2010年6月9日

補助する事の難しさ。教えることの難しさ。

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

中川区・冨田地区会館にて。

トライデントスポーツ医療看護専門学校 チャイルドスポーツインストラクター専攻1年の実技実習では、幼児コースの鉄棒逆上がりの補助をしてもらいました。

鉄棒 009鉄棒に対してさほど恐怖心の無い子もいれば、鉄棒なんてまっぴら御免、という子もいます。

好きな子やもう少しで逆上がりが出来そうな子は意欲的に列に並びますが、苦手意識のある子にとっては「嫌なことをどうしてやらなきゃいけないの?!」という思い出いっぱいでしょう。

しかしレッスンである以上、できないことも頑張らなければなりませんし、できないことができるように練習をしなければなりません。

鉄棒 013嫌がる子に対して如何に鉄棒に興味を持ってもらうか? どのように教えるかを言葉や見本を通して学生達は様々な考えられる方法で子ども達にぶつけています。

教科書通りにはいかないのが実習であり、毎週学生達は落胆をしていますが、この経験が社会に出た時に実を結ぶと信じています。



2010年6月6日

救命講習

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:48 PM

レクリエーション講習内で岐阜北消防署の方による救命講習を受けました。

昔に受講した救命講習と手順や考え方が若干異なっており、今の主流となる救命の手順を改めて教えて頂くと共に、AED(自動体外式除細動器)の取り扱いをダミー人形を使用して実習しました。

救命講習 030まずは肋骨圧迫。昔で言う心臓マッサージ。

倒れている人を見たら ⇒ 周辺に異常が無いかを確認 ⇒ 意識の有無を調べる ⇒ 大声で人を呼び、119番通報とAEDを依頼する ⇒ 気道を確保し、呼吸をみる ⇒ 息がない場合は人工呼吸を2回 ⇒ 肋骨圧迫を30回⇔人工呼吸を2回

昔は脈を診たり口内の異物を取り除くなどの動作や、肋骨圧迫よりも呼吸が優先だったような気がしましたが、今はとにかく心臓停止の阻止が最優先だそうです。

救命講習 032AEDが届いたと想定して肋骨圧迫と共にAEDの操作を行います。

人形相手に笑いがありましたが、実際にこのような現場に出くわしてしまったら習った通りにはできないでしょうね。(過去に1度だけ気道確保まではしたことがありますが・・・。)

救命講習は、スタッフにも学んでもらいたいと考えていましたが、早速セミナーに取り入れたいと思います。



2010年5月12日

上手な見せ方

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:54 PM

ブログのヒントが私の場合、移動中のラジオの中にかなりあり、名古屋への通勤の90分の時間は貴重な情報収集源です。

そんな中、「上手な見せ方」の話になりました。興味深々です。

芸能人の場合、評価をしてもらうのはお客さんであり茶の間であり、ディレクターであり。要するに「自分以外」です。いくら自分が納得した演技でも、第三者がダメと言われればやっぱりダメなのです。

そっくりそのまま私達にも当てはまります。いくら納得をしたレッスンをしても、子どもが首をかしげたり、一言「わからん」「つまらん」と言われようものなら一瞬にしてそれまでの内容は「0」なのです。

子ども達に対する上手な見せ方や、大人達に対する上手な見せ方は何度と無く失敗しないと身につきません。

教える事の前に、興味を引きつかせる事が私達の場合は必要なのです。



2010年4月12日

春の交通安全運動週間

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:39 PM

4月6日(火)から15日(木)までの10日間、「春の交通安全運動週間」が実施されています。早速名古屋市内でもシートベルトや携帯電話の取り締まりがあちこちで行われていました。
(なにも2車線のうちの追い越し車線を封鎖してまで行わなくても・・・。)

子ども達も新学期が始まり集団登校が盛んになってきます。ハンドルを握るドライバーとして、子ども達の動きは予期せぬことが多く、時間帯や子どもの多い地域では速度を落としていつも以上の配慮をお願い致します。

登下校時間帯や夕暮れ時は子ども達にとっても危険な時間。ドライバー・歩行者の双方が注意をして、死亡事故にならないように毎日を過ごしてください。

急いでいる時こそ安全運転。 疲れている時は進んで休憩。 ドライバーとしてのマナーです。

飲酒運転は絶対にNG!  お父さん いいですか!!



2010年4月11日

技術の基礎

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:35 PM

武道では免許皆伝を受けるまでに様々な難関が待ち受けています。

技の習得だけではなく、礼儀などの品格や、読み書き、人望・人柄、統率力、指導力などなど。師匠になるためにはその道を極めぬき、選ばれたものだけがなりうる。 そんなイメージがあります。

スタッフの育成も私の仕事の1つですが、そこまで大それたものではないものの、心と体、意識と技術、発想力と指導力。そんな事を子ども達とのレッスンを通じて小出しに教えているつもりです。

全て答えを出してしまったり私が全部やってしまっては、スタッフのためにはなりません。かといって右も左もわからないうちから「はいどうぞ!」では子ども達も困ってしまいます。(立ち上げ期にはいきなりドンもよくありましたが・・・。)

スキップの考え方や指導法は、「教育基本法に基づいて」とか「最新のスポーツ理論に基づいて」などの難しいものではないですが、今の子ども達の心理・環境・運動の状態などを理解しつつ、本来子ども達がやるべき「あそび」がスポーツの素とする「プレジャートレーニング」を開発しながら、生き抜く力を身につければと考えています。

