2019年9月7日

悲しいかな 資格社会

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 6:25 PM

例えば国会議員。たとえ中卒であったとしても地域住民や国民に対する知名度・貢献度があり票が集まれば当選して晴れて政治の仕事ができます。

第64代 内閣総理大臣 田中角栄 は中卒です。

って考えるとほとんどの職種が給料に差はあれど学歴は関係ないのです。

が、教員・医師・薬剤師 など国家資格や各種資格がないと就けない仕事は、残念な事にある程度の学歴がない事にはできる仕事ではありません。

医師家系の元会員のお母様から相談電話がありました。中学になったのですが学校にしばらく行っていません。あそび相手でも良いので以前のようにご指導いただけないでしょうか?と。

親の期待に応えなければというプレッシャーは生まれた時から背負っているとは思いますが、仕事を継ぎたいと思うタイミングが遅れると高校受験や大検のタイミングも遅れてしまいます。

会える機会に話を聞きたいと思いますが、資格が必要な仕事に就けれる事前準備として高校までは順調に進んで欲しいものです。



2019年8月29日

わかってあげる努力

Filed under: がらくた工房 すきっぷ,わからなカン — スキップ江原 @ 10:45 PM

クラウン(道化師)派遣『がらくた工房すきっぷ』主宰でもある私は、色々な人達が吸着してくる経験が多い。「ピエロになりたいです。」と訪ねてくる人達の9割は、やはり何処かがおかしい。いい意味でも変な意味でも。

彼らは持っている性格上、人に対する恐怖があったり、急に言葉が出なくなったり、放浪癖があったり、辞め癖があったり、自傷行為があったり、責任感という縛りがなかったり、打ち合わせ通りの事をやった試しがなかったり・・・。書き出せばきりがない。

いわゆるまともじゃないメンバーをマネジメントしている。

その反面、練習熱心(決めた事はやり抜く)だったり、一般の人では出来ないような技を兼ね備えていたり、もする。

メイクをする事で普段の自分ではなくなる為、自然に笑顔も出て、人から握手を求められ、脚光をあびる事が心地よくもなってくる。

電話の受け答えができなかったり領収証すら書けなかったりする大人が人の役に立っている。

自分基準は通用しない。できないとわかった時点で わかってあげられる努力を上のものがしない限り、育つどころか組織の崩壊は目前です。

こう言う私も、子どもだから我慢できるものの大人となると自分の器を試されます。

気長に気長に。



2019年8月21日

そういう世界もある。という事を把握する。

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:02 PM

個人レッスンの会員様には1時間のレッスン料として5,800円(税込)を頂いております。

逆上がりができなくて困っている子。運動会が近いからかけっこトレーニング。運動全般を補って欲しい。etc。

子どもにかける養育費としては当然高額で、できれば子どもの悩みも財布の事情も早期解決したいのは当然でしょう。

でも中には、その程度であれば と毎週予約される方もいます。

『ミリオネアにはなれないが、そんな子どもと関わることができ、そこから何かの学びを得なさい。」とよくスタッフに言います。

考え方・発想・価値観・接し方・言葉遣い etc。

育ちも違えば環境も違い、その地位になれる確率は非常に低くても、助けて欲しいとお願いされて出会ったわけですから、我々も全力で受け止めて全力で投げて返してあげないといけません。

高所得の方々を参考にできる事はしっかり吸収し、仕事として教えるべき事は体育以外の事でもしっかりと教える。子にも親にも。

スタッフ達よ。せめて内面だけは高品質を目指していこう。



2019年8月15日

悔いのないように

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:12 AM

元会員のお母様より春ごろに悩み相談を受けました。小学2年生だった会員様ももう高校生。経験のない事には頑なにフリーズしマイナス思考の強いお子さんでしたので、親御さんとしては出来ない事を伸ばしてほしい!という要望ですが、実際のレッスンはスタッフによってはご機嫌とりが続いていました。

「高校に入学して拘りが強いためイジメにあっているので時間が合えば個人レッスンを再開してほしい。」と。

小学生くらいの『出来ないから教えて欲しい』とは違い、中高生になると自分が困らない限り『こんな奴を呼びやがって』となるのは当然で、「話し相手でも良いのでお兄ちゃん先生はいませんか?」と言われてもなかなか予定が合わない。

本人は勉強でイジメを見返してやる!との事で学校帰りに9時過ぎまで塾に通っているようだが、その流れは崩せないらしい。

お母様と3時間くらいお話をしました。突然スタッフが訪問してもかえって逆効果。塾から親身になってくれる家庭教師に切り替えて勉強の合間に外に連れ出し悩みを聞いてあげる。クラスメイトを見返す為の勉強は社会には通用しない。社会人になっても永遠にこの悩みは続く。etc

運動療育で強い拘りが和らぐかどうかは未知数で、今までずっと続けていたとしても性格までは変えようがないのですが、信頼関係からの打開策が見つかったかもしれません。通わなかった中学の3年間の穴が大きかったとかなり後悔をされていました。

結局お母様は本人にスキップの事を告げることもなくレッスンの再開を断念されましたが、子ども自身も自分の性格を十分把握して多人数と関わらない仕事に就けば立派に稼ぐことが出来るとだけ告げました。幸いにも勉強は嫌いではないので悔いのない人生を送って欲しいと思います。



2019年6月1日

今時の若者は・・・

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 7:39 AM

今時の若者は  ってよく言うけど、

今時の若者は世間が言うほどでもなく、頑張っているよ。

じゃなきゃ教育職なんて、根拠のないモンスター達に滅ぼされてしまっている。

いつの時代も若い力は必要なんだよ。

ちょっとの根性が足りないだけ。

そうさせたのは彼らじゃなくそう言っている大人達の世代なのだから仕方ない。

そう言わせないためにも入園前からスマホ見せんなよ。

若者よ。目にものを見せてくれ!

