2018年3月18日

満足した時が辞め時

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:33 AM

習い事を主催している私が言うのも何ですが、3月は卒業・進学と共に、習い事の切り替え時期となります。よく、「3年生になったから塾に通わせます」「春から空手をやるってママが言っていた」と退会理由を耳にします。中には仲良しママ友グループで一斉に習い事をお引越しする光景も少なからず多からず。

習い事ってそもそも何なんでしょうね。

学校や家で足りないものを補う補助機関。趣味や教養を広げる場。専門分野を学ぶ場所。

目的に応じて利用スタイルは違うと思いますが、運動(特に体育)の場合、時期や季節で切り替えるのは後々後悔するパターンが多々あります。

跳び箱が跳べなかったけど4月から野球を習います。確かに新しい習い事は新鮮味がありますが引き続き学校体育では辛い思いをするでしょう。

新しい習い事が見つかった時に今の習い事と並行して続けるのが一番効果が上がるのでしょうし、別の運動系からのヒントが跳び箱や逆上がりにつながることもあります。

お母さんの送迎や費用の面もあるでしょうが、習い事の辞め時は、季節ではなくお子さんが満足した時だと考えます。

じゃないと今までの月謝が勿体無いですよ。



2018年1月6日

女の子のリズム感が早くから身につく理由

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 12:34 PM

縄跳びやスキップなどは女の子の習得が著しく早いのは何度も紹介しています。生まれながらに身についている訳ではないのですが、乳児期の1人遊びから始まり他児とのかかわり遊びが出来るようになる年中頃から、男の子と女の子の遊び方に違いが出てきます。

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年末のスキースクールで、女の子班が食事前の待ち時間や部屋の中での自由時間中に「せっせっせ〜のヨイヨイヨイ♬」から始まる手遊びを仕切りに行なっていました。

歌に合わせる・相手のタイミングを同調させる・音程を合わせる などのやりとり遊びの経験値が多ければ多いほど縄跳びやスキップの習得が早いと考えます。

今回のスキースクールではほとんどの女の子が縦列滑降でシュプールを描いていました。スキーもリズム感が重要と考えると一理あります。

待ち時間にはディスプレイゲームではなく歌遊びやりとり遊びを是非。



2017年11月21日

1:9

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 3:12 PM

講演でよくする話に、「私達や保育園・幼稚園の先生が、どれだけ愛情をかけて100%のエネルギーを費やしても、お父さん・お母さんの10%にも満たないんです。」

故に、保育園や幼稚園にそこまで期待をしてもできないものは出来ないんだよ。という裏を返せば保育園・幼稚園への擁護の話。真意は、のこりの90%は家庭で愛情を十分に注いでほしいという親御さんへの気づきの話。です。

何かがあると園や学校に苦情。最近では直接の苦情ではなく市や教育委員会に飛んでしまう。先生たちはフラフラです。

先生達も人間ですので限界はあります。責任をもって預かっていても見落としたり気づかなかったりする事はあるものです。子どもならではのハプニングもあるでしょう。注意をする事も当然あります。それらがあっての集団生活であり施設です。

その中でも先生方は10%にも満たない100%で子ども達を受け入れています。

しかし、影響力や憧れは親よりも他人の方が90%近いものがあります。子どもは親に素直になれないものです。そして親ではできないようなお手本や技量・パフォーマンスに子ども達は引き込まれていきます。

先生になりたい。野球選手になりたい。こんな大人になりたい。などはどう言い聞かせても曲がらない事の方が多いようです。

愛情は親御さん任せ。影響は他人任せ。が子どもを伸び伸びと成長させるテーマなのかもしれません。



2017年10月23日

教え時

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 12:54 PM

子ども達は毎日のように発見があります。発見があるという事は、その分疑問もあり感動もあります。

どうして?   どういう意味?  これってなに?

聞くのが楽しいだけ。答える反応を嬉しがっているだけ。の時期もありますが、小学生くらいになると知りたいという意識が多感になります。

子どもが聞いてきた時が教え時。

嫌がったり後回しにしたりせず、手を止めて耳を傾けてあげて下さい。

仕事はいつでもできますが、その時の疑問は今しか抱かない可能性があるからです。



2017年9月21日

いつやるの? 家でしょ!

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 5:30 PM

体育教室で逆上がりができるようになったとしても、

学習塾でいくら勉強を教えてもらっても、

学校でいくら嫌いなものが食べられたとしても、

自宅でそれを発揮できる時間や、それを認めてあげるお父さん・お母さんがいなければ、子ども達はやろうとはしません。

認めてくれ褒めてくれる身近な人がいるから子ども達は頑張るのです。

頑張ったことを見てもらいたいから嫌なことも我慢して取り組むのです。

たとえ習い事で上手くできなかったとしても自宅でチャンスを与えることが大事です。

いつやるの? 家でしょ!

