2015年6月2日

またもや年金

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 5:13 PM

今朝の新聞で、日本年金機構の職員のパソコン端末への不正アクセスで、125万件分の年金に関する個人情報が外部に流出したようで、頭を下げている写真が1面に掲載されていた。

またもや年金か。と思った人がほとんどだろう。当然謝罪をすれば済むわけではなく、原因を追求して何度もこのようなことがないようにセキュリティの強化を願うのだが、国民は穏やかではないだろう。

国民である以上、半ば強制的に支払い老後のために蓄えるものの、受給年数は年を追うごとに引き上げられ、私達が還暦の頃には80歳まで、いやそれ以上、いやいや年金破たんも噂として流れてくる。

綺麗事だが、負担であっても安定した老後を過ごしたい。若い者に負担をかけさせたくない。願うところはそこだろうが、その真逆では歳をとることが恐ろしくもある。

1/125万件 であるのは間違いないが、そんなことよりも国や制度に対して 「ありがとう。日本に生まれてよかった」 と死ぬ間際に思えるような世であって欲しい。



2015年3月23日

乳幼児期の生活から考える

Filed under: ちょっといい話,わからなカン — スキップ江原 @ 10:30 AM

この春も自転車の依頼や問い合わせが多く寄せられます。その大半が6年生や中学3年生。送り迎えから通学のための転換期がこの時期なのでしょうが、自転車に乗れるためのコツは後日アップ致します。

自転車や縄跳びなどの道具は、そもそも体の使い方が熟知しないと操作する事は不可能です。

例えば乳幼児期のお子さんを思い出してください。

食事をする時は、スプーンで食べさせていた頃から徐々に自分で食べようとしますが、箸やスプーンをうまく使えない頃は素手で口に運ぶでしょう。

お絵かきも筆や鉛筆を持つ前に、手をスタンプ代わりにしてペタペタ遊びをしたと思います。

この頃はお母さんも「道具を使うことは出来るわけがない」と思っているから介助を自然に行っていたと思いますが、成長するにつれ、不慣れながらも箸を持ち、ペンを持ち、ランドセルを背負い、靴紐を結び、自転車に乗る。

「出来るわけない」 が 「知らない間に出来るようになったね」が増えてくると、子どものウィークポイントを見落としがちになります。

成長したとしても初めての経験に関して「出来るわけがない」と思って無理なく取り組んだほうがうまくいく事が多々あります。

乳幼児期の成長過程を忘れずにお子様と向かい合ってください。



2015年3月5日

子どものケガについて

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 7:45 PM

本日行われた親子体操の際の質疑応答で、親御さんから「子ども達のケガは昔と比べて増えているのですか?」という質問がありました。

学校教育の教育制度や指導内容と比べ、保育園・幼稚園のそれは10年前と大きく変わったとは思えません。子ども達は登園してから元気にあそび、お給食を食べ、歌を歌ったりお遊戯をしたりしてお迎えを待つ。この流れは私が幼稚園だった頃と変わっていません。せいぜいお迎えの時間にビデオを見せてもらっている風景が現代のスタイルかなというところです。

家庭環境や休日の遊びのスタイルは明らかに変化してしまいましたので、それは無いものとして、保育園・幼稚園の学齢(3才から5才児)の園での生活スタイルがさほど変わっていないとすると昔も今もケガの頻度は変わりないと思います。

残念なことに、園内でのケガに対して大袈裟にしてしまう大人達は増えました。

神様は人間に痛みという感覚を平等に与えました。痛みを感じることも私は必要だと思います。その経緯についてどこまで大人が入り込むべきかをそれぞれが今一度考えてみてはいかがでしょうか。

