2016年9月13日

教える側から子どもを見る

Filed under: プレジャートレーニング,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 10:20 AM

月に1回、弊社プレジャーアリーナで開催される、一社)障がい児成長支援協会主催 『運動療育指導者講習会』。

今月のテーマは 『誰もができるようになる縄跳び指導のポイント』

なわとびは単純のようで非常に難しい。その要因に ①リズムが整わない ②縄が回りきらない(腕が回りきらない) ③縄を回す運動と跳躍運動が同時ではない ④単純に面白くない(これは私の少年時代)

子ども達の体育レッスンでは必ずといっていいほど縄を持たずに地面において前後や左右にジャンプをさせます。何回も。次に長縄跳びをまっすぐに伸ばし、ケンパやサイドジャンプを行います。何回も。

何度も行うことによってリズムを整えます。

教える立場って、なぜその子がつまづくのか?を考えて掘り下げてあげないと子どもがかわいそうなんです。指導者は「先生が教えているのになぜできないの?」と勝手にイライラしている。運動を初めて覚えようとしている時こそ先生と生徒は上下関係ではダメなのではないかとつくづく思います。

img_4664

画像は、同じ場所でリズムよくジャンプをする模擬シミュレーション。ウレタンの棒が左右に動くのをつまづかずにジャンプします。同じ場所で上に跳べば正解ですが、大人でさえ棒を避けようと左右に跳んでしまいます。視覚野が働きすぎなのです。

教えればみんなわかる。授業を進めればみんながついてくる。大きな間違いで、話を聞いていない子もいれば解っていないのにうなづく子もいるでしょう。先生は教えた気になってその場は満足している。しかし、点数が低かったり教えた通りにできなかったりするとヒステリックになる。

子どもの身になっていないからである。

できるまでやらせるのも1つの方法ですが、わかりやすく設定をしてあげ一緒になって付き合う。つまづいたらもっと掘り下げる。

これができたら子どもは幸せ。指導者合格。



2016年9月4日

仕事をし続ける理由

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 9:01 AM

たつや先生と仕事の移動中に車内で、こち亀連載終了の話になりました。

「売れている漫画家は本当に休みがない。平日は連載のためにペンを走らせ、土日は取材や打ち合わせ。40年間休みなく走り続ければ一生遊んで暮らせるどころか人生をなん往復しても生きていくことができる。それでもなぜ仕事をしようとするのか?」

確かにプロ野球選手や大物歌手、億万長者と言われる資産家は数えきれないほどいると思いますが、立ち止まることなく生涯現役で活躍している人がほとんどでしょう。

凡人の私の場合、抱えるもの(ローン 家族 会社 社員 老後などなど)が多いからやり続けざるを得ないのですが、例えばトップアスリートの場合、記録のため・チームのため・名誉のため・応援してくれている企業や国民、何より子ども達のため。止まりたくても止まれない期待や自信が体を突き動かしているのではないのでしょうか?

大企業の会社社長などは(私もある意味そうですが…?) 会社の利益を追求するだけではなく問題が生じた時に責任を追うために位置しているのではないでしょうか?  社会を動かすレベルほどの企業は、会社の倒産で社員とその家族だけではなく世界中の人達にも影響しかねません。

ひょっとしたら両津勘吉という下町の1警察官に憧れてその職に就いた人も少なからずいると思います。時には発砲をし、時には派出所を爆破し、彼の40年にわたる不祥事を部長や部下、何より作者である秋本治先生が謝罪し続けてきたのでしょう。

そんな両さんも定年を迎えたのでは。

就職した時は、お金のため。やりがいのため。要するに自分のため。でもいつしか家族のため。会社のため。強いては自分とそれ以外の人のためにシフトチェンジしていくのです。

それ以外の人の幸せの数がどれだけの数かは人それぞれですが、多ければ多いほど引退がしづらいものです。

決して仕事はお金のため ではないのです。(綺麗事ですが。)



2016年8月29日

CMを利用する

Filed under: プレジャートレーニング,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:57 PM

