2012年2月22日

どこまで馬鹿になれるか

Filed under: 保育・指導のツボ,保育園・幼稚園にて — スキップ江原 @ 6:31 PM

体育レッスン契約をしている園長先生と1時間ほど話をする機会がありました。

「私が先頭を切って前に出れば、後から先生達も出やすくなる。私が先陣を切って馬鹿な事をすれば、次にやる先生達もやりやすくなる。」

本当は先生方が先陣を切ってやって欲しいところでしょうが、私が動けるうちは私が張りきって頑張る。そうする事で先生達の学びにもなり、子どもにもそれが伝わる。

あそびの重要性を常々唱えている私にとって、この園長先生とは毎回のように意見が合い、勉強させられる事ばかりです。

一生懸命体育(体育指導)をしている人は学者になりなさい。あそびの中でどれだけ馬鹿になる事ができるか。馬鹿という表現は不適切かもしれないが、どれだけ子どもの思いや心理を組んでやる事が出来るか。

子どもの視線で向かい合いながらも憧れの的であり、よき理解者であり、何より子どもの友達であれる。そんな体育士(指導者)であれる事が理想です。

どこまで馬鹿になれるか? 永遠のテーマです。



2012年1月29日

集中力を研ぎ澄ませ!「ドミノ編」

Filed under: 保育・指導のツボ,子ども達との日々 — スキップ江原 @ 11:33 AM

中川区 富田体育教室にて。

幼児・児童とも、ドミノ倒しに挑戦。

ドミノ幼児コースは親も参加。始めは笑い声も聞こえる中、楽しそうに並べていました。

が、幼児コースともなると会員の弟や妹、つまり赤ちゃんが匍匐前進をしたり親元に近寄ってきたり、当然、一緒になって並べようとする子もいます。

子どものクラブのはずが親達が大興奮。

完成が近づくにつれミスが許されず、殺気立ってきます。

大人が子どもに伝える瞬間が見受けられました。結果はどうあれみんなで取り上げることが出来ました。

 

ドミノ児童ともなると、アート的な建造物が出来てきます。トミカの車の登場です。

彼らの課題は、1全部のピースを使い切ること。2.全部をつなげ合わせること。

男女・学校関係なく協力し合って並べています。

写真を見てわかるようにミスをしてもいいように3つほど間引きをしてあるところも小学生ならではの工夫ですね。

が、残り5分で・・・。

来週はリベンジです。

コマ、ドミノ。共に集中力の賜物です。コマは自分との戦い。ドミノは団結力への挑戦。

この1ヶ月の活動はしゃべり声が少なく静かなレッスンです。集中しています。良い集団になってきました。

 



2012年1月24日

教えることの難しさ

Filed under: 保育・指導のツボ,保育園・幼稚園にて — スキップ江原 @ 11:46 PM

今年も保育園レッスンでは毎年恒例の 「独楽回し」。巻き・投げ が上手く出来ないとコマは回りません。また、軸が地面と垂直になるように投げないとコマは転がっていってしまいます。

コマがなぜ体育レッスンに導入されているの? 毎回親御さんに聞かれます。回すだけであればただの「あそび」ですが、独楽回しは大変奥が深い。それは実際にやってみればわかります。(ブログではその意味は教えません)

5歳児は昨年からの意識があり、ほとんどの子ども達が回るようになっていました。そこで、初体験の3歳児にコマをレクチャースしてもらうことに。マンツーマンによるコマ先生の登場。

コマ先生 コマ先生

そこで5歳児は教えることの難しさに直面しています。自分では回せるのに教えるとなると・・・。

子ども達はたまらず「先生、○○ちゃん、教えているのにうまくやってくれない。」自分へのもどかしさと直接怒る事はかわいそうという意識が働いているんでしょうね。

「そこを頑張って教えてね」。コマ先生に委ねて私や担任の先生達はヒヤヒヤしながらも眺めるだけです。

「○○ちゃん回ったよ!」 自分ごとのように喜ぶ5歳児と何が起きたかわからない3歳児のペアが増えてきます。

コマがもたらす縦割り保育。独楽回しを取り入れている保育園・幼稚園は一度お試しあれ。



2011年12月4日

全てにおいて子どもは強い

Filed under: わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:58 PM

子ども達は全てにおいて素直に反応してくれます。楽しい時は笑い、悲しい時には泣き、嫌な時にはぐずり、納得いかない時には怒る。

私が体育指導者1年目の20歳の頃、子ども達に「先生のあそび面白くない。」とよく言われた事があります。その言葉に反応してムキになった自分がいました。

子ども達は隠し事ができない生き物です。良いものは良い。嫌なものは嫌。ハッキリしています。だからが故に子ども達が心底楽しめる体育あそびとは何かを考えなければなりません。また、レッスンの仕方を身につけなければなりません。

若いスタッフがまさに当時の私の様に子ども達から学んでいます。たくさん苦労をかける事で強くたくましくなって欲しいと思います。



2011年11月27日

学校体育の全てが専門種目につながる

Filed under: わからなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 3:52 PM

今年度より承っている幼稚園母体の児童サッカー教室で、私自身、前半の1/3をサッカーとは全く異なった事に費やす事が多いです。リレー、鬼ごっこ、時にはドッヂボール。

今までサッカーを真面目にやってきた子からは「前の先生はサッカーを教えてくれたのに、えっぱら先生は他の事ばかりしている。サッカーを教えて欲しい。」

当然サッカーを習っている以上、サッカーの技術や戦略を教えるのは当然の事である。ただ、全くあそんでいる訳ではない。もうSKIPの理念をわかってくださっている方は承知だと思いますが、あそびが全ての素となっています。