子ども達なりに、お父さんお母さんに心配をかけてはいけないという思いはあると思います。そして自己解決しようとする力も備わっていると信じてあげたいです。

ケガから学ぶこともあるという事をわかってあげてください。



2015年3月2日

良い先生と出会えるかどうか

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:56 PM

授業を受けた記憶よりも先生が話してくれた余談の方が記憶に残っています。

部活でしごかれた記憶よりも厳しい顧問からあめ玉をもらった記憶の方がインパクトが強いです。

たんたんと授業を進める先生より熱心に教えてくれる先生の方が嫌な私目でも耳を傾けたくなります。

塾や習い事はどこにいくかではありません。 どんな先生に学ぶかです。

月謝や世間体など、親の都合ではなく子の成長を第1に考えて、良い先生に巡りあってください。



2015年1月28日

「○○だから」

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:06 PM

いろいろな現場の先生方と話をする中で、どうしても 「最近の若い人達は・・・」 という話になってしまいます。全部を一括りにしてしまってはいけませんが、若い人のことをいう歳にもなったのかな?とも思います。

そこで、「最近の若い人達は、すべてを言い切ってしまう傾向にある。」 たとえば、「今日は風邪をひいてしまったので会社を休みます。」 とか、「これは嫌いだから食べられません。」 など。

メールで一方的なやりとりではなく電話で思いを伝えるだけまだマシなのですが、言い切られてしまうと「あぁそうですか・・・。」 としか言えなくなってしまう。

良い意味で 「ーだから」 「ーだけれど」 が欠如しているのが惜しいのです。

「今日は風邪をひいてしまったので会社を休みます。だからここを補って頂けませんでしょうか?」  「これは苦手なので食べられません。だからこれだけにしていただけませんか?」 などのような接続詞がつくと目上の者も助けたくなります。

目上の者は目下の者の面倒が見たいのです。面倒を見なければならないのです。故に上手な日本語を話せる社会人になってほしいのです。

大人とは難しい生き物ですが、目上の人達の心を操れるように日々努力して下さい。自分のために。



2015年1月17日

安全神話

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 1:33 PM

近年の日本が狂い始めてきている。

食品内の異物混入・殺人や爆破などの予告・無料掲載動画サイトによる非常識な行動の投稿やSNSなどへの誹謗中傷の書き込み・・・。

世界中が認めている治安大国日本が崩れ始めてきている。

文明の進化により報道よりも先にスマートフォンによる情報発信がなされてしまう近年。良いも悪いも情報が全世界に瞬時に飛び込んでくる。

情報に振り回されることなく対応していかなければならないのと共に、安易に情報を発信しないようにする我慢も必要だ。

安全神話が崩壊しないためにもゲーム感覚の情報発信に対する対策と、それ以前の人間としての心の構築が必要なのでは。

人間力は家族との関係と社会の中で出会う人達との関係で成り立つ。テレビやパソコン・スマートフォンでは人間力は形成されないという事を、親として大人として知っておいて下さい。



2015年1月7日

写す

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:33 PM

スタッフとの打ち合わせ中の出来事。今日の出向先の住所と地図が書かれてある書類を渡し、メモを取るようにと指示をしたところ、その書面をスマートフォンのカメラで撮影していました。

私の中で書類をカメラで写すという発想がなかったので少しビックリしてしまいましたが、よくよく考えれば今のスマートフォンの画像は拡大して文字が潰れるような事がないので、書き写すよりは確実なのでしょうが、これも時代なのでしょうか。

そんな事を思っていた矢先にその出向先の療育センターの先生との話の中で、まさに同じ内容の話となりました。

「子どもが高校に進学し、「携帯電話はいらないよ」と言っていたが、黒板に張られた掲示物を先生が「写メッておけ」と言った瞬間にほぼ全員が携帯でパシャパシャしたのにショックで、登校1日目にして泣きついた。」 と。

学校側も学生はみんなが携帯電話を持っているものという前提で、「書き写す」のではなく「機械で写す」ことを指示する時代なのです。

便利さが故に 更にペンを持つ必要性がなくなるのではと感じた話でした。

古い人間が如何に今の時代を理解し、順応し、若者と付き合っていくか。しかし、便利に染まることなく苦労を忘れさせないようにどう伝えていくか。

黒板をノートに取る時代も無くなってしまうのでしょうね。



2014年12月15日

どうかわる?

