2015年2月26日

魅力を伝える

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:54 PM

教育実習で園に入って学んでいる学生がこの時期多くいます。子ども達と接する中で子どもの行動や表情などを捉え、自分なりの解釈で対応をして、感じとれるすべてを実習ノートにまとめていると思います。

教育実習は私も経験があり、ノートまとめは正直地獄でした。しかし今になってその糧がかなり自分のためになっています。このブログに関しても実習ノートを書いていたあの頃があってのものかもしれません。

しかし、ノートをまとめるのがその時期の仕事ではなく、先生となった時に如何に子ども達に魅力を伝えられるか。そこです。

実習最終日に子ども達が群がっているくらいのフィーバーぶりであれば合格だと思います。

将来、保育士や教員を目指している学生諸君。卑怯な手段は子ども達には一切通用はしません。皆さんの皆さんしか出来ない魅力をぶつけていって下さい。



2015年2月8日

感情表現

Filed under: やらなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:13 PM

怒る・泣く・笑うなどの表現ができても、感動する表現ができない子が多いような気がします。

出来た時に 「やったー!!」 が言えるチャンスをたくさん与えてあげて下さい。

子ども達にとっては出来ない事や初めて挑戦する事がほぼ毎日。故に 「やったー!!」 が毎日のように聞かれるはずです。

上手な感情表現が出来るお子さんに育てて下さいね。



2015年1月9日

もっと狂って

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:37 PM

大垣市内の保育園で先生方を対象とした研修会を行ってきました。

みんなまじめな先生方が多く熱心に受講していました。が、熱心がゆえに子ども達が楽しくあそびに取り組むことができるかというとその逆で、教えようとするがあまり子ども達が離れていくのではないかという気配がプンプンしていました。

マットも鉄棒も、教えるのではなく一緒になってあそんだ方が子ども達は伸びるということをわかっていても出来ていないような気がしたので、「せっかく保育士になったのだから、もっと狂って!」と伝えました。

嫌なことを教えてもらう時、真面目にやられると苦痛ですが面白おかしく進められればプレッシャーも軽減されます。ましてやあそび感覚で会話をしてもらえれば嫌な事も進んで取り組みます。

先生と言われる人がその業務に狂って行うことが受ける側にとっての特効薬です。



2014年12月2日

見ていない所でどう磨くか

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:39 PM

弊社は一般企業と違い、契約先でのレッスン時間に合わせ出向し、業務(レッスンをこなし、ほとんど直帰です。故にスタッフ全員が名古屋本部に集まるのは設定でもしない限りほとんどありません。万一レッスンが入っていなければ当然的に良い言葉で置き換えるならば「自宅待機」、一般的には「休み」という表現になります。

ある意味、自宅待機が長く続くと恐ろしいシステムです。

しかし、そんな時間でもスタッフ達は常に子どもの事、レッスン内容、指導法などの自分磨きに費やしている事が感じ取れます。

スタッフが綴っている「ふれあい日記」・「ブログ」・「SNS」など、インターネットでの情報で発信しているので、意識レベルの高いスタッフはモバイルで時間を有効利用しています。当然普段から勉強をしていないと綴れないので、毎日のアンテナの高さが評価にもつながります。

スポーツでも勉強でも、見ていない所でどのように自分磨きをするかが試されます。1人の時間を有効に。



2014年10月24日

刈谷市教育対話集会

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:43 AM

刈谷市教職員組合より講演依頼をうけ、「刈谷市教育対話集会」講師を務めてまいりました。

刈谷市教育対話集会刈谷市教育対話集会

市内小中学校のPTAと教職員組合の方々が、子ども達体力低下の実態と日頃の運動状態を把握し、今後の取り組みと課題を熱心に考えておられました。

その後に担当した講演では、あそびを取り入れて子ども達の「できない」について考えて頂きました。

刈谷市の教育に対する高い意識が感じられた会でした。



2014年7月11日

誘導する

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:12 PM

SKIPのスタッフ達に中にも 教えると導くの違いが上手くできないと悩んでいます。 例えばサッカーでも指導者が黙々とリフティングに挑戦していれば、わざわざ 「早くやりなさい」 などと急かさなくても子ども達なりに真似をしながら何回も繰り返し練習をし始めます。これが導きです。