縄跳びや跳び箱などで必要となるリズムの感覚を長縄を使って挑戦してみました。いわゆる「ケンパ」です。

子ども達は歌に敏感。最近聞かれるトラックメーカーのCMをちょっとだけ利用してもケンパをします。

received_955684717911444

地面にフープがないので解りづらいかもしれませんが、「トントントントン・・・」とまずは歌だけ教え込み、その後に自分達で歌を口ずさみながら跳んでいきます。

長縄や短縄が跳べない子にはまずはケンケンパから。リズムが整えば歌や躍りにも役立ちますよ。



2016年8月25日

運動療育グループレッスン開校

Filed under: プレジャーアリーナ — スキップ江原 @ 8:47 AM

スキップ プレジャーアリーナでは9月1日より毎週木曜日に『運動療育グループレッスン』を開校します。

クレーン作業 アリーナ

年少・年中コース   14:30~15:20                                                                           年長コース  15:30~16:20                                                                                         1・2年コース  16:30~17:20                                                                                   3~6年コース  17:30~18:20

入会金 5000円   月会費 5000円 (それぞれ税別)

発達に遅れがあると感じられる。問題行動が気になる。コミュニケーションが取りづらい。学校や家庭での生活が不安定。など、成長のつまずきが気になるお子さんに、運動を介して礼儀や挨拶・他児とのかかわり合い・口答指示の理解・運動の体得などを目指していきます。

詳しくは スポーツファクトリー スキップ のホームページをご確認いただくか、電話・メールで直接お問い合わせ下さい。



2016年8月21日

あと1日 あと10日

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 8:00 AM

今年に夏休みは非常に寝不足となり、故に価値のある日々が続きました。お盆休みがあったとはいえ私も皆さんも毎日テレビにかじりついていたわけではないので、時間帯によっては深夜だったり、時間帯によっては出勤中の電車内だったりしたのではないでしょうか。

高校球児達も熱波の中で様々なドラマを演出してくれています。

早いものでリオデジャネイロオリンピックもあと1日。夏の高校野球もあと1日。しかし夏休みはあと残すところ10日。

出校日にほとんどの宿題を仕上げ提出した子も多いと思いますが、私は残念なことに大好きな好きな宿題(?)は最後に残しておく人間でしたので、なかなか大変だったことを覚えています。皆さんはどうですか?

この10日間で更なる思いで作りに勤しみつつも、生活習慣を改善し、早寝早起き朝ごはん、お菓子やアイスの軽減、エアコンから扇風機、ディスプレイから書物 などを親子ともに取り組んでほしいと思います。

がんばれNIPPON  がんばれchildren



2016年8月20日

技術の国 ニッポン

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:16 AM

リオデジャネイロオリンピック 陸上男子400mリレー決勝 日本が悲願の銀メダルを獲得しました。日本陸上界に歴史を残す記録と4年後の母国開催を期待させる快挙です。

黄色人種は陸上短距離に不向きと言われてきましたが、北京オリンピックで銅メダルを獲得した時にも立証された『バトンの受け渡し』を徹底して練習をした結果が銀メダルとなったと思います。

バレーボール  ソフトボール  野球なども組織力で結果を出してきました。故に他国が対策を練ってくることでしょう。

日本人ならではの器用さと研究で他にマネのできない更なる着眼点が必要となった今回の快挙でもあります。

それにしてもジャマイカにあと少しの良いレースでしたね。



2016年8月19日

対人関係の基本

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:28 PM

昨今はモバイルという三種の神器が普及しているお陰で、様々な情報が勝手に手に入る。先日おもしろい内容のメッセージがあったのでコピーさせていただきます。

 

ギブ アンド ギブ が人を強くする

対人関係での基本は

ギブ アンド ギブ

与え続けることで

いつか テイク があるかもしれない

それでも テイク は期待しないこと

 

