2020年12月4日

試合に勝って勝負に負ける

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:55 PM

先日、ひょんな事から原告となり人生初の簡易裁判を経験しました。お金が絡むことでもあり許してはいけないという思いから司法に判断を委ね、やりたくもない決意をしたのですが、その日に至るまで、事が大きくなるまで、なぜ約束を守ってくれなかったのか?と、憤りの日々でした。

裁判当日。変な緊張感もなくむしろワクワク感の私は丸腰で1人での出廷。被告側は弁護士付き。事前に知ってはいたものの『ここまで証拠をそろえているのだが、どうなれば敗訴になるのか?』というある意味そこが楽しみでもありました。

法廷(と言っても会議室)には裁判官と司法委員という司会進行兼聴取係のような方と原告と被告。それぞれの言い分を別室で司法委員の方が聞き取り、お互いに和解案を提案し、裁判官が結審します。

結論としては勝訴なのですが、被告はそもそも敗訴を前提で少ない被害額で出廷してきている事に後々気付き、こちらの裁判費用を含めた要求金額には到底及ばない額での即日納付を要求しそれを飲んだ形となりました。

私が要求を拒否した場合、こちらの要求額で結審したとしても振込みが滞ったり自己破産されると0円という最悪な場合があり、再審となると弁護士は徹底的に勝つための策を練ってくる可能性さえあります。

結局は弁護士のシナリオ通りで、私は納得せざるを得ななかったという裁判トラップ。勝敗に長けた弁護士の負け方とはこういうものなのかという戦略を学ばせてもらいました。

試合に勝って勝負に負けた。経験できない社会勉強授業料として受け止めます。

被告が反省しているとは到底思えませんが、嘘を嘘で上乗りしている組織ですのでいつか天罰が下ると思い、綺麗さっぱり終わりにしたいと思います。



2020年12月2日

入り口が楽しければ

Filed under: わらべ心・あそび心。 — スキップ江原 @ 6:16 PM

入るのが楽しそうだったら次も来たいと思えるじゃないですか。

子ども達に夢を見させてあげましょう。

 



2020年11月30日

順序がわからない

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 10:05 PM

運動療育 児童コース

わかりやすく書いたつもり。それは大人の解釈であって子ども達にはわかりづらかったりもする。

この書き方で順序よくできると思ったのだが、8人中3人が「次は何をやればいい?」と何度も聞いてきた。

何回も繰り返して理解できる様になってきたが、それは体が覚えただけで頭で理解できていない。

もっと理解できる書き方を研究せねば。



2020年11月26日

やれるものならやってみろ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:49 AM

ビジネスの種類は無限に存在します。ビジネスモデルもその分あるのですが、顧客としてはまず第一に価格を見てしまいます。

例えば塾。国語を教えてもらいたいけど、Aは5,000円。Bは8,000円。単純に価格の安い方を選ぶのが一般的なユーザーです。

子どもが理解して学力が上がり希望校に合格できれば安い方が良いに決まってます。

オーナー目線で考えた時、当然儲けが必要で、顧客を集め、結果を出す。しかし、そこに『真似できるものならやってみろ』と言わんばかりの他では出来ない武器があると、価格は関係なく波が押し寄せてきます。

一般ウケするこだわりが、スキップにはあります。



2020年11月25日

なんとかしてあげたいのなら

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:48 PM

側転・逆上がり・水泳・跳び箱などを助けて欲しい。という問い合わせがあるのですが、その電話の半数以上が決まって「あと1週間で」という切羽詰まった間際の相談です。

体育の授業でテストがあり、悩みを親に相談できる子もいる中で、出来ない事を親にも言えず泣きながら悩みを打ち明ける。小学高学年の親からの悩み相談の電話が今年も多数あります。

1週間で出来るわけはない事を伝えた上で、残された時間でベストを尽くします。と告げるのですが、金額を伝えるとほとんどの方々が諦めます。

結局のところ、1週間で5万円近くの金額をかけたくないんですね。

申込みがない限り我々は対応ができません。ただ、何もせずに当日を迎え体育嫌いになり、それが引き金で親子間も崩れた例も多く目の当たりにしているだけに、この悩みに応えるのも親の務めだと強く感じます。



2020年11月23日

いつもコテンパン

Filed under: 子ども達との日々 — スキップ江原 @ 7:57 AM

アリーナ運動療育グループレッスン児童コース。

昨年までは運動が全くできない集団だと思っていましたが、友達付き合いが苦手で1人が楽しいこの子達にとっては休校措置がストレスフリーになったのか、頭角を表し始めました。

長縄跳びを跳びながら問題を答えるレッスン内容がほぼ全員にハマった様で、それ以降、私が試される様になりました。それも東大王の様な超難問。

1人は泳げない さかなクン
「世界で一番多く産卵する生き物は?」
「世界一移動の早い生物は?」

1人は気の荒い歴史王
「信長の時代に土佐を平定した武将は?」
「関ヶ原の戦いで東軍についた武将をフルネームで3人答えよ」

1人は友達のいない読書好き
「県庁所在地を全部漢字でかける?」
「日本の世界自然遺産を答えよ」

情報収集源は、本・図鑑・動画サイト・クイズ番組など様々ながら、内容がコア過ぎる。

どの問題も、わかりそうでわからない。降参するとバカにした様に自慢げに答えを言う。事務員にパソコンで調べさせるとどれも正解。

そんな子達も四則計算が出来ず縄跳びが結べられない。

好きなものに拘れる子達が学習塾ではなく、運動を通じて通える場所がある事で感謝されている。

来週はどんな問題でいじめられるのか?



