2006年6月15日

固定遊具

Filed under: 保育園・幼稚園にて — スキップ江原 @ 7:23 PM

チェーンウォール昨日指導訪問をした関市立富岡保育園で、鉄棒の導入として固定遊具あそび(体験)をしました。

チェーンでできたネットの壁を登り反対側に越え、チェーンを使って降りるか登り棒を使って「消防士さん」で降りるかはお任せ。

 

 

 

 

雲梯雲梯(うんてい)もぶら下がって渡るのではなく、ジャンプでよじ登り、上を四つばいになって反対側まで移動。

握り方や体重移動の習得・身体図式の確立などなど目的はさまざまですが、それより何より「根性試し」です。鉄棒の単元になると、空中でのバランス感覚や回転感覚が通常の生活ではまず出てこない為に、足が地面についていない=怖い。天と地がひっくり返る=助けてー。となります。

3・4歳児は、鉄棒の前回りでは視界に光景が入ってしまう為に前回り降りは足がガチガチになってしまいますが、意外にも逆上がりは、感覚が理解できていないこともあり、すんなり受け入れてくれ前回り降りよりも先にできてしまうパターンもあります。

本時の目標は「園にある固定遊具を制覇しよう」と勝手に掲げ、普段ではやらないような少し難しい体験から見る、鉄棒逆上がり上達への道を確認致しました。当然泣く子もおり、「それは危険・・・。そこまでさせなくても・・・。」と賛否両論もあるとは思いましたが、普段先頭になって勢力を発揮しているジャイアン的存在の子が大声で騒いだり、おとなしそうな子が淡々とこなしたりと、意外な一面を保育士の先生や子ども達が確認することで、もっと遊びが発展するのではという思いもあります。

結局のところ一部を除いてほとんどの子が難なくこなしてしまい、もっと大合唱を期待していたのですが、さすが普段から遊びを中心に取り入れているだけあって子ども達はたくましい。逆上がりのパーセンテージは低いものの、これから1年かけて取り組み、卒園までには自信を持って固定遊具で遊べれば小学校になっても十分適応できると思います。

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