その導きの中からポイントだけを個々に教える。そうすることで子ども達はアドバイスを意識しながらもっと上手くなろうと努力をします。

多くを教えると1つすら満足にできず、やった気になっただけで終わってしまいます。

グループレッスンだからが故に導きは効果的です。何故なら他児をも意識するからです。できない子達にも適切なアドバイスをすればまず導かれます。

指導者のレッスンの進め方1つで子ども達の伸び幅は無限に広がります。

良い指導者になる為の指導力と子ども達を引きつける為の指導力を一人ひとりが確立すれば、素敵な師弟関係が出来あがります。



2014年6月24日

下呂市保育研究会 夏期講習

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:35 AM

先週の土曜日に下呂市保育研究会より依頼を頂き、下呂市立萩原南保育園にて体育士80名という多い参加者のもと、運動あそびの講師を務めてまいりました。

元気で熱心な先生方に押されて当初の時間より大幅にオーバーしてしまいまして大変ご迷惑をおかけしましたが、参加された先生方の笑い声が絶えない研修会となりました。

下呂市保育研究会 夏期講習 下呂市保育研究会 夏期講習

下呂市保育研究会 夏期講習 下呂市保育研究会 夏期講習 

参加された先生方、2時間の長丁場大変お疲れ様でした。またご縁がありましたら宜しくお願い致します。



2014年6月17日

保育士の観点から体育を考察する

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 5:03 PM

今日、体育レッスンで訪問した保育園で子ども達の運動能力に対する話となりました。確かに卒園までには逆上がりや開脚跳び・プールのバタ足泳ぎや縄跳びがある程度できて、胸を張って小学校に送り出した。思いは先生方も親御さんも当然我々も同じです。

そこの園では昨年まで他社さんが体育レッスンを行っていたようで、いわゆる「体育」をしていたようです。しっかりまっすぐに整列をし、笛の合図で助走をし、跳び箱を軽やかに跳ぶ。

しかし、幼児にこのようなレッスンの必要性があるかと職員同士で議論があり、今年度からSKIPでのレッスン契約となりました。

昨年までのレッスンも緊張感の経験と技術の向上にはなるでしょう 。でも明らかに並んでいる時間が長く、跳び箱は何回跳べるでしょう。

今日のレッスンでは運梯や登り棒の上に子ども達の靴を片方だけ乗せて、取りに行かせるというもの。まったく体育要素が無いといっていただいていいでしょう。

この時間を見ていた先生にはしっかりと解説をさせていただきましたが、ケンケンをすることでバランスと大幹の成長が促され、登り棒を登ることができればほとんどのお子さんが懸垂逆上がりが出来るようになります。また、手が届かないところに自分の靴があれば、どうすれば取る事ができるかを考えるきっかけになります。

技術獲得の前に「あそび力」が必要と気がついてくれた園。幼児体育団体の中で幼児期のあそびを徹底的に追求している我々を選んでくれた園。あそんでいるだけなのに契約してくれる園には大変感謝を致しますし、が故にあそびを通じて卒園までに逆上がりができたら最高だと思います。



2014年6月5日

瑞浪市教育体育研究会

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:26 PM

6月3日に岐阜県瑞浪市で行われた保育士研究会に講師として招かれ、2時間の運動あそび指導を行ってきました。

東海地方も入梅し、高温ではないものの湿度が感じられましたが、皆さん最後まで体を動かしてついて来てくださいました。

瑞浪市教育体育研究会 瑞浪市教育体育研究会

p1290084.JPG 瑞浪市教育体育研究会

瑞浪市教育体育研究会 瑞浪市教育体育研究会

子ども達の方が難しくてつまずいているのか? をみんなで考えながら、できることが増えていく保育を目指して頑張っていってほしいと思います。

先生方、暑い中での長丁場お疲れ様でした。



2014年5月26日

イメージの通りに

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:34 PM

3歳児のレッスンで用いる方法のひとつに 「背景イメージ通り」があります。

「ここは動物が住む森。みんなで探検しよう!」 という始まりでマットを川に見立てて跳び越えたり、平均台を一本橋に見立てて渡ったりします。

「クマが出たっ!」 というとみんなは震えながら横たわります。

「リンゴがなってるよ!」 というと嬉しそうな顔で食べるフリをします。

「ウサギになってかけっこをしよう!」 というとみんなが思い思いにぴょんぴょん飛び跳ねます。

実際にはいないオオカミやヘビの言葉に涙する子もいたり、跳び箱に登って「ヤッホー」と大きな声で叫ぶ子もいます。

情景を創造させることで子ども達は様々な主人公になり得る事ができます。そのイメージを生かしつつ運動あそびを通じて基礎体力を身につけるよう工夫することが指導者のセンスのように感じます。

最近は「アナと雪の女王」の影響力が強く、どの園でもミュージカル調であそんでいますね。



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