この考えが絶対ではありません。「こんな考え方もあるのね」と思っていただいた方がよいでしょう。なかなか「あそび」にお金を払う人は多くはありませんが、たくさんの会員様が短期で無理なく目標の到達をなされています。

会員様の声」が寄せられるたびに、スタッフ達がこの理念を把握し実行しているのだと、ホッとします。



2010年4月6日

自分探しの旅

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:34 PM

一部のスキップスタッフには「今年1年で自分探しの旅をしてみては?」と課題を与えています。

実際に旅に出るのも良いでしょうが、本当に体育指導者としてどのような方向で「自分」を売り出したいのか見つけたら(目標)どのようにし(作戦)、いつまでにやり遂げるか(期日)をこの1年かけて見直していきましょうというもの。

漠然と生きるのも結構ですが今のままがいつまでも続くとは限りません。志が高ければ社会に出てから見えてくる物事や、改めて勉強したいものが見えてくるはずです。

そんな私も手始めに不定期で平日の夜や土日を利用して勉強し始めました。来年度には正式に入学を考えています。

トップアスリートとは、一般の人がなし得ない事をするから「スゴイ」と絶賛されます。そこまでできれば最高ですが、専門技術や資格が身につけばそこから信頼度が生まれます。

長い人生の中で1年だけで将来を考える時間があっても良いと思いますよ。



2010年3月27日

この1年の過ごし方

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:37 PM

今年度も2名の学生スタッフが無事に卒業・就職をし、新たな春を迎えます。

1名は体育士(男性スタッフ)。もう1名は地元で中学の非常勤講師(女性スタッフ)。それぞれが期待に胸を膨らませながらも、不安と戦っていくと思います。

そして、来年度3年生となる学生スタッフがたくさんいる今の指導者事情。個人レッスンの指導スキルも高まり、学校の先生として自信をもって外に出せるスタッフばかりです。

さーこの1年をどのように過ごすか。あそび?勉強?就職活動(教職であれば必要ないのですが)? 自分探し?

生かすも殺すも自分次第。夢に向って頑張って下さい。

(今日のブログはスタッフへの悪意のコメントでした。)



2010年3月23日

私達の使命

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

今、目の前のお子さんを笑顔にすることです。

そのためにレッスン以外の時間も検討し模索するのが、私達の使命です。



2010年3月21日

言葉の食い違い

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

療育レッスンでちょっとしたトラブルの連絡を受けました。

多少多動気味のお子さんの初セッションでレッスン後にスタッフが「多動障害ですか?」と聞いたのを「多動障害ですね。」と判断した言葉のように解釈されたらしく、その後に電話でおかしいのではないか?とご指摘を受けました。

気を悪くされたことに対してお詫び申し上げます。

療育目的でレッスンを希望されている方に関しましては特に慎重に配慮をしており、お試しレッスンはもちろんの事、入会後もスタッフ間で話し合いや事務連絡を取り合い、できるだけ主訴に近づけるように努力しております。

言葉にも配慮をしてお話をさせていただいておりますが、時として誤認される事もあるのかもしれません。

運動療育という分野が確立されているわけでは決してありません。我々の考えの上、その子に無理の無いアプローチを試行錯誤しながらレッスンに取り入れていますが、全てが適合しているとは限らず、読みが外れて失敗することの方がむしろ多いくらいです。それでも我々の考えや所感・結果や可能性などをレッスン後に親御さんに毎回報告するようにスタッフ1人1人が努めています。私でも言葉に気を使いながらお話していますがこちらの思いと食い違って伝わり、嫌な思いをさせてしまった時には自分の未熟さに呆れを感じます。

今後もレッスン・言葉・行動・表情などに、注意を払いながらお世話させていただきます。まだまだ未熟でご迷惑をおかけいたします。



2010年2月20日

脱線も必要

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:59 PM

指導案などに計画やねらいなどを書き、いざ保育や実習を行ってもその通りにいかないのが幼児の世界。

先日岡田を連れて富田体育教室で幼児コースのメインを行かせました。内容はお任せ。目的に対するねらいを考えなさい。ただそれだけを伝え前の週はサブにつかせて状態の把握。いざ本番。やはり彼が思い描くレッスンとはいかなかった様で、終始首をひねっていました。

子ども達から学べただけでも収穫です。

子ども達は思い思いの動きやあそびの中で一つ一つ経験し、獲得していきます。跳び箱で開脚跳びを教えようとしたとしても、助走⇒両足踏み切り⇒着手(第一跳躍)⇒跳び越し(第二跳躍)⇒着地 とこのようなプロセスがあり、これらに必要なバランスやリズム、連動(体を上手に使いこなす)感覚などが不十分では跳ぶ事すらできませんし、つまらなくて当然です。

難しいことをしようとすると脱線し始めます。かといって簡単なあそびをしていても脱線するものです。

最終的に跳び箱の開脚跳びができる(目的)ためのあそび(ねらい)をたくさん提供してあげれば、苦もなくできるものです。

時間はかかりますが、指導者(保育士)が脱線も踏まえてシナリオを計画しているかどうかなのです。

皆さんのシナリオ(指導案)に脱線や道草はありますか?



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