2020年10月16日

預ける覚悟~就職編

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:58 AM

ハンディを背負っている方ならまだしも五体満足で生活をしてきた者ならば、就職先まで連れて行ったり退職時に本人ではなく親や身内が会社に連絡したりするような事は、もうやめなさいよ。

子どもは何歳になっても子ども。いつまでも面倒を見てあげたい気持ちはわからないでもない。しかしながら、一時を過ぎるとその行動の一切が、他人から冷ややかな目で見られお子さんは外での活動に制限がかかってしまう事をわかりなさい。

郡部や離島・スポーツ推薦などの子ども達は中学卒業と同時に親離れをします。ホームシックも当然あるでしょう。でも彼らにとってはそれが宿命であり自立への一歩です。

都会に住む人たちの方がその点は甘いです。何かあると自分の部屋に篭る事ができ、何かあると親に甘えてきた。そんな者達が社会に出て、先例を浴び、数ヶ月で退職する。自分で辞める事もできず。

良い会社なんてめったにありません。もしあるのであれば教えて下さい。でもそんな会社があったとしても今までの行き方では入社は無理でしょう。

これだけ技術が発達し在宅でも稼ぐ事ができる仕事が増えてきたとしても、絶対に必要なのはコミュニケーション能力です。困った時に人と話す。物を買う時に人と話す。物を尋ねる時に人と話す。当然それらの前には挨拶をする。就職前に他人と話す事ができるように家族間の会話を存分にしておく。そして社会にでたら、本人の自覚と責任において行動をさせ、親は温かく見守る。相談は受けるが行動は起こさない。成長させるとは自立した時に手をかけない。そういうものです。



2020年10月15日

預ける覚悟〜放課後等デイサービス編

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 11:18 PM

学校までのお迎え→施設での生活→ご自宅までの送り。を発達の程度によって1週間に数回からほぼ毎日利用できるとても便利なシステム。

厚生労働省が認可する施設ですので老人のデイサービスとニュアンスは同じです。成長過程の子を預かるか老いていく方々を扱うかだけの違いです。

利用前の説明で学習面や運動面をサポートします。と説明はあるでしょうが、勘違いをしてはいけません。

塾じゃないので勉強を教える場所では本来ありません。宿題をさせて欲しいと要望したところで、宿題をする迄のスタンバイが長いのは親御さんが1番わかっているはず。滞在時間が長くても2〜3時間の間に遊びたい子ども達に宿題をさせるのは至難の技です。仮にやってあったとしても本来の宿題の意味は頭の中に備わるかどうかで、プリントを埋める作業ではありません。

利用したとしても学力の把握をするのはやはり親。手を抜いただけ気づいた時には大きな開きとなっています。

預ける以上、その施設のコンセントを理解して、任せるくらいの太っ腹でないと何処も受け入れてくれなくなるでしょう。

あなたのお子さんでさえ笑顔でお預かりしてくれる人達に感謝の気持ちを忘れずに。



2020年10月14日

預ける覚悟〜小中学校編

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 10:31 AM

小・中学校の9年間が日本での義務教育ですが、義務教育という言葉を間違えてはいけません。

義務教育とは、大人が子どもに教育を受けさせる『義務』であり、貧富や男女の垣根を越えて教育を受けたいと子ども達が訴え勝ち取った『権利』です。

学校に行かせないのは本来は義務違反となります。「学校に行かなくて良いよ」と煽る行為も本来は義務違反です。

教育を受けさせる学校機能がいつの間にやらこじれにこじれ、学校教育法で決まった以上、先生達は生活指導まで請け負わなければならなくなり、さらには妖怪と化した親までも対応せねばならなくなりました。

嫌がっているからとの訴えでドッジボールがなくなり、可哀想だからとの訴えでかけっこの1番がなくなり、家でもしていないのにとの訴えで叱る事も出来なくなりました。

教えたいのに教える事が二の次になってしまっている教師。勉強ができると希望を抱いて入学したのに燃えてきてしまう子ども達。子どもの成長を他人任せにしすぎているアホ親。

原点に戻るにはあまりにもこじれ過ぎている。

私の持論ですが、義務教育である以上、小中9年間は学校に通う。午前中に体育や図工・音楽などの授業を最低限盛り込む。給食後の午後から学校で引き続き受けるか、塾で受験や進学に必要な5教科集中して学ぶかを選択できる。

