本能
乳幼児期の行動は本能的に動くことがほとんどとされています。
寝ながら手足をバタつかせるのは、手足が延びようとしているのと、肩・肘・膝・指などの間接部分の機能形成とも言われています。
それに伴い目の機能が備わってくるので、ガラガラを掴もうと手を伸ばしてみたり、イナイイナイバーに微笑んで顔を触ろうとします。
目と手の協応作業の初歩的な行動であり、人間としての本能です。
歩けるようになるとさまざまな行動をとり始めますが、聴覚や触覚の形成が視覚ほど追い付いていないために、見たものに飛びついて口で確かめようとします。
聞こえていても理解できない為に呼んでも止まらず飛び出てしまったり、温度を感じる前にストーブを触ろうとしたり。
経験数値の低さも当然ありますが、体全体で確かめようとするのは本能行動だと思ってください。
土を舐める。鼻を拭う。大声で泣くなどの本能行動は、実は心肺機能の強化や免疫力強化に直結しており、むしろ無意識に我が身を強くしようとしているのです。
理性で押さえることが出来るまでは、ヒヤヒヤしながらも見守る事も時にはしてあげてください。