教育機関で習得させ、ご自宅で改めて発揮させてあげてください。



2017年9月19日

駆け込みは無駄銭

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:48 AM

毎年この時期になると「来週が運動会です。かけっこが早くなるようにレッスンをしてください。」との問い合わせがひっきりなしにあります。

私達も運動会シーズンに向けてスタッフの準備は致しておりますが、同時期・同時間に何十人と承ることは出来ず、結果お断りをする次第です。

よくテレビで(弊社も取材を何度となく受けましたが・・・。)運動会前になるとかけっこのコツが特集で組まれます。それを見て体育家庭教師にお願いしようと電話がジャンジャン鳴ります。

テレビでは1回目より2回目の方がタイムがよくなった。という編集をなされますが、腕の振りや足のあげ方はよくなったとしても、実際の運動会では両側にお友達がいて大声援の中で走るわけです。

そんな練習までを行うとなると、『あと一週間』でタイムは速くなったとしても順位を上げるまでには至りません。

何度となくつづっていますが、運動は一夜漬けができにくいものです。  水泳も運動会も、せめて4か月から半年先を見据えてお子さんの姿を届けてあげてください。

ちなみに、スキップの 出張スポーツ家庭教師 は、1年以上待ちとなります。アリーナ個人レッスン は、空き状況に応じて随時承ります。



2017年8月9日

この夏で何を身に付けるか?

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:26 PM

夏休みに何を身に付けるか?

暑い真夏にクーラーの部屋で独学で学力が上がれば最高ですが、夏の宿題を消化するのが精一杯。一般的には受験のための夏期講習ですが、1~4年生の現状維持及び2学期の対策のための塾は私の知るところ、まだありません。

学力向上も大切ですが、せっかく家にいる時間が多いのですから、我が家のモラルや人間力、生活力を高めてみてはいかがでしょうか。

 

「おはよう」「おやすみなさい」と挨拶をする。

家族で食事をする。

親子でたくさん話をする。

服をたたむ。

皿を洗う。

 

簡単な事をこの夏に行い続ける事で、お手伝いにはならなくとも、大人になった時に必ず有り難みを感じるはずです。

何を身に付けるか? 何を身に付けさせるか? を考えてみてはどうでしょう。

 

 



2017年7月12日

飛ばずに消えたシャボン玉

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:25 PM

実は今日の午後からカミさんと病院に診察に行ってきました。

14週目の命が旅立ちました。

結婚10年目。

どうしたら産声が聞けるのでしょうか?

今夜は二人で泣かせてください。



2017年2月5日

ちゃんと行く

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 7:44 AM

みんな仕事を持っています。みんな勉強にいそしんでいます。

頑張っているからこそ文句も言いたくなるでしょう。

忙しいからこそ衝突もあるでしょう。

一生懸命だからこそ他人が頑張っていないように思えるでしょう。

「もっと寝たいよ」「行きたくねーな」

でも、ちゃんと行きましょう。

みんながあなたを必要としているから。誰かが助かっているから。

頑張らなくても良いんです。ちゃんと行きましょう。



2017年1月19日

考え方の違いを認め合う

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:05 PM

契約先の放課後等デイサービスの職員の方とレッスン後に、レッスン内容や子ども達の今後の方向性について、話し合いをしました。

気性の荒いお子さんが多く、職員の方にも手や足が頻繁に出ます。

私は教育者という立場から『ならぬものはならぬ』をしっかりと伝えていかないと、成人となった時に犯罪者になるのでは?という思いから、その場で伝えていく事が望ましい。という考え方ですが、デイサービスの方々は介護士などの福祉経験者が多く、自己肯定力を尊重し褒める事柄を見つけ一緒になって喜んであげたい。学校では叱られてばかりなのでせめてここ(デイサービス)では心のオアシスであってほしい。と告げられました。

叩かれっぱなしでは職員の方々が参ってしまうのではないかと心配する私と、それでも子どもを認めてあげたいという職員の方々との思想は食い違うものの、子ども達の成長を手助けしなければならない。という思いは同じで、時間をかけて支援していかなければなりません。

教育と福祉。思想の違う両者を理解する事はなかなか難しいですが、話し合い認め合うことで互いの持ち味が発揮され、子ども達にとって有意義な日々が過ごせることを願っています。



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