塾では生活指導はする必要がないので、学習態度が悪い生徒・児童は退学させられ学校に戻る。学校が決して下等教育ではないが人間教育はしっかりしてくれる。

教育を受けさせる義務を理解して、子どもの権利を温かく見守ってほしいものである。



2020年10月13日

預ける覚悟〜保育園編

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:16 PM

保育園はそもそも、共働きの家庭への配慮として子どもを預ける厚生労働省が定める施設。決して教育機関では無い。

保育園は子どもを預ける施設。
オムツを取るトレーニング施設ではない。

子どもを安全に預かる施設。
しかし、集団生活の場が故に怪我はつきもの。

給食はほとんどが栄養士の計画の元、併設の調理室で出来たての食事を取ることができる。
食物アレルギーの場合を除き、好き嫌いを注文する便利なレストランではない。

保育園は両働の家庭を助ける施設である事を忘れてはいけない。
子どもを育てるのはあくまでも両親である事を忘れてはいけない。



2020年9月7日

子どもを巻き込むな

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 12:14 PM

高松市で6歳と3歳の子どもを車内に放置し飲み歩き、熱中症で死なせる事件がおきた。母は夜中から昼にかけて15 時間も飲み歩いていたという。

6歳ともなれば車の乗り降りは出来るはずだが、チャイルドロックがかかっていたのか?普段からの母の圧力があったのか?車外に出る事が出来なかったのだろう。

子どもは忠誠心と正義心がある。

母親が「下の子を見ていて」と言われれば、母に心配をかけてはいけないと思い言う事を聞くだろう。また、下の子が泣き出したら出来うる限りの面倒を見たであろう。

3件もハシゴをしなければいけない理由は知ったこっちゃない。子どもを自分の苦痛に巻き込むな。

また今年もこのような事が起きたかと思うと辛くてたまらない。



2020年9月2日

ウソをつくと客は逃げる

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:20 AM

弊社のホームページの出来が良すぎて「反応を出します」「集客をお手伝いします」というアホな企業からの電話が絶え間なくかかってきます。(忙しいタイミングで)

先日、あまりにもホームページの出来を褒める営業ウーマンからかかってきたので、
「管理会社教えてやるからリンクページの1番下の企業を確認して。」
「わー、素晴らしい構成ですね。」
「その企業名を言ってみろ!」
「たくさんの企業が関わっているんですね。」
「ハイさようなら」 ガチャン

そもそもホームページすら見ていない。どこにかけているかすら分からず手当たり次第電話営業しているのが丸わかりである。

このお姉ちゃん自身は時給だろうから契約の有無は関係なく、話に食いついてきたら「担当の者に代わります」までの仕事だろうが、そんな初回からウソ丸出しの企業に会社の行く末をお金を払って任せるわけもなく、潰れて再生してを繰り返しているのだろう。

スキップの場合、どのスタッフも最初の問い合わせにはプラス面よりマイナス面を自然と説明している。

「レッスン料は高い」「絶対にできると言う約束はできない」「親御さんの目標は最初のうちは聞きません」など。企業としては致命的なプレゼンである。

でも、ウソをついてまで顧客を増やしても自転車操業になる事が見えています。1人1人を大事にし共に成長したいので、そんな条件でも入会してくださる方と長くお付き合いしていきます。

ウソだらけの世の中を生き抜くのは大変です。



2020年8月23日

区別と差別

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:05 AM

コロナだからではなく昔も今の同じ事。

区別はOK

差別はNG



2020年8月17日

空襲体験者の話

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 9:34 AM

岐阜県大垣市に住んではや8年になる。新興住宅が日に日に建てられてはいくものの私の部落は本村といわれる農村部落。私以外のほとんどは田畑を持っておりその半数くらいが米作りに従事している。夜になると救急車や犬の鳴き声が何キロも先から聞こえ、とにかく政(祭り毎)の多い『ザ・田舎』である。

