2009年7月8日

子どもとの距離が縮まった瞬間

Filed under: プレジャーアリーナ,子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:55 PM

トライデントスポーツ医療科学専門学校 子どもスポーツインストラクター専攻の実技実習にて。

前回のクライアントで完全にノックアウトされた学生らの第2回戦。

今回の会員様は3歳のダウン症の女の子。もう失敗は許されない。自ずとプレッシャーがかかる。そういう時に限ってお母さんから離れず泣いてしまう会員様。

以前ではできなかっただろう「母子分離」を心を鬼にしてする事ができ、泣きで訴える会員様に積み木あそびから興味を示す。

積み木あそびぐずっていた顔が寝転がった拍子に積み木を蹴って暴れたのが楽しかったのか、そのあたりから笑顔が戻り、そこからは学生らが療育レッスンにどんどん引き込まれていく。

山登りやジャンプ・トンネルくぐり・フープジャンプと、動物模倣と合わせたサーキットあそびを何度も繰り返し行うことができ、特に背面の板の荷物置場からトリになってマットに飛び降りる模倣はお気に入りで、「手をつないで」「一緒に遊ぼう」などのジェスチャーで学生とのやりとりが多く見られました。

療育レッスン子ども心を良い意味で奪った学生らは生き生きとした笑顔でレッスンを進めることができました。会員様の笑顔がそうさせたのでしょう。

普段の療育レッスンでは見られない表情を第三者的に見ることができ、私も収穫でした。



2009年7月7日

笹の葉サラサラ

Filed under: プレジャーアリーナ — スキップ江原 @ 11:30 PM

短冊に会員様がそれぞれ願いを書いて、アリーナ前の廊下にある笹に飾ってくれました。

願い事は多かれ少なかれあるものです。それだけ向上しよう、達成しよう、と下を向いている証拠です。

今夜は晴れると良いですね。

短冊



2009年7月6日

壁キャッチ

Filed under: プレジャートレーニング — スキップ江原 @ 9:18 PM

JEUGIAカルチャーセンター AquaWalk大垣にて。

児童コースは器械運動の特訓を終え、テニスボールを使ってバウンドキャッチをしました。
スロー ⇒ 1バウンド ⇒ キャッチ を目標に練習しているのですが、壁の当たり所によってバウンドに変化が生じ、ゴロで返ってきたり大バウンドになってしまったりと、なかなかキャッチに至りません。

壁キャッチボールであそぶというよりはボールにあそばれている感じが強いのですが、何度も何度も壁にぶつけては捕球の練習をしています。

よく休日にお父さんが息子さんとキャッチボールをしに公園へ出かけるも、やりとりが成立せず10分もしない頃にお互いが怒って帰ってくるという話をよく聞きます。キャッチボールをする前にバウンドキャッチでコントロールとキャッチングを何度となく行うことで、一連のリズムが確立されてきます。

壁との距離感覚・ボールの力加減や捕球に必要な連動感覚・リズム感覚が必要とされます。

今回も課題が一つできました。みんな頑張ろう。



2009年7月4日

押せば逃げる

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:11 PM

トライデントスポーツ医療科学専門学校 子どもスポーツインストラクター専攻の実技実習にて。

「うんどう療育学」4人目のクライアントは5歳の軽度発達障害が感じられるお子さん。

電車が大好きで物静かなお子さんですが足元に意識が弱く、歩きも不安定なために個人レッスンでは跳び箱登りや平均台渡りを中心に半年間進めています。

実習風景実習風景

カルテを参考に学生らはスクーターボードに座った状態で足で前に進ませることで、座面での姿勢保持でバランス感覚を養いながら脚力を付けさせようと考えました。

狙いは見事に的中。「アーバンライナー」「地下鉄」「本陣駅に着きました」などと声を出しながら楽しくサーキットを行っています。

が、普段のレッスンで厳しく行っている私と違い、学生らは優しすぎるために会員様は見事に「今日は自由にできそう」と見抜いて、電車あそびだけに“脱線”し始めました。

学生達は設定したレールに上手に流れていく事を願ってレッスンを進めていますが、会員様が脱線し始めるとあそびにルールが加わり規制し始めます。規制が入るとさらに脱線し始めます。

療育レッスンに限らず子ども達は道草をしたいものです。途中下車や乗り継ぎをあそびの中で考えながら行っているのです。その行為に反して特急に乗せようとしてもなかなか座席に座ってくれません。

軌道から外れたら分れ道をたくさん作ってあげるのも1つの手法です。最終的に終着駅に行くためにどのようなルートを考えればよいかを会員様の興味をもとに導く事が必要となってきます。

電車に例えましたが、一見“脱線”にみえる内容でも興味があるレッスンであれば幸いです。

子ども達の行動に無駄は1つもありません。



2009年7月3日

四苦八苦

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:59 PM

四苦八苦。 

四苦は、生老病死(生きる・老いる・病む・死ぬ)の人間なら避けて通れない宿命を示し、八苦はさらに次の四苦を付け併せる事で、人間のあらゆる苦しみを表現しています。

愛別離苦(あいべつりく) 
親・友人など好きな人とも別れなければならない苦しみ。

怨憎会苦(おんぞうえく)
嫌いな人・恨みのある人とも会わなければならない苦しみ。

求不得苦|(ぐふとくく)
求めているものが得られない、欲しい物が手に入らない苦しみ。

五陰盛苦(ごおんじようく)
五陰と諸存在を構成する物質的・精神的五つの要素。色(しき)・受・想・行・識の5称。色は物質的存在、受は物事を感知する心の働き、想は何物を思いつく心の働き、行は心の意志的働き、識は識別・判断する心の働き)これらに執着することから生じる苦しみ。

要するに、四苦八苦とは仏教の教えで、人生は思い通りにはならない事ばかり。という意味です。

ここまでの解説内容では大げさすぎるくらいですが、人生楽ばかりではありません。逆上がりだって頑張らないとできません。バク転だって練習しないと習得できません。

でも、できるようになった時や先が見えた時、何かをつかんだ瞬間は、苦しみから解き放たれた気分になると思います。

たくさん苦しみを抱えてください。 それらを1つずつ打破していきましょう。

書きながら難しくしてしまった今日のブログでした。



2009年7月1日

あにばーさりー

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 11:59 PM

昨日、6月30日はカミさんの誕生日でもあり私達の婚約記念日でもありましたが、2人とも仕事でお祝いどころではなかったので1日遅れの食事会を義父母が企画してくれました。

岐阜市宇佐のベーカリーレストラン「サンマルク」。ピアノの生演奏が和やかな雰囲気をかもし出し、食事はというとパンが食べ放題で価格もリーズナブルです。

事前予約で誕生日と伝えてあったので食後のデザートにキャンドルの演出がありました。

アニバーサリーこの歳になると誕生日を境に歳を重ねることに複雑な思いですが、記念日そのものはいつまでも大切にしていきたいと思います。

お誕生日おめでとう。これからも支えになって下さい。(ソファーで口を開けて寝ています・・・。)



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