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:07 AM

昨日の衆議院議員選挙はあっけなく自民党の圧勝。野党はあまりにも突然の解散にどうにも太刀打ちが出来ず、選挙前には党の解散や党の代表・最高顧問まで落選という何ともお粗末な結果。

で、問題なのは景気回復と消費税先送りに対する子育て支援。

高笑いを続けるのは政治家や大手企業と株の投資家などといわれ、円高や株の高騰などで輸入品が値上がりし一般庶民には給料も上がらず生活が苦しくなるばかり。

2%の上乗せで当てられていた子育て支援への割り振りも、新年度の1月から新体制で開始されるものの消費税は先送り。これでは現場と子を持つ家庭をいじめているようなものだ。

東日本大震災のの復興支援も風化されつつある状態で自民党は新たな体制でこの1年間の政治運営を任されたと言い放つだろう。

若者を含め、政治に関係がなく投票所に足を運ばなかった国民も悪いのではあるが、そのような人々が1人でも多く1票を投じたくなる様なウキウキワクワクする様な政治運営は出来ないものだろうか?

決まってしまったものは何を言っても覆りはしない。自民党に国の行く末を任せるしかない。

自民党さん。選挙の時だけお願いをするのではなく、日々嘆いている国民のお願いを少しでも聞いて下さい。



2014年11月26日

世論調査

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:07 AM

先ほど音声ガイダンスによる選挙に関する世論調査につき合いました。無作為に発信された番号で・・・。という事でしたがこのような類の電話での調査に結構ヒットしているので本当に無作為なのか疑いはありますが、嫌いではないのでついつい最後まで付き合ってしまいます。

内容は、支持政党はあるか? どの党に票を投じるか? 政権交代を願うか? 消費税10%の先送りをどう評価するか? 生活必需品の軽減税率を導入すべきか? などでした。

政権公約が当選するための誘い文句で終わってしまっては困ります。子ども達ですら約束は守るように親からきつく言われて育っています。

財源がないのではなく使い方が下手糞なのです。今回の選挙にも推定700億円の税金が使われます。子ども達ですら限られたお小遣いの中でやりくりするように考えながら使っています。

景気が良くなったかが実感できません。現首相の名前をもじった経済政策のお陰か、株価は値を上げ円安が一気に加速し、輸出元や大手企業・株主らは大笑いまではいかないものの景気の上向きを感じているでしょうが、中小零細企業・家庭・主婦は変化を感じ取れぬまま3%のやりくりをしてきたように思います。子ども達は8%の計算に強くなったことがせいぜいプラスポイントでしょうか。

先生方は一気に地方に散らばり遊説活動。長いものに巻かれている先生方とは対照的に長いものに巻かれたい先生方は大慌ての選挙戦が始まったのかなと1本の電話で感じました。

一時のばら撒き景気ではなく20年後の若者達も安定した暮らしが送れる国営であってほしいと思います。10%のほとんどを背負っていかなければいけないのは生まれた時から消費税を支払ってきた今の子ども達なのですから。

12月14日。さまざまな子どもイベントで迷惑を被っている方々には大変気の毒ではありますが、無駄な700億にならないように紙切れ2枚に思いをこめて投入しに行きましょう。



2014年11月6日

口を挟むな!

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 7:23 PM

今日は久しぶりに愚痴のようなブログでスミマセン。

どこの世界にもいるんです。体を動かさず口を挟んでくる奴。その者のおかげでどれだけの若い下々が苦労をしているか。

企画が出来あがった頃に「こうしなさい!」 ということがどれだけやる気を殺ぐかわからないから上に立つものは馬鹿が多い。

「こうしなさい」 というのは非常に簡単だが、そのプロセスで若い者達と一緒に話をし、共通理解の元で積み上げていけばそんな言葉は出ないはずだ。

若い者達に任せたのであれば口を挟むな。口を挟むのであれば1から10まで一緒に行動をしろ。若い者の責任が取れないのであれば上に立つな。

生きてきた時代が違うということは理解しにくいものである。バブルの時とは時代が違う。ゆとり教育で育った者達の方がどれだけ厳しい社会を体感しているかなんて、経験者しかわからないであろう。しかしながら今若い者達の力を頼らないでどうする。育てるのが下手な目上の者が多すぎやしないか。

久々にそんな人と出会い口論しそうになったので、ぼやいてしまいました。 はー、すっきりした。



« 前ページへ次ページへ »

HTML convert time: 0.293 sec. Powered by WordPress ME