小学生のスポーツ事情
先日の岐阜地区スポーツ少年団指導者研修会で受講された先生方と何人かに話を聞いたところ、各種目において団員(小学生)の受け入れ年齢が1年生まで下がってきているようです。
少子化に伴い同学年でのチーム編成が難しいことや、3年生以上での縦割りチームでも人数が集まらないようです。
低学年から育てて高学年になったら即戦力で起用する。理想な構図ですが、1・2年ではまだまだスポーツの本質がわからずに、上手くプレーもできません。なにより「あそび力」が身につきはじめる基礎の時期に特化した応用は無理な話です。
低学年でも楽しくできそうなローカルルールの設定。
例えば野球でしたらテニスラケットで打ったり、空振りは3つまでOKなど。
剣道でも防具をつけなくても安全なチャンバラ要素の採用。
バスケットならトラベリングやダブルドリブルは何度でもOK。など。
まずはやった気になることが重要です。心から楽しめばハンディがあるお子さんでも平等に楽しめます。
そのルールには難しい取り決めはナシ。そこに監督の罵声やパワハラは一切ナシ。
終わった後に「楽しかった」とみんなが常に言う環境設定をすれば、長続きもします。
子ども達のスポーツ事情は、地域・種目などで様々でしょうし、高学年になってから始める方や、種目を変えて今からやり直しというお子さんもいるでしょう。
低学年に限らず、初心者が楽しめるチーム作りを指導者が目指してほしいと思います。