そんなザ・田舎だから分からない事だらけ。その度に人に聞く事で親切丁寧に教えてくれる人情深い地域でもある。

ゴミ出しをしてから隣のおばあちゃんと立ち話となり、ひょんな事から空襲の話に発展した。

今年で87歳。まだ歩いて畑仕事ができる程体も丈夫で耳も遠くない。

生まれも育ちもこの家だから色々あったが、こんな事を若い人に話すと笑われると思って初めて話す。との前振りで話が進んだ。

「垂井町(関ヶ原町の東隣)から大垣市街にかけて爆弾を落としていってあんた(私)の家の北側の空き地にも落ちて爆発した。慌てて家族で堤防まで逃げた。」

鉄鋼や電気機器・繊維・紡績などの工場が今でも稼働している盛んな工業地帯でもある西濃地域だからか、空襲の標的の1つとなったのであろう。故に幼少時代は大変なご苦労をなされたようだ。

テレビで原爆や戦争の体験を語る特集番組はこの時期になると良く放送されるが、実際に経験した人から聞く話はそうそう無い。

貴重な立ち話だった。



2020年7月31日

ハード7:ソフト3

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:55 AM

例えばラーメン屋。

建物があって内装を整え、器・調理器具・こだわる店は製麺機などの投資をし、仕入れをしたら、味の追求とお客へのサービス。

味を美味くするのも不味くするのも人。
居心地よくするのも不快にさせるのも人。
綺麗にするのも汚くさせるのも人。

人気店には他店にない何かがあるはずです。

幼稚園・保育園・放課後等デイサービスにお世話になっている仕事ですので、設備もさることながら人を見てしまいます。

☆設備が整っているのに生かしていない。(園庭の鉄棒が高すぎる・ボルダリングの握り場所がいつも一緒)
☆職員は多いのに上手く回っていない。(頭数だけ揃えられ、やる事がわかっていない)
☆こだわりが強すぎる。(英語に特化しすぎて保育が疎か・行事ばかりで遊びがない) など。

表題の割合は私の勝手な割り振りですので業種によっては割合が変わるでしょうが、物だけでは人は育ちませんし、人の役にはたちません。

高価な買い物や高価な契約こそ『人(担当者)』を頼ります。

「昔、この先生から教えてもらった体育のおかげで」と大人になっても思われる事を願ってスタッフ達は手抜きなく務めています。

子どもにも職員にも、出会えて良かった!と思える人に何人出会えるかです。また、そうなれるかです。



2020年7月30日

放課後等デイサービスの選び方

Filed under: わからなカン — スキップ江原 @ 8:39 AM

運動療育を掲げている私達スキップに全国から講師派遣の問い合わせがあり、たくさんの子ども達の笑顔に出会います。

人気の施設には理由があり、ダメな施設にもやはり理由があります。

多動で元気な子達が多い施設でも、社会性が身につき如実に変わっていく様がわかるケースがある一方、大丈夫かなぁ?と感じてしまう施設もあります。

そこで、私が感じた放課後等デイサービスの選び方・注意点をお伝えします。

① 施設の綺麗さや充実さに惑わされない。
ハード面(PC・建物・遊具etc)が充実していても、育てるのはやはり人です。

② スタッフがよく替わる事業所は要注意
会社でも習い事でも同じで、スタッフがよく替わる事業所は長く勤めている人に原因あり。辞める理由のほとんどは人関係です。

③ 「近いから」「便利だから」は親都合
子どもの人生の基盤づくりは10歳までとよく言われます。それまでは手を抜く事なく極力尽力を尽くして下さい。そこからの8年余りはどんな子でも必ず反抗期に突入しますので。

④ 送迎利用ばかりでなく、時間があれば迎えにいく事。
迎えにいく事で施設内の取り組みや他児の表情・雰囲気が感じ取れます。我が子だけではなくスタッフやよそのお子さんを時々見るのも大切です。

⑤ 良い事ばかりでなくデメリットも言ってくれる人がいればGood。
人は良い事しか言わないものです。そんな中でも「当施設はココが欠点なんです」と言ってくれる人がいる施設はまず間違い無いでしょう。欠点が分かっているわけですからますます良くなっていきます。

⑥ スタッフが楽しんでいるか?
②にもつながる事ですが、業務的に行っている雰囲気のところは前回と同じコメントや形式上の言葉しか言いません。出来た事や挑戦した事があれば自分ごとの様に説明するのが人というもので、スタッフ自身が子ども以上に楽しんでいる施設に預ければ、お子さんの成長にも大きく影響していきます。

 

まだまだ綴りたい事はたくさんありますが、大人の直感で我が子を最適な施設に預けてあげて下さい。



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