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2019年3月11日

ママ友に振り回されないように

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:48 PM

季節柄、退会者が多くなります。

入学や進級を機に違う習い事に、送り迎えが困難な為、など様々な理由がありますが、ごくたまに『あの子が辞めるから』という退会理由があります。

ママ友の悪しき組織がそうさせているのであれば、それは非常に危険です。

出来ない事を補うため、やりたい事に挑戦するため、の習い事であり、他人に合わせる必要はないのです。

過去に、卒園を迎えていた4組の仲良し会員がいて、私から見てもわかるママボスが卒園を機に退会を申請してきたのですが、その後に「次はスイミングを習わせませんか?」と教室内でママ友に勧誘していました。

そのグループの1人の子どもが「こんな楽しい体育クラブを◯◯君のママは辞めるの?」と割って入って話していました。

結局2人は継続。ボスママともう1人は退会したのですが、夏休み明けにその1人が戻ってきて更には運動会後にボスママも再入会してきました。理由は『体育についていけないから』。

やりたい事、やらせたい事は家族内で決める事であり、他人のママ同士で決める事でないのです。

お母さんも強い気持ちを持ってくださいね。



2019年2月14日

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 4:31 PM

今日の保育園でハンデのある園児のお母様から3年間の御礼をされました。

職員室の応接室で先生方に許可を得て小一時間ほどお話をさせて頂きました。

親や保育士ではできない事を体育指導者という立場から何でも体験させる。時には鉄棒逆上がり。時にはおんぶをしてでもジャングルジム登り。時には25mプールの飛び込み台からダイブ。

持ち前の明るさが園児だけではなく大人達をも和ませてくれました。

しかしながらお母様の悩みは根が深く、その子が中心になってしまうがあまり兄弟が全部我慢させられる。たとえお母さんとお姉ちゃんとで2日間のディズニーで遊んだとしても、かえって来た瞬間お母さんを捕られた気になってしまう。

この子はハンデがあるが故に社会が守ってくれるが、お姉ちゃんはそうではない。大人になったら働いて稼がなければならない。

比較的社交的で外にも情報発信をしたりお出かけを惜しまない家族のようですので、楽しかった出来事を良く話したり園や小学校であった事をご家庭でも行うそうですが、兄弟のストレス(うつ・反抗など)が来てしまうのではないかと。

今を楽しく。でも健常・障がい関係なく、全て助けてもらえるわけではない。僕が損で私が得。ではなく、この家に育って兄弟である事が素敵に感じる時が来れば。とおっしゃってくれました。

卒園してしまうが故に私に出来る事は半分以下になってしまいますが、改めて関わりがもてる様になった時には今まで通り、楽しく厳しく接したいと思っています。



2018年12月23日

頼みごと上手

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 3:34 PM

年末大掃除が控えているこの時期。子ども達も掃除の手伝いをする事が多くなるのでは無いでしょうか。

雑巾掛けやガラス拭き。子ども達は精一杯努力をして掃除をしていますが、大人から見るとちょっといい加減。拭き残しや磨きムラがあるとついつい小言を言ってしまいたがちです。

頑張っている子や頼まれごとを聞いた子が何故か叱られるパターンはどこの世界にもある事ですが、次から親や目上の言う事を拒否する事なってしまいます。

会社でも家庭でも、頼みごとをしたらまずは感謝。満足する仕事内容だったか否かは別として終わったらさらに感謝。内容が不十分だった場合はそこから注文を告げる。

私も決して出来てはいないのですが、そこで切れたらいけません。

自分の想いのままに人を動かすのは難しい事です。



2018年12月9日

生の声

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 6:40 AM

復興イベントのお手伝いで福島県南相馬市に来ています。

以前このイベントでお会いした方々との再会、初めてお会いした方々との挨拶。こうしたご縁は主催者には感謝です。

前夜祭後の食事会では談笑で盛り上がりましたが、男達との熱い語らい。

前の車が飛ばされるように押し流された。  「手を離せと」言って流れていったおばあちゃん。  亡くなっているものだと思うところから出会う友人知人。

色々なエピソードを笑いを交えて話してくれましたが、私以外は皆さん福島県民。体験したもの同士だからできる笑い話。

外様に出来る事を今日も今後も行なっていきます。



2018年11月26日

スタートラインに来てくれたなら

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:03 PM

お子さんにとってお母さんはオアシスです。一緒にいたい気持ちは常にあり、出来ることなら離れたくは無いでしょうし、ずっとそばにいたいのは当然です。

幼稚園や保育園に入園した時を思い出してください。園や送迎バスまで送り出して泣きながら離れていく光景は誰しもが経験していることでしょう。

でも、この繰り返しが社会性を身につけさせ心と体を強くしていくのです。

1番理想なのは親が子を育て上げることですが、時には他人の力をも利用して温かく見守ることも必要なのです。

我々もレッスンでお子さんを預かる以上、お送り頂いた後に親御さんと離れていただかなければなりません。

その際の母子分離ができず、泣きで訴える子を送っていくことができない。や、泣きながら別れることが不憫でならない。という親子に数知れずお会いしています。

発達障がいのお子さんにおかれては特にその傾向がありますが、お越し頂けないとアプローチのしようがなく困るのがお母さん自身となってしまいます。

辛いのは山々ですが将来のお子さんの自立を願って、辛くても、幼稚園・保育園・学校・習い事などに行って、預けるという事を行なってください。

その涙が自信に繋がることを願って。



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