会社付き合い  近所付き合い  商談  学校生活  恋愛 etc  人は1人では生きてはいけません。相手に言葉に耳を傾け、自分の意見を述べ、時には自分の意見を殺す。

人としてのポイントを上げることが目的ではないのですが、与えて 更に与える。この ギブ は物ではなく情報や時間。この2つをうまく自分のアイテムにすることで、いつか物や体験が返ってくるかもしれません。

人として強くありたいと思いませんか。



2016年8月16日

働く

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:44 AM

日本国憲法には『教育』『勤労』『納税』三大義務というものがあります。この3つは国民の義務ですので、怠ると厳密には処罰の対象となるわけです。

その『労働』について、出張先の方と話し込んでしまいました。

働くの語源は諸説ありますが、傍(はた 周りの人・他人)を楽にする というところから由来するそうです。

働くということは直接的にも間接的にも人の役に立っています。人のできないことや人がなし得ないことを行うことで役に立ち恩恵を受けます。

例えばホテルを例にあげてみましょう。この時期は旅行客も多くほとんどの観光地で宿泊ラッシュがピークを迎えていると思いますが、毎日家の切り盛りをしているお母さんにとっては食事の世話をすることなくお風呂に浸かり有意義な一時を過ごす。その旅行そのものが人を楽にしています。故にホテルの従業員全員の働きがお客様の満足度に繋がるのです。

また、傍を楽にするだけでなく楽しませることも働く要素にオプションとしてついてきます。美味しかった。満足した。良い思い出となった。そんな思いをもって帰っていくお客さんを見て、働く側も楽しさを見いだせるのです。

人を動かすのも立場としては必要ですが、まずは自ら重いものを力を出して動かせば、傍を楽にし楽しませることになるでしょう。

どの仕事も楽ではありませんが、じっと手を見て今日を頑張ってください。



2016年8月13日

成長は環境次第

Filed under: ちょっといい話,わからなカン — スキップ江原 @ 6:01 AM

昨日のブログ『今日をよむ』を綴っていると、変換機能で『経を読む』となりました。仏教用語はとてもためになり、今回のテーマにも意味合いが通じる。まさに セレンディピティ だと思い、そのまま検索したら面白いことわざが出てきました。

『門前の小僧、習わぬ経を読む』

日頃から見たり聞いたりしているものは、いつのまにか覚えてしまうものだということ のたとえ。

子ども達はむしろ大人達よりアンテナが高い。良いも悪いも素直に見聞きした事を口にする。意味合いは後から理解するもの。

掛け算九九  寿限無  √(ルート)  年号  百人一首 ・・・。

子ども達は覚えなければならないことだらけ。でもそれが日頃から見聞きできる環境下であれば、習わぬ経を読む門前の小僧になれる可能性がきっと高まります。

要は意図的に環境を設定するかどうかです。

 



2016年8月12日

今日をよむ

Filed under: やらなカン — スキップ江原 @ 6:36 AM

ビジネス理論になりますが、出勤前に新聞やニュース、今の時代は勝手に知り得るモバイルの情報を一通り見て、園長先生や親御さんなどに話しかけることがある。「なるほど」とうなづく人や「そうそう」と共感する人、時には私の知り得ない情報を語ってくれる人もいる。

情報1つで話が盛り上がるものである。

この時期だからこそ「体操男子、やりましたね。」「○○高校、強いですね。」などの情報がネタとなり、色々な人の意見が聞ける時がある。また、その情報を知らない人が「どうなったの?」と言われれば、詳しく教えることができる。

お子さんにも同様に「今日のラジオ体操はたくさん友達来ていた?」「水泳大会はどうだった?」などと話しかけると子ども達から続きを語り出す。

昨日の結果や今日の出来事にどれだけアンテナを伸ばすかである。

今週は出張続きで色々な業種の方々と様々な話が聞くことができ、情報収集ができる反面、自分も試されている。

今日の情報は今日しか知り得ることができないと思った方がよいでしょう。



« 前ページへ次ページへ »

HTML convert time: 0.293 sec. Powered by WordPress ME