夜行列車
小学5年生から高校生まで電車オタクだった私は、長期休みの度に全国を乗り回っていました。周遊券や青春18きっぷを駆使して始発から終電までをいかに効率よく乗り継いで1日の移動距離を長くできるか。そんな事ばかりを時刻表を見ながら妄想に浸り、電車に揺られていました。
新幹線網の発展により寝台特急ブルートレインが廃止となり夜行列車がなくなる中で、東京・大垣間を運行する鈍行『345M』(ムーンライトながら)がとうとう廃止となってしまった。
当然利用したわけで、国鉄最後の日の謝恩フリーきっぷ(6,000円)を青春18きっぷと連日使い、東北の路線を縫うように乗って行きました。
謝恩きっぷは自由席なら新幹線や特急の自由席も利用でき、更に日付を跨げば終点まで利用できたため、最終日に大垣行き『345M』に乗り、国鉄からJRに移行する瞬間のアナウンスを聞きながら情に浸っていました。
スピード化の時代に夜行列車はナンセンスとなったのでしょうが、北海道・東北・九州でも夜行列車を利用して色々な思い出を作ってきましたが、またひとつ昭和がなくなりました。
電車オタクの呟きでした。
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