは簡単ですが、聞いてきた子どもに対して理解してもらえなければいくら答えが合っていたとしても点数としては0点です。それより何より聞いてきた子どもに対して答えられるだけの日頃の備えが必要です。

子ども達はいつも新しい事を知りたがっています。そして、子ども達は大人に対して何でも知っている・何でもできる特別な生き物とさえ思っているでしょう。

すべての期待に応えることはできませんが、最低限、新聞見出しやトップニュース、そしてお子さんの教科書を覗いて、何を学ぼうとしているかを少しだけ把握してあげてください。それだけでもお子さんに対する接し方が少しだけ変わってきますし、お子さんもパパやママに対する見方が少しだけか変わってくるかもしれませんよ。



2013年4月11日

夜回り先生の講演

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:22 PM

「夜回り先生」こと水谷修氏の講演会を聞きに行きました。水谷先生の著書は読んだ事があるだけに内容よりも話し方や起承転結の極意など、トークを分析しながら聞いていました。

挨拶はそこそこに開始1分で本題に入り、流ちょうな日本語でつまづく事無く自分の世界に持っていくところは流石だと思いました。

教育・非行など青少年の健全育成に関して10年間も夜回りをしてきた方なので随所所に感銘を受けることはありましたので、今後のブログであたかも私が考えたかのように綴っていきます。

ライブやテーマパークでもそうですが、帰路でみんなが記憶に残るような感動が提供できればと考えさせられました。とても勉強になりました。



2013年4月7日

頭の中

Filed under: ちょっといい話,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:52 AM

誰もがみんな頭の中(知識)が豊富であり、誰もがみんな他人の頭の中(知識)を知りたがります。

自分の頭の中(知識)を惜しみなく公開する人もいれば、私のような腹黒のようにお金を貰って頭の中(知識)を提供する人もいるでしょうし、中には頑なに頭の中(知識)を他人に伝達しない人もいるでしょう。

得意分野で話が合う人達は意見交換をしたり時には議論をかもし出したりするでしょうし、魅力ある人に出会った時はとにかく話を聞いて時には質問さえするでしょう。

他人の頭の中(知識)は気になるものです。他人の頭の中(知識)は自分のものにしたくなるものです。ですから、あなたの知識は他人からも羨ましがられているのです。

たくさん他人の頭の中を覗いてみましょう。自分の頭の中の器を、大きく、深く、多くして、狙われる存在になった人は、自ずと人が集まってきます。

その後に、惜しみなく提供するか? 腹黒く金額請求するか? 独り占めするか? それは自分しだいです。

頭の中(知識)を動かしてみませんか?



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