2020年11月21日

15周年感謝祭

Filed under: ちょっといい話,プレジャーアリーナ — スキップ江原 @ 11:36 AM

2005年4月に立ち上げた スポーツファクトリー スキップ が 『15周年感謝祭』を迎えることが出来ました。 これもひとえに皆様のおかげと感謝申し上げます。

 

午前だけでも20組35人の子ども達が遊びに来てくれました。午後から何人来るのかな?

次は16周年感謝祭が出来るよう、スタッフ共々頑張ります!!

 



2020年11月18日

良いチームです

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 8:41 AM

月に1回ではありますがスタッフミーティングをしています。とはいうもののコロナの影響とモバイルの進歩により自宅でリモート会議を採用しています。

弊社はスタッフ各々が現場に直行直帰のため、同じ空間に全員集合したのは3月に開催した緊急企画の学童保育以降、1度もありません。

会う事がなくてもそれぞれが責任を持って仕事をしてくれているのでモデル企業として着目して欲しいくらいです。

以前勤めていた同業の会社はほぼ毎日、レッスン後に帰社していたため、全員が集まるのは遅い時は21時過ぎ。家に帰るのは日付が変わっている事が普通でした。

これを反面教師に今があるのですが、今の時代は人間関係を重んじる業種ながら、会う事が少ない方が長続きするのかもしれませんね。



2020年11月17日

スモールステップにどこまで付き合えるか?

Filed under: やらなカン,わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 7:24 AM

運動療育グループレッスンで、母親の希望で幼児コースに1年生が1人参加している。

彼は、おっとりとした性格。電車が好き。字はすらすら読める。ことわざや雑学もよく喋る。が、向上欲に乏しく、最近ようやく鉄棒の前回り降りを1年かけて泣きながらも1人で出来る様になった程。姿勢保持も不安定で、椅子に1分と座っていられず、寝転がっているか片腕で床を支えて横座り。幼児コースに1人だけ1年生の僕がいると言う事にもまだ気が付いてはいない様子。周りの年中児も度ある毎に指摘をする始末。

学校体育では縄跳びが始まるのを見越していち早くレッスンで取り入れているが、そんな彼なので縄跳びは絶好の遊び道具!というわけでもなく、縄の方が彼に絡まっていく始末。

支援級では前跳びを教えるだろうが、教師も人間。可能性のある子や向上意欲を感じられる子を先に熱心に教え、最後にこのようなケースの子を時間をかけて教えよう!というシナリオを立てる。が、みんなができるようになったからと言って、僕1人だけができない!と思う子ではないため、先生もついつい声を荒げる(私もたまにある事だが)。そうこうしているうちに縄跳びの単元が終わり、今年もできませんでした。という事が体育だけではなく全ての教科に言える事ではないか?とお母様と話し合った。

お母様は疲れ切っている。本人は自分のペース。

親・子ども・教師が笑顔になって初めて教育であり支援だとつくづく感じる。

縄跳びができる様になっていく子は「先生、見て見て」と必ず披露してくる。その子達を認めながらもスイッチの入っていない子にスイッチを入れ、できる様にするまで向き合う。これができる大人達が何人いてくれるのだろうか?と思ってしまう。



2020年11月16日

神様は不公平?

Filed under: ちょっといい話 — スキップ江原 @ 2:34 PM

親御さんとの会話で「『天は二物を与えず。』って言うけどそうそんな事ないよねぇ」という内容になりました。

確かに、パーフェクトな人もお金持ちな人もいれば、見た目にダサい人や頭の悪い人もいるでしょう。

でも、いわゆる『3高』と言われる人も並々ならぬ努力やプレッシャーがあるはずで、万年平社員の人はその逆に気分的自由があるのかもしれません。

「先生は子供と遊ぶのが仕事だから幸せそうで良いよね。」

はい。幸せです。週に1回1時間、お子さんと遊ぶ事を仕事にしています。小憎らしい子も成長の早い子も平等にお相手しています。

でも、見た目とは逆に、人気商売ではあるが故のリスクも多々あります。

収入や容姿など、同じ比較対象だと当然差があり隣の芝は青く映りますが、視点を変えると自分の方が良い面ってたくさんあると思います。

所詮他人にはなれないのですから、自分と自分に置かれている環境・才能を十分楽しんだもの勝ちです。



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