操作感覚
スキップが唱えるプレジャートレーニングの中に「操作感覚」があります。
道具の特性を把握しうまく使いこなす感覚です。
例えばハサミ。指を入れて握り、かみ合わせることで紙を切る。持つのが初めてのお子さんにハサミを使いこなす事はなかなか難しい事ですが、上手に操作する事ができると、洗濯バサミやホチキスなども互換性があり、それらをも上手く使いこなす事さえできます。
さて、先日のアリーナ。小学3年生の男の子との個人レッスン。
平均台にロープを結び、天井から吊り下げてお寺の鐘突き堂のようにしました。
不安定な平均台の上に立ち、真ん中から垂れ下がっているロープを握り、重心を連動させながら平均台を前後にスイングします。
ロープの手繰り、膝の使い(屈伸運動)、前後左右のバランス、揺れに対する立位でのバランスなどがスイングを成立させます。
よほどのスイングをしないとボールに当たりません。
この運動で、簡単なところでは立位でのブランコやターザンロープ。応用が生かせればスノーボードやサーフィン。ウインドサーフィンはまさにこの動きと酷似していると思います。
スキップではたくさんの道具を変化させ、色々な操作感覚を養っています。