以上の事は全く私の考え方なので全ての子ども達に適合するわけではない事を踏まえて解釈して下さい。

放課後や土日も毎日のようにサッカーボールを使ってキックやボールリフティングを2時間以上している子がいたら私が教えている月1回90分のレッスンは合わないので、より実践的なクラブチームをお薦め致します。しかし、習い事の一環としてサッカーをしているのであれば、児童の時期は勝つ為のサッカーではなく楽しく学ぶサッカーの方が、技術面も精神面も伸びる可能性があると思います。

小学生の時からノルマの無い部活動で潰されて燃え尽きた子達をたくさん見てきているからが故にそう思うのですが、このような考え方では強くなれないのかもしれません。

1つ言えるのは、学校体育で学ぶ全ての種目が後の専門技術に全部リンクしているという事。得意不得意はあるでしょうがほとんどのアスリートはオールラウンドでこなします。

あそび = 運動の基礎 と考えられる人が多く指導者となってくれる事を願います。



2011年11月15日

岐阜県児童館連絡協議会 研修会

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:58 PM

岐阜県児童館連絡協議会より依頼を受け、岐阜・西濃ブロック研修会の講師を務めてまいりました。

50名以上の児童館厚生員の先生方は皆さん熱心で、普段慣れていない運動にも積極的に参加してくださいました。

児童館の利用者は小学生が多く、あそびが多様化する時期でもあります。体を動かすあそび、頭を使うあそび、工夫するあそび、協力するあそび、様々な場面で色々なあそびが展開できる大人の環境の工夫が必要かと思います。

研修会 研修会

参加者の皆さん、大変お疲れ様でした。



2011年11月7日

2つの打ち合わせ

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 9:36 PM

今日は事実上営業の1日、というよりは打ち合わせの1日でした。

午前中は来週に行われる岐阜市保育園部会の事前打ち合わせ。岐阜市内の保育園に訪問をし、内容確認と共に3歳児のレッスンを見た上で質疑応答をするために、初めて会う子ども達と簡単な運動あそびを致しました。

子ども達は純粋無垢。初めて会ったおっちゃんにも笑顔で受け入れ、20分の時間を楽しく過ごすことが出来ました。

昼からはホームページ管理会社との打ち合わせ。この方々は毎月訪問をしてパソコンの不具合を見てくださったり、ホームページの構成や内容確認を細かく説明して下さいます。

ビジネス面でもかなり励みとなり適切なアドバイスをして下さるので貴っても切れないビジネスパートナーです。

通常レッスンでは子ども達と向かい合って直接成長の手助けをしていますが、今日のような打ち合わせでは私の成長と共に大人の意識レベルを高める話し合いができるので、夢を描くことができる面では通常レッスンと同様の時間を費やしたいと思っています。

ワンマンではいけません。お互いがWin&Wインになる内容の濃い話し合いが大切なのでしょうね。



2011年10月24日

研修会を通じて思うこと

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 11:21 PM

通年を通して体育士や少年団・児童館などを主とする講演会や研修会の依頼を受け、お粗末ながら高い場所から話すことをしています。

受講生の先生方は私よりも、人生も経験も上の方がまだまだ多くいます。それでも決められた時間をこなし時には汗びっしょりになりながらも笑いに包まれています。

皆さん一様に私の言葉にうなづきメモをとっている姿も多く見受けられます。

皆さん、勉強がしたくて自ら受講している人ばかりです。長年のプロでありながらもまだまだ勉強が必要なのです。

私は恥ずかしい。忙しさを理由に勉強するチャンスをかなり逃しているように思います。

もっと勉強をしないと人前で話すことはおろか、最新の幼児体育の実態がわからぬまま皆さんに伝達してしまう可能性すらあります。

普段のレッスンを通じて子ども達から学ぶことは多くあります。それ以外の勉強会や講演会に積極的に足を運んでいきたいと思います。



2011年10月22日

山県市保育研修会

Filed under: 保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:25 PM

今日は岐阜県山県市保育研究会からの依頼で、未満児・3歳児・4歳児担当の先生方による保育士研修の講師を勤めてまいりました。

生憎の雨でしたが40人を超す先生方にお集まり頂き、120分の長丁場を頑張っていただきました。

レクあそび レクあそび

レクあそびボールを使った眼球運動やロープを使ったリズムとバランス感覚などを、幼児の身になって動いて頂きました。

模倣の難しさ、説明を理解し表現する難しさ、そして何より体を動かすことの難しさを体験していただけたのではと思います。

受講生の皆さん、大変お疲れ様でした。



2011年10月18日

ONとOFF

Filed under: やらなカン,保育・指導のツボ — スキップ江原 @ 8:16 PM

ここ数日、ブログ更新を怠っています。というか、仕事をする時間の整理整頓をしようと自分自身に調整をしているためにブログが後回しになっています。

事務所兼自宅でもあるため、夜遅く帰ってきて食事を済ますと20時過ぎ。いつもならここでパソコンと向かい合って0時過ぎまで残務処理をしてしまうのですが、夫婦の会話やホッと一息の休息を忘れかけてしまっていました。

これでは本末転倒ですので、徐々に帰宅後はパソコンに向かないようにしています。急なく合せメールや電話は別ですが、24時間仕事の事ばかりを考えていても大切なものを見失ったり逃げていっては本末転倒ですので、帰宅後はパソコンに向かないようにしていこうと思います。

慣れるまでに時間はかかりますがその分、家族サービスに費やせると思うと全体にプラスです。起業前は仕事とプライベートを完全に分けていたのですが、独立してからはなかなか出来なかったONとOFF。7年目にしてようやく実行に移そうと思います。

では